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象眼3rdコミュの032#小生のRUN軌跡

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KIMに対抗して小生のRUN軌跡を述べる(`ヘ´#)

「イイ歳して張り合うな!」ってか(笑)

と言っても中学生の頃の話しね。

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<オレが選んだのではない!>

中学入学の際、部活見学の結果、野球部に入った。
小学2年から町内会で野球をやってたし、学校の仲間と
休み時間や放課後、毎日、草野球をやってたから、中学
も野球だなと思いつつ、実はバスケ部など、他の部活も
考えていた。ソレは、ひとえに、

・野球部は地獄だ!
・先輩からのシゴキがハンパじゃない!

との噂が、新一年生に蔓延していて、かつ、髪型もボウズ
だと(まあ、髪型はそんなに厳しくなく、長髪のままでも
誰からも強制されなかった。丁度、小生らの年からゆるく
なった。この前年まで先輩たちが新入生の頃は、シゴキも
上下関係もハンパなかったらしい。ソレはよろしくないと
皆で相談し、理不尽な上下関係は無くしたそうだ)。

で「まあ、見学だけはしとくか(でも入らないけどね)」
というノリで見学に行った。

すると、小学校での悪童仲間がすべて揃っていて「おー、
オマエもやっぱり野球部だよな!」と言われ、皆が入るなら
入ろっかな・・・的な完全な付和雷同であった。

で「噂」だが、100%・・・事実だった。

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<しごき!当たり前、地獄の日々>

噂は本当だった。

新人初日と2日目は玉拾いと見学。
そして3日目・・・

「今日はグランドではなく正門に集合」との事であった。
先輩らは総じて不機嫌、寡黙。・・・嫌な予感。

で、監督先生がくる。
(この先生は元、東海大学の男子ソフトボール部エースで
 端的に言うとバリバリのアスリートである)

監督「はい!じゃ、今日ハーフ!」

同時に、周囲の先輩達が互いに顔を見合せて「げんなり、
しかめっ面」(マジかよ・・・)的に、全員不機嫌。
小生ら新人はきょとん、としつつ、先輩達の不機嫌に触らぬ
なんとかで、余計な事言わない様に、と皆が本能で察知して
沈黙。

先輩達は不機嫌のまま、屈伸/準備運動、マネする新人皆。

監督「はい、行くぞ!」

と言ってスッゴイ勢いで正門を飛び出して公道を走りだした。
先輩も続いた、新人皆もバラバラと続いた。

こうして40人近くの練習着の列が出来た。

どうやら、学校周辺のランニングだ!と新人も理解した。
しかし、どこをどう走るのか?すら解らない。ゴールも。
走りながら先輩に「何処行くんスか?」と尋ねると「学校に
戻ってくるだけ!ついて来りゃイイだけ!」と不機嫌に言う。

既に監督は30m以上はるか彼方である。

小生は同じ一年生に向かって無邪気に「学校戻ってくるだけ
だって!」と言うと、仲間は「バカ!このペースにはぐれたら
戻れないんだぞ!」と言われた。

小生は初めて事の重大さを理解し、恐怖と戦慄を覚えた。

5分程度しか経っていないが、新人ほとんどはギブアップ状態、
ダラダラの汗、ぜんそくの如くゼーゼーという息、涙目。ペース
は尋常ではない速さで、生まれて初めて体験する速度。「ランニング」
というより50m全力疾走が永遠に続く、に近い。

実は脱落者の為、先輩が街中の曲がり角など要所要所で待って
いて、最後尾が迷わないように配慮はされている(実はサボりたい
先輩が、好んでこの役をやっていた)。
しかし、脱落者には、当然ながら先輩の罵声があり「ちょっとだけ
休ませてください」など有り得ない、逆にやっとの事で追いついて
ヘロヘロ状態からペースアップしなければならなかった。

小生は目の前が、真白に光ったり真っ暗になったりしながら、いつ
失神しても不思議でない状態で、最後尾のドンケツで走り続けた。
そうして1時間30分近く、奇跡的に学校正門に到着、20分以上
前にゴールした監督以下皆が、涼しい顔で待っていた。

小生は、一歩も歩けないパンパンな足を引きずり、ココロの中で
(いやあ、今日の練習はキツかったな)と振り返っていると、

監督「はい、じゃ練習!グランド!」

(えっ!?これから練習するの?)

