象眼３ｒｄコミュの１２０ー２＃猛暑で勢いを増す温暖化論）２／２

続き
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＜５、ＣＯ２が上昇できる運動エネルギーが無い＞

気温とＣＯ２の因果律を考えると「人間ＣＯ２で温暖化」の論には、とっても
奇妙なことがある。

　　★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
　　「人間ＣＯ２で温暖化した」論には、
　　ＣＯ２が大気圏に上昇する運動エネルギーの説明がない
　　★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

この論点は非常に重要だ。象眼テッパン「正しい因果律」である。

自然な因果律は
　因）気温上昇→果）ＣＯ２増。

である。仮に、この因果律を無視した人間ＣＯ２で温暖化であれば、

気温上昇は起こっていない環境において
　因）人間ＣＯ２増→（温室効果ガス）→果）気温上昇
が起こった事になる。しかし、この説明はＣＯ２特性を考えれば成立しない。
仮に気温上昇がなくてＣＯ２増加だけが先行して起こったらＣＯ２はどうなる？

・まず、ＣＯ２は多くが海水に吸収される（残りは地中に吸収される）。
　だって気温上昇がなく蒸発しないのだから。地球面のほとんどを占有する海水に
　行くのは道理だ。まあ、一部が大気中に行くかも知れないが、否！行かない、
　というか行けない。気温上昇がなくて蒸発しない、から。
・温暖化論者は人間が出すＣＯ２ほぼ全量が温室効果ガスとなる。その後、気温が
　上昇する、という因果律を熱弁するが、
・地表のＣＯ２が大気圏の温室効果ガスになる為には、ＣＯ２が空気上昇していく
　運動エネルギーが必要になる。

　　★ＣＯ２は、どんなエネルギーを使って大気圏まで上昇できるのか？★
　　★気温上昇による水蒸気の蒸発もない状態で・・・　　　　　　　　★

・気温上昇がないなら、ＣＯ２には上昇移動の運動エネルギーが与えられない。
　どんなにＣＯ２が増えようが、上昇運動エネルギーはどこから来るのか？
　この問いに温暖化論者は答えを持っていない。
・答えは、ＣＯ２に上昇する運動エネルギーを与えるのは気温上昇だけである。
　よって気温上昇のないＣＯ２増加が起こっても、温室効果ガスにならず＝なれず
　海中深くに吸収されるしか、行き場がない。
・つまり人間の出すＣＯ２で温室効果ガスが増えるなら、その主因は気温上昇である
　気温上昇が先にあって、それで人間の出すＣＯ２が温室効果ガスになった
　人間の出すＣＯ２を上昇させた「先に存在した気温上昇」この原因を解明する事が
　主眼でなければならない。
・気温上昇はある。人間ＣＯ２も増えている。しかし、その因果律を正しくみないと
　原因は解らない＝温暖化のロジックが解らない。
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＜６、縄文海進＞

安定的サイクルで起こる温暖化の事例として「縄文海進」という事がある。
（ＷＩＫＩ詳細）
縄文時代の頃１万６千年前〜ピーク６千年前まで、日本列島周辺は温暖化で
約１万年かけて海抜が１２０ｍ上昇した（年平均１〜２センチ上昇）。
ピーク時の気温は現代より１〜２℃高かった。

つまり「地球の気象」とは、そういう超長期のロングスパンで緩やかに粛々と
変化し、その規模は海面上昇１２０ｍ！である。東京、否、関東全域が海底に
沈んで消える。

地球という惑星はそういう星なのだ。人類にとっては許容できない変化だが、
しかし、地球は人類が生活し易いように活動しているのではない。
人類が反省し、石油を燃やす事を止めても、そんな事は地球には一切関係ない。
石油を燃やそうが、縄文時代に戻ろうが温暖化して海水は１２０ｍ上昇する。
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＜７、人間ＣＯ２温暖化を主張する専門家たち＞

コチラも南極データを根拠としているが、逆に温暖化論の根拠としている。

　（2023年7月27日）
　世界的熱波の原因は、南極で起きている「270万年に1度」の超特異現象？
　http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/07/2701-1.php

