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象眼3rdコミュの071#ウクライナ/NATO東邦拡大のせい!論の間違い

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自称、平和論者の中で、
・今回、米国はまったく軍事介入しなかったので
 いつもは必ず出張ってくる米国批判テッパンができず、
・かつ、ウクライナ応援する大衆をバカにして
・NATOが東邦拡大しない約束を破った事が、
 ロシアの軍事侵略の大きな要因になっている的な論を
 言って「オレって賢いアピール」する輩

が、出てきたので批判しておく。
(以下のれいわ、それとホ○エモン某もYouTubeでうれしそうに
 何のためらいもなく公言して己のバカをさらしていた)

まず、自由民主主義を善しとする者なら、単純だろうがウクライナ
を支持する事は当然である。ヘンな異論を気にする事はない。
堂々とウクライナを支持すればよい。
後述で述べるが、自由な政権批判を言って投獄/暗殺されるような
軍事独裁国家など、どんな汚い手を使ってでもこの世から消し去る
べきである。
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<れいわ新選組のハズしまくり>

ロシア非難決議について、れいわ新選組だけが棄権した。
普通の「○○非難決議」の多くは形式的で実効性がないものだから
棄権する事自体をアレコレ言う気はないが、その理由が大問題で
言わずにおれん。

 (2/28)
 れいわ新選組公式ツイッター
 政府、非難決議を棄権する理由
 https://twitter.com/reiwashinsen/status/1498263880807567360

反対する理由
本決議は具体的な停戦和平へ向けた現実的な内容がなく、
デモンストレーションになっている。かつ、以下の重要事項が
足りないとして反対しているらしい。
れいわ新選組が思う「抜け落ちた内容」の骨子は次のとおり。

1、ウクライナ難民を受け入れる
2、プーチンの核兵器恫喝を強く非難する
3、ロシアの暴走だけでなく、欧米主要国が旧ソ崩壊時の約束である
  NATO東邦拡大せず、を反故にした事にも目を向ける
4、国内対策のどーだこうだ・・・

重要なのは3である。

★NATO東邦拡大が、今回の要因、説★

ロシアだけ叩くな、欧米も約束を破ってNATO東邦拡大して
ロシアに脅威を与えている、という主旨だ。
まず、
事実認識が違うし、このレトリックはロシアの正当な主張ではなく
旧ソ時代の軍事独裁を復活させたい為の言い訳であり、それに完全に
沿っている。
つまり、この筋はロシアのプロパガンダにハマっていると言える。

れいわ新選組は、自分では思ってもないだろうが結果としては
世界の民主化拡大を阻害し、欧州を冷戦時代に戻す蛮行、というより
危険思想である。

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<あるのは口約束>

NATO東邦拡大はウソではない。結果としては起こっている。
しかし、そもそも論だが、それはロシアが主張するような
・旧ソ崩壊時、旧ソの体制保証の為に約束された条約ではない
というか、そもそも条約が存在しない。あるのは口約束である。

 独統一の際、NATO東方不拡大の約束はあったのか?
 https://bit.ly/3Kayx9r

紆余曲折、とっても複雑なので、スッキリとは言えないが、
断言できるのは「あったとしても口約束」これは間違いない。
(あのさあw。口約束って条約でも何でもないでしょう)
かつ、
その経緯もドイツ統一=ベルリンの壁崩壊の混乱でNATOが
旧東ドイツを越えて旧ソ連領まで武力行使しない事を確認した
ものでドイツ紛争の中で生じた口約束である。
ソースのとおり、その後の様々な紆余曲折で、口約束が信頼関係で
重視されたりされなかったり、結果として現在までNATOの条約
の中に「NATOは東邦ロシア領に対して武力侵攻しない」などと
いう条約はひとつもない。あるワケがない。
NATOの大原則は加盟国が他国から軍事侵攻を受けたら、集団的
自衛権をすみやかに行使して加盟国の被害を食い止める、それが
すべてだからだ。
ある国には特別に攻めない、などという奇怪な事が逆にできない。
だから、原理原則であれば、米国が加盟国に理不尽に武力侵略を
すればNATOは米国相手でも戦う(勿論、同じ西側陣営として、
そんな事はないが)。

