公的地位 公用語 ドイツの旗 ドイツ オーストリア スイスの旗 スイス(ドイツ語圏) リヒテンシュタインの旗 リヒテンシュタイン ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ベルギー Flag of Trentino-South Tyrol.svg トレンティーノ=アルト・アディジェ州(イタリア) Flag of Alsace.svg アルザス地方(フランス) Flag of Lorraine.svg ロレーヌ地方(フランス)
英語は大母音推移を蒙ってつづりと発音の乖離が大きく、またイングランドがフランス語話者のノルマン人王朝の支配などを受けたり、ケルト系のウェールズ・スコットランド・アイルランドを支配したりしたため、他言語から長年にわたり語彙を借入したことによって発音の例外が非常に多い(アルファベットの読み方と違う読み方をする語彙が相当数存在する)が、ドイツ語の場合はつづりと発音の関係は規則的である。いくつかの例外(例: eu を [ɔʏ] と発音する等)を除いてローマ字通りに発音するものが多い。詳しくはドイツ語音韻論を参照のこと。 英語では代名詞以外は格変化しないが、ドイツ語では一般名詞およびそれに結びつく冠詞、形容詞にも主格・属格・与格・対格の格変化が残っている。ただし近年口語を中心に属格の衰退が著しく、英語の of に相当する前置詞 von が代用されたり、属格を用いる前置詞に与格を用いることが認められるようになってきている。 英語では名詞の性は消滅したが、ドイツ語では男性名詞・女性名詞・中性名詞を区別する。 英語では動詞の人称変化は3人称単数現在の -s(例: make → makes)と be 動詞とを除いて全て消失したが、ドイツ語では4〜5通りに活用する(例: ich gehe、du gehst、er/sie/es geht、wir/Sie gehen、ihr geht)。 英語では衰退した接続法(例: I suggest that he go there at once.)が、ドイツ語では幅広く使われる。 英語では基本的に主語+動詞+目的語のSVO型だが、ドイツ語では動詞の位置が2番目(平叙文)、1番目(疑問文・命令文)、あるいは文末(副詞節など)というように変化する。本質的には日本語と同じ主語+目的語+動詞というSOV型である。V2語順を参照のこと。 英語では複合できる名詞の数が限られるのに対し、ドイツ語では複合名詞がよく使われており、とても長い単語がある。例として、「Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaft」(ドナウ汽船電気事業本工場工事部門下級官吏組合)などが挙げられる。辞書にない単語が作られる場合もある。 ↑ 英語では複合できる名詞の数が限られているっていうのは知りませんでした。(管理人)