　>南極の海氷面積が平年よりも大幅に縮小、「６シグマ」と呼ばれる異常事態
　>６シグマは統計的な発生確率が限りなくゼロに近いことを意味する。
　>シグマは標準偏差、つまり平均からのズレを表す数値で、この値が大きいほど
　>発生確率が低い特異的な現象ということになる

　>南極では６シグマ級のイベントが起きている。言い換えれば７５０万年に１度
　>レベルの特異事態が起きているということだ。
　>その後、ジェイコブソンとギボンズがツイッター上で議論、計算をやり直して、
　>最終的に「７５０万年に１度」ではなく、「およそ２７０万年に１度のレベル」
　>という結論に落ち着いた。

　>「これが一時的な現象なのか、大きな変化の始まりなのかは、今の段階では
　>はっきりしない。だが温暖化の進行に伴い、引き続き南極の海氷が減ることは
　>予測できる」

　>NASAによると南極大陸の氷床は年間約1500億トンのペースで融解している。
　>元凶は人間の活動だと、ハイルは言い切る。「海氷に影響を与える海洋温暖化と
　>大気の激しい撹乱はおおむね人為的な要因によるものだ。今ではそれを認めない
　>専門家はまずいない」

記事で引用されている専門家ツイッターも見た。

まず、記事を初見一読して「これは地球温暖化の事とは関係ないな」と読み取った
アナタは鋭い。この専門家、自覚していないかも知れないが、提示している事は
地球温暖化の事を語っているようにみえて、実は関係ない事を語っている。
（まあ、関係ないは言い過ぎで、主旨とは逆になっている、という事）

記事読解のポイント
・１９８９〜２０２３のデータである事。極めて近年の３４年間データだけだ。
　地球の気象を論じるという時、このデータの少なさは、そもそも仮説のネタ
　ぐらいでも使えるのか？→使えるワケがない。

・「人間のＣＯ２で温暖化」を主張したい時、近代産業革命が起こった１８００年頃
　から２００年のデータを使っていない事がそもそもダメである。
　仮に「人間のＣＯ２で温暖化」が事実なら１８００年頃から２００年で温暖化傾向
　が出ているか否か？を検証しなければ検証にならない。２００年の直近の３０年＝
　調べるべき期間全体の後半１５％だけを見て何が言える？
　３０年で「人間のＣＯ２で温暖化」を主張するなら「近年２０〜３０年でイッキに
　ＣＯ２を出しまくっている支那が地球温暖化の元凶だ！」と言ってほしいくらいだ。
　このデータなら支那悪玉論の方がまだ推論として妥当性がある。

・その近年３４年間データと今年が大きくズレている、というだけの事あって
　それをもって地球の気象変動を論じている事がそもそもナンセンスである。

　地球の年齢は４５億年と言われる。南極大陸が概ね現在の形に組成されたのは
　２５００万年前らしい。
　　地球の気象は何十憶万年という超長スパンの変化
　　南極大陸は２５００万年から
　　それに対し、
　　本データは近年３４年間の変化
　比較するスパンがあまりに違い過ぎる

・専門家同士が検証した結果、あっさりと７５０万年→２５０万年に大きく修正
　された事は、推論の理論式が、いかに雑か＝検証する人次第であっさり変わって
　しまう「本仮説の蓋然性の低さ」を示している。
　科学専門分野の事実認定は
　　「個人の説（仮説）」
　と
　　「査読＝検証／反論の繰り返しで、広く専門家にオーソライズ＝同意された
　　　定説（ていせつ）＝確定説」
　がある。この記事の論は「個人の説（仮説）」に属するものである。

・２５０万年に１度は、前述南極ボーリングで実際に３０万年データを確認した事
　と違い、６シグマの特殊性を仮に表現するなら２５０万年に１度というくらいの
　確率で特殊だ！という目安に過ぎないが、読む者が「南極異常は２５０万年ぶり
　なのか」とあたかも２５０万年前の実測値を確認しているような誤読を招く。
　勿論、２５０万年前がどんな気象だったか？専門家は何も確認していない。