だから「NATO東邦拡大が今回の要因、説」は基本的にデマだ。
勿論、ロシアは己の不利になるから、当然、それを言い続ける。
NATOが動かなければ、コチラも動かない、とウソを言う。
ロシアはNATOが怖いのだ。

そもそも、
約束や協定を破りまくって武力を使いたい放題のロシアが、今更、
しかも口約束を、ああだこうだ言うなど悪いジョークだ。
そんなナイーブで自己中な解釈=言い訳など現実世界で通用しない。
そんなにNATOが怖いなら、
オトナとして他国と地道に外交努力をして、信頼を醸成して、口約束
を正規の条約にすればよいだけだ。当然ながら西側の懐疑払拭の為、
相応に己の武装削減履行が伴う。
それをせず=己の武力は手放さぬままであれば、西側だって信頼醸成
など不可能だ。
そうして口約束のままにしておいて、我慢できずに自分から暴力を使い
「口約束を守らないオマエのせいだ!」というなど、クソガキのケンカ
レベルでしかない。

更にだ!!!
ドイツ統一から今日まで、ロシアが主張する類のNATO東邦拡大は
起こってはいるが、その因果律が違うのだ。
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<東邦拡大が起こった正しい経緯>

まず、ロシアが主張するような、
・欧米のNATOだか何だか知らんが、そういう主体が、
・ロシア弱体化の為に
・東邦拡大した
などという奇妙な因果律など、この世にはない!

東邦拡大した因果は、
・旧ソ崩壊によって
・それまで自由を奪われていたソ連邦圏の国家たちが、
・自由と民主と民族自決を求めた国家運動によるものだ。

  ★×東邦革命★→★○東欧革命★ 誤記失礼

・その主体は、ソ連邦からの支配を拒んだソ連邦国家たちである。
 →欧米のNATOだか何だかという主体が策謀したのでもなく、
  約束を反故にしたのでもない
・ソ連邦離脱には、どうしても軍事力の裏付けが必要である
 →何もせずに民族自決だけすれば旧ソ=ロシアに軍事侵攻され
  解体されるだけだ。
 →それ程、旧ソ連〜ロシアの軍事力と、その使い方は多くの国家
  の賛同を得るものではなかったという事。

つまり、

★欧州民主化を求めた事とNATO入りは同義=セットである★

だから「NATO云々がけしからん」という事は旧ソ連やロシアから
民主化として独立する事はけしからん、と言うに等しい。
勿論、旧ソ〜ロシアの共産主義を信奉するコミュニストなら、それで
よいが、そうではない民主主義国の者が、それを言うなどありえんし
だったら、どうそロシアの軍事独裁国家に引っ越していただきたい。

仮に
・約束が正当だとしても、
・「自由になりたいので守ってくれ」という国家に対して
・ロシアとの約束だから、旧ソ連の国は加盟させない!などと
 突っぱねれば、前述どおりNATO自体の崩壊だし、
 民主化を望む国を支援しない方が人道的に大問題というものだ。

更にだ!それを望んだのは旧ソ自身だろ!
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<東邦拡大はロシア自身がペレストロイカで起こした>

1989年マルタ会談(ブッシュ〜ゴルバチョフの宣言)
「〜武力の脅威、不信、心理的・イデオロギー的な闘争は、もはや
 過去のものになった。私はアメリカ合衆国大統領に対して米国と
 戦端を開くことはもはやないと保証する」

ペレストロイカ
改革の一環として、旧ソ連時代の「ブレジネフ・ドクトリン」撤廃

ブレジネフ・ドクトリン=制限主権論
内政不干渉の原則(1945年の国連憲章第2条第7項で再確認)を尊重
しつつ、社会主義陣営全体の利益の護持を目的とする場合に限って
例外的に武力介入を伴う内政干渉が許容されるという論理

