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SRABの推進会議コミュの第三のSRAを考察

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渦巻シリンダー、つまり導体の帯を絶縁体の帯と共巻きして渦巻状で筒状のコイルを作りその巻き終わりを一回りでショートしてシリンダーにした構造のSRA。
こうした形式のSRAがなぜ電界強度の強い輻射を示すSRA動作をしているのか、他のSRAと比較しながら動作を考察してみる。

コメント(11)

元々はUHF用SRAはほとんどコイル部分が小さくなり過ぎて作りにくいし良い性能がえられなかった。何とかならないかとか考えてふと浮かんだアイデアから生まれた。
やってみるとVU用としてはかなり性能が良いようだが、逆にHF用はなかなか周波数が下がりにくくて難しいことが判ってきた。
それでも性能を評価するにはHFの方が良いと感じてなんとかHF用が作れないか。
試行錯誤していたが段々と作れるようになってきた。
HF用はアルミを使うとするとある程度の幅で(例えば10Cm)長い帯状のシートが必要で、また絶縁ように同じ幅かそれ以上の同じ長さの絶縁シートが必要で、これがなかなか入手困難だ。
もっと幅の広いものを切って使うと加工が大変に成る。
試作としてはこの大変な作業をして作っていたが、確かにHF帯の共振とマッチングが得られることは判った。
そしてこれは今までのスタンダードなSRAよりも強い電界高度が得られるようだった。
ただ作るのが大変だ。
幅が広いことが工作のネックになっている。
では幅ぼ狭い入手しやすいアルミテープと絶縁シートではどうか。
5Cm幅なら入手しやすい。
しかしこれでは幅が狭すぎて今までのSRAの考え方だと良い性能はえられそうもない。
2つ並べれば10Cmになるので並列に接続したらどうか。
巻きはじめは接続し途中は絶縁したまま、巻き終わりは2つを橋渡しするようにシリンダーで接続した。
これがどう性能に影響するか。
実際にやってみるとあまりそん色ないようだ。
違うのは10Cm幅の場合には輻射の出所がシリンダーの中央は谷になりその上と下に2か所山があるような形で出ている。
2分割並列の場合の出所は違っていて、2つの境目のシリンダーの中央が山になっている。
先の谷の部分が一つ山になっているところが違うのだ。
それでも電界強度的には弱くなったようなことはなかった。
これの方がだいぶ作りやすい。

周波数は8MHz台だった。
下げる手段として3段巻いたのの一番下を解いて・・離して巻きなおし・・下と上を直列接続すなわちコリニアタイプにして周波数を下げる算段をしてみた。
周波数は7MHz台に下がった。
電界強度は今までより強くなった。今までのより良いのではないか。
試しに受信してみた。室内から7MHzが良く聞こえている。
ふと気が付いたのだが・・ノイズが少ない。今までは室内だとかなりのノイズがあるのだが。
何か理由があるはずだが、おいおい考えよう。

バラック組み立てのマッチングユニットなのでまだ送信は難しい。
実際感覚として良いと思っても飛ばない場合もあり得る。飛ばなければ意味ないので・・・
なんとか組み上げて実際の運用をしてみたいものだ。

現状ではこうした帯を巻いたコイルのインダクタンスは計算で求められない。
巻くほどに自分自身の材質のコアに巻いているようになってインダクタンスを下げる効果が出てくるので想定が難しい。
このコアの効果がVU帯用に適しているわけだ。
HF用には不向きな理由がここにある。
それでも試行錯誤で7MHz帯は行けるようだ。
今までシリンダーの内側にコイルを入れたSRA構造はやったことがある。
この場合シリンダー内部にソレノイドコイルを入れた場合にはどうやらコイルの線間容量が増えてしまってなのか良い特性が得られなかった。
ハニカミ巻きのようにシリンダー裏面に沿う面積が少ないように作った場合には良い特性が得られたが普通の形式との差はなかったようだ。普通より悪いことはあっても良くなってはいなかったようだ。コンパクトになる利点はあった。

今回の場合にはコイルとしてかなり違っている。
帯状の物を巻いてコイルにしているので今までの感覚とは色々と違った面がある。
計算でインダクタンスは割り出す方法を知らない。
巻けば巻くほど下側のシートが非磁性体的なコアの効果が出てきてしまい逆にインダクタンスをさげてしまう。
だからこそVHF,UHF用に向いていることになるわけだが、HF用は難しくなっている。

蚊取り線香のような渦巻コイルの線を幅広くしたような形のコイルだ。
シートをくるくる巻いて筒にした形状のコイルだ。
このようなコイルに電流が流れた時にどのような磁界が生じるだろうか。
その生じた磁界によって外側に設けたシリンダーへの誘導電流はどのように流れるだろうか。
電流は流れている過程、微視的な見方をした場合幅方向への電流の流れはどのような形だろうか。

シリンダーから輻射の出ている場所の違い。
幅広の巻きの場合と分割巻きの場合は出方が違った。
コリニアの2段の場合は上の段の下側が一番強くなっていた。

ちなみにスタンダードなSRAの場合はシリンダーの下側、コイルとの境目より少し上が一番強く出ているので分布はそれぞれ違うようだ。
これが何をいみしているのか?・・シリンダー状の加速荷電粒子(電子)の動きかたの違いと考えてみた。
帯状渦巻コイルの直流電流による磁界の出来方をチェックしてみた。
ソレノイドコイルと同じような磁界に見える。
コリニア2段の輻射角はほぼ水平でむしろ上向きのローブは無く、どちらかと言えばやや下向きのような観測がされる。
スタンダードなSRAの場合上の方にもある程度のローブを感じるが、これは上の方にはほとんど感じないようだ。
その分電界強度が強く出ているのではないだろうか。(実際に強く振れている)
幅広の場合には輻射の角度は2つ、上向きと下向きが観測された。
幅狭2段は1つでやや上向きの水平。
コリニア化した場合により水平になりおそらく水平を通り越して少しばかり下向きになったのかも。
難点としてはまず銅シートで作ったものは重いということだろう。
アルミでも結構重くなる。
利点はまだ実際に運用してみていないので、確実なことは言えないが・・・
実験的な電界強度は強い。ローブが上空に向いていないので電界強度が強くなっていると思われるがこれがHF帯の実運用で良い結果になるかどうかは判らない。(国内向きではないかも)
帯域幅が広いことは使いやすいだろうと思われる。
(7MHzで200KHz以上充分にあるようだ)

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