・「一時的な現象か、大きな変化の始まりかは、今の段階でははっきりしない」と
　言っているが、仮にこれが一時的現象なら、この南極変化をもって「温暖化は人間の
　ＣＯ２原因」とする論は成立しない事になる。つまり、
　「現段階で、この南極変化が人間のＣＯ２による温暖化かどうかは解らない」
　と言うのが、本分析の結論になる。
　しかし、解らないと言いながら同時に、
　「南極大陸氷床融解の元凶は人間の活動」
　「海洋温暖化と大気の激しい撹乱はおおむね人為的な要因」
　「それを認めない専門家はまずいない」
　と言っている。
　まずは自己矛盾だ。南極データを示しているが、その事実から科学的な方法論で
　人間ＣＯ２温暖化を導き出しているのではなく、結局はすべて推論、個人の想像
　になっている。しかし、読者は冒頭で南極データが示されているので、事実に
　即した結論かのように錯覚してしまう。

・科学における真実は多数決ではない
　前述、科学専門分野の事実認定も、そして「それを認めない専門家はまずいない」
　の主旨も、多くの専門家が賛成している、という多数決である。
　コペルニクスが提唱した地動説は（宗教権威の影響もあって）多くの天動説論の
　識者／権威で総否定され、真実が認められたのは彼の死後数十年も経っての事だ。
　ことほど左様に専門家の多数意見と真実は別の事柄である。
　この歴史的事件が示す事は、
　　科学にとっての真実とは、
　　その説が多数か否かではなく
　　ひたすらその説が事実か否かの真実探求でしかない
　小生はこれら雑学を知っているので、専門家多数が温暖化だ！と言っても何とも
　思わない。１００人の正論が間違いで１人の暴論が正しいなど世の中ザラにある。
　アナタの会社でもあるだろう？

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コチラの「煽り記事」も、本件を読んだ後なら冷静に整理できるだろう。

　（2023年7月29日）
　地球の気温「１２万年ぶり最高」古気候学者、温暖化警告
　https://tinyurl.com/bde2pdmv

　>2023年7月の世界の平均気温が観測史上で最高となる見通しだと発表。
　>観測記録のない太古の気候を探る研究者は「地球の平均気温はおよそ
　>１２万年ぶりの最高気温を記録した」と温暖化の進行に警鐘を鳴らす。

警鐘とはなんだろう。
「温度上昇が安定サイクルで起こってるぞ！」と警鐘したいのだろうかｗｗｗ

前述、「南極コアの分析」を知らない者は「１２万年ぶり」の「１２万年」
の部分に過剰反応して異常！と思う。そして「ぶり」が示す事実を見逃す。

★言葉への感度／感受性が足りない★

「ぶり？では以前にもあったということ？」
この発想ができるかどうかが、分かれ目になる。

はい、その通り。想定どおり１０万年ぶりの温度上昇期です。
２０万年前もそうでした。３０万年前もそうでした。
問題だとしても、地球という惑星は、安定的に同じサイクルで温度上昇が起こる、
そういう惑星なので、その事実をアレコレ言っても、どうしようもありません。
それを警告して、一体、どうしろ！と言うのか・・・。
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＜８、人間のせいで温暖化！タイプ分類＞

以下はすべて小生の完全な妄想である
（まあ、作法として留保したが、相当に事実だろうと思っている）

「人間のせいで温暖化！」これを主張する専門家は以下に大別される。

１、確信犯のウソつき＝権力側が準備したプロパガンダ要員
　　一応専門家の看板を持ち、最初からプロパガンダをする為の要員として
　　メディアなどに出続けて人間ＣＯ２温暖化！を扇動する専門家がいる。
　　これはコロナでワクチン推奨を扇動した専門家となったく同じ構造である。
　　事実がどうか？など、どうでもよい。指示されたとおりのストーリーを
　　拡散し続ける。

