1989年12月1日, 新たに陸軍特殊作戦コマンド(United States Army Special Operations Command/U.S.ASOC)が創設されると第160特殊作戦航空グループはその指揮下に移り, 第129特殊作戦航空中隊(元第129戦闘航空中隊)は連隊になった際の第3大隊の大隊本部付き中隊に指定されました. また, 同中隊から抽出されてパナマで前方展開部隊となっていた第617特殊作戦航空分遣隊(元第617航空分遣隊)は, パナマ侵攻作戦の終結と共に米軍部隊がパナマから撤収する際, プエルトリコに移動し, 連隊になった際の第3大隊D中隊に指定されました.
<Operations EARNEST WILL and PRIME CHANCE(1987年7月〜1989年8月)>ペルシャ湾. イラン・イラク戦争中, 海上を航行するクウェートのタンカーをイラン軍の攻撃から守るため, SEALチームを輸送.
<Operation MOUNT HOPE III(1988年6月)> チャド. リビア軍が放棄したソ連製MI-24ハインド攻撃ヘリコプターの輸送作戦. 最初は米政府の他の機関が輸送を試みたが失敗したため, 第160特殊作戦航空グループに命令が回ってきた.
<Operation ACID GAMBIT and JUST CAUSE(1989年12月〜1990年1月)> パナマ. 前者は本格的な侵攻が始まる前に行われたもので, 現地の刑務所に捕らわれていた米ビジネスマン(CIA要員だったという話も…)を救出するためにデルタフォースを輸送. 後者はコロンビアの麻薬組織と関係疑惑があった独裁者マニュエル・ノリエガ将軍の捕獲を試みた作戦.
<Operation DESERT SHIELD and DESERT STORM(1990年8月〜1991年4月)> 湾岸戦争.