新人皆も、ホントに絵にかいた様に(えっ?)という表情で、先輩
が「いつまで休んでんじゃねーよ!早くしろ!まだ5時だろう!」
と怒鳴られた。
(確かに、昨日までは18時30くらいまで練習していた・・・)
そうして思いだした。
監督「今日ハーフな」・・・ああ、ハーフって、そういう事なのね。

そうして、地獄の練習が始まる。
さて、翌日もハーフであった。
この2日のハーフ&練習で、新人20人近くが退部した。グローブ
もバットも使う前に消えて行った。

小生は、いつ「ハーフ」が「フル」に変わるか!だけを恐れていたし、
新人皆も同じだった。授業休憩時の話題も「フルってどんだけだよ」
「いつだよ」「オレ、やめよっかな」など「フルの恐怖」が日増しに
都市伝説的に拡散していった。

練習時、先輩に「ハーフだから、じゃあフルは、どんだけっスか?」
と聞いても「ハーフだから倍じゃねーの?」とニタニタし、先輩皆で
しめしわせて言わない様子である。中には、やさしい先輩が「大袈裟
だけど、ずっと走ってろって事だな」とあっさり言われて、ホントに
背筋が凍った。

フルは、例えば土日などに練習する時、レギュラーが練習試合など
している間、学校の周りをずっとランニングし、試合が終わると戻り、
休憩入れて、ダブルヘッダーの午後、また走り続け、と「朝からずっと
ほぼランニング」を言う。あまり無いのだが、これに近い「午前中ずっと
ラン」や「午後ずっとラン」は普通にあって、皆はソチラをフルと認識
していた。
とくに炎天下の真夏のランは苦しかった(只、夏近くになると新人も相応
に慣れ、先輩らの目を盗んでサボる=休憩する術を覚えていく。だって、
そうしないと、ホントに倒れてしまうから)。
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<基礎体力になりました>

幸い、というか、ある意味不幸というか、小生は1年生からピッチャー
の即戦力として、少ない1年生ベンチ入り要員だった。ソレは、どこの
学校でも投手は品薄、数を揃えておく必要があった為だ。ケガなどして、
投手1人では試合自体ができなくなる。
しかし、同じく少ない1年生ベンチ入り要員の野手らを横目に、小生は
むしろ、投手としてベンチ入りの後の方がランが増えた。ソレは監督が
投手の基礎体力=カラダ作りを重視していた為だ。

投手は試合中の運動量が多く(野手は球が来るまで動かないが投手は常に
全力で動き続けている)、肩ヒジの負担も足腰下半身の弱さから生じる、
それは大学で投手だった監督自身がよーく熟知していた為である。

今でも不必要と思える程、走らされた。1年生は投球練習より走る時間の
方が多かった。同級生のバレー部女子からは「○○は野球部なのにずっと
走ってるね」と不思議がられた。不思議なのはコッチの方だったが。

蛇足だが、この女子から2年にコクられて交際した。独りで黙々と走って
いる姿が、孤独ひたむきに見え、母性本能がくすぐられたらしい。まあ、
小生は走りながら、ココロの中では(この苦しさ、今夜はどのアイドルで
抜いて晴らしてやろうか?)と性欲の事ばかり考えていたのだが・・・。

おかげで、最初は万年ドンケツだった小生も、1年が終わる頃は、陸上部
の長距離選手と同列に並ぶ程、ランのスピードが上がっていた。1年最後
の全校ロードレース大会では陸上部のワンツーに次いで3位=野球部では
トップだった。

人間、精進してみるものだ。

当時の中学部活、特に屋外の運動部の運動量はハンパなく、まだまだ子供
のカラダ、しかし、炎天下でも1日運動できるだけの運動量が求められ
(大袈裟でなく)個々人の体力の限界MAXで練習する日々であった。
そして、その事は隠居宣言した今も、というか、今こそ、成長期の鍛練の
結果が如実に表れている事を痛感する。

何度も述べているが、
小生は長生きは目的ではない。短命けっこうだ。寝たきりで病院ベッドで
逝ってもよい。勿論、健康に留意、健康の為に運動する人も何ら結構だ。
それでも若い頃の、発育盛りの「ある程度の運動=カラダを鍛える事」は
できるなら、あった方が良いとは思っている(己の体験上)。
只、そのままで体育会系の生涯、コチラにも反対だ。

・ある程度の基礎体力、スポーツする楽しさも理解しつつ
・芸術への感性、もの静かに過ごす術も覚え、
・オツムとカラダ、バランスある人間として成長できればベストである

カラダ方面は「成長期」という期間限定がある。
しかし、芸術/感性も、やはり「多感な頃の感性」という期間限定だ。

ドチラも、そのうち・・・とは行かないのだな。

発育期は、両方すべて同時に育んでいく必要があって、超多忙/超濃密に
過ごさねばならないのである。
別に難しい事はない。大昔から、子供は皆、そうやって超多忙/超過密/
超濃密な時間を過ごしてきたのだ。小生もアナタも。








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