２、確信犯のウソつき＝利権／生活の為
　　現役研究者で、国家政府の研究予算を継続取得したいが為に、何がなんでも
　　人間ＣＯ２で温暖化！のデータを作り続ける輩がいる。
　　科学研究にはカネがかかる。カネを引っ張れる専門家が優秀だと言われる。
　　温暖化は各国政府が膨大予算を投入しての利権構造が完全に出来上がっている。
　　ウソでも人間ＣＯ２温暖化だ！と言い張っていればカネが出る。生活の為、
　　データやシミュレーションの変数を己の都合に沿うように改変してカネを得る
　　専門家は多い。まあ、前述のシミュレーション考察のように、数年後には事実
　　と乖離しバレるが、その頃には皆、そいつが何を言っていたか？忘れる。

以上が所謂、御用学者である。

３、思想者＝文明否定
　　引退した専門家に多い。科学技術の発展を人類暴走＝神への背信ととらえ、
　　自然回帰的な文明否定の思想者が、どんなネタでもいいので科学技術や経済
　　発展が、なにやら問題だとなったとき、首を突っ込んで阻害する。
　　カネでは転ばないだけに始末が悪い。
　　しかも、
　　自分は自然にやさしく、人間の本来あるべき姿を提唱する善い人、善人ヅラが
　　できる＝気分がよい。周囲も善人として尊大に取り扱ってくれる。なので
　　科学的にウソをついても自己嫌悪しない。専門家としての矜持も傷付かない。
　　故・坂本龍一もこの族になる。

　　似ているのが、ＵＦＯや宇宙人の存在を暴露する元軍人が増えている現象だ。
　　公聴会で宣誓して現役時代に米軍秘密基地にＵＦＯがあり、捕獲された宇宙人
　　を見た！という。軍人だけに説得力がある。小生は、これらは、すべてウソで
　　本人はウソを承知で言っていると思う。ＵＦＯ／宇宙人の存在を論じる事で
　　人類どうしで争う愚をやめ、平和になると、つまり善行をする善人として
　　平然とウソをついている。Ｑアノン系の陰謀論も、同じ精神構造だと思う。

４、思想者＝社会変革
　　資本主義を破壊し、社会主義の実現を願う思想者の中に、人間のせいで温暖化論！
　　を言う専門家がいる。あっさり言えば左翼界隈の専門家。東大閥の教授／助教授
　　に非常〜に多い。
　　彼らは賢いので、現実論としてＣＯ２削減など絶対できない事を知っており、
　　知った上で不可能なＣＯ２削減を言う事で自由資本主義の国家体制を攻撃する。
　　資本主義に統治権力が制限をかけろ！と社会共産的な経済実現を目指す。
　　コチラも見かけは３の文明否定の自然回帰に見えるので、善人ヅラができるが
　　抗議デモなど、その行動で「左巻きのしっぽ」が見えてしまう。
　　気象研究の専門家として温暖化論を語っているうちに、興奮し「野放図な経済に
　　ついて何らかの歯止めをかけないとならない」とホンネをゲロしてしまう。
　　総じて経済発展を善しとしない。批判を避けて断言はしないが「ゼロ成長」＝
　　資本主義弱体を意図している。

前述「６シグマ級」の記事も、小生の想像では３に族する専門家かな、と思う。
仮説として提示する事実内容があまりに稚拙だからだ。
普通、地球の気象を論じる時、３０年のデータで堂々主張するなど、即反論されると
理解する。そうして少なくとも産業革命からのデータを準備する。それをしないで
平然としていられるのは、自説が多少怪しくても、そんな事はどうでもよいからだ。

だって、己は人類にとって善き事を提唱する善人だから・・・。

・「地球の温度が上がっている、というネタ」であれば、なんでもかんでも集め、
・それだけではダメなので己の都合にあうように計算の変数を操作して、
・見る／聞く側が、さも「人間ＣＯ２で温暖化」かのように誤読するだけでよい
・自説が怪しく使い物にならない事も自覚している可能性が高い。
　でも、私は善人だ。善行をする事が重要で事実などどうでもよい。

天ぷらを作るとき、台所の温度が上がっている、というネタですら、
彼らの手にかかれば「人間ＣＯ２で地球温暖化」という仮説を作り出すだろう。

温度が高くなる事なら、なんでもイイのだ。