つまり「オレ様が不都合だ!と思ったら他国に武力侵略できる」
という、理論というにはあまりにもバカ過ぎる。しかし軍事独裁とは
そういうバカをマジメにやってしまう故に軍事独裁なのだ。

ゴルバチョフは新ベオグラード宣言でブレジネフ・ドクトリン否定、
★東欧各国の自主性★を認めた。
この事は、
・東欧諸国はソ連からの干渉を気にせずに
・共産党体制の改革を進めることができ、
・やがて体制転換をもたらした東欧革命につながった。

つまり
・旧ソ連が自分で立てた制限主権論の撤廃で、東欧革命が続発し、
・共産主義の全体主義から逃れたい国家たちがNATO入りして
 軍事的後ろ盾を得て初めて民主国家として成立できた

のである。
エリツィンまでのロシアは、一応、その路線を守っていた。
(内実は色々あるが、面倒なので割愛)
それを転換し、
・旧ソ時代の制限主権論に戻したのがKGB出身で暗殺など屁とも
 思わないプーチン独裁であり、
・まさに!その制限主権論どおりに今現在、ウクライナに軍事侵略
 しているのだ!

更に更に!
NATOが世界の果てまで拡大しようが、他国に武力を使わなければ
NATOはロシアに何もしないし、できない。
・今回、(詭弁だが)ロシアの主張を認め「ウクライナが民主化運動を
 軍事で弾圧している!」というなら、
・ロシアこそがNATOに頼んでウクライナの暴挙を武力で防止せよ!
 と言えばよいではないか?
 頼むだけで、黙っていてもNATOがヒドいウクライナを鎮圧して
 くれるのだろう?

つまりは、すべてロシアに都合のよい詭弁なのだ。

今、必要なのは、世界がアレコレ悩む事ではない

★ロシアよ!己が立てたブレジネフ・ドクトリン撤廃を思い出せ!★
★己が立てた東欧各国の自主性容認を履行せよ!★

と言えばよいだけなのである。
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<どんな手を使ってもロシア/支那の軍事独裁は叩き潰せ>

まず、
コミュニストなら「NATO東邦拡大・論」を許す、というか、
コミュニストなら必ず共産思想の同胞を擁護する義務がある。

れいわ新選組の主張は、
前述の諸々をすべてすっ飛ばし、結果として旧ソ時代の制限主権論に
回帰しているロシアの理論=屁理屈を、そのまま肯定しているという
驚くべき無知である。更に無残なのは前述の様にNATOの、
・事実経緯が違うし
・因果律が違うし
・主体が違う
つまり、何から何まで事実をハズしている。始末におえない。

そして!だ!

国民の自由言論者を投獄/暗殺する国家を擁護してどうするのだ!
そういう国家は難クセでも約束反故でも、どんな卑劣な手を使って
でも崩壊させるべきである。
自由民主を善しとする国家の政治家がソレをせずにどうするのだ!
国民の人権を認めない国家、その権利を守ってどうするのだ!

れいわ新選組の主張は、
殺人を犯した者も人間だから刑務所で自由を奪う事は人権侵害だ!
と言っている様なものである。

同じ人間であっても殺人を犯した者の主張/権利は奪われる
同じ国家であっても国民の自由を奪う国家の主張/権利は奪われる

それの何が悪い?
・人権を守れと言うと、人権を守らない者の人権まで守らなければ
 ならないのか?
・それは「人権を守らない者」を認めるというもので
・つまりは人権を守らない!という事だろう?

れいわ新選組は「国民の自由を奪う国家」を罪だと認識していない、
という事になってしまっている。

そうでないなら=国民の自由を奪う国家は罪だと思うなら、
ロシアの主張をアレコレ考慮する前に、まずはその蛮行を裁くべきだ。
だから、民主国家として非難決議を出して、まずはその蛮行を裁こう
としているのだ。

罪人はまずは牢獄へ入れる。
その後、反省したなら牢獄から出す=主張や権利を認める。

それでよいのである。

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