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リンパ節郭清はどこまで必要か?コミュの近藤誠氏の説について検証してみませんか

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以下『これでもがん治療を続けますか』近藤誠著より抜粋です。
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 なぜリンパ節郭清をするのでしょうか。
 この点、リンパ節ががん細胞で置き換えられ、腫れて硬くなっていた場合、それを放置すると、周辺の組織に浸潤(侵入)し、神経麻痺などの症状を引き起こすことがあります。したがって、硬く腫れたリンパ節転移を切除することには合理性があります。(以下投稿者による要約抜粋)しかし、腫れていないりんぱせつもごっそり切除する。その正当性は?
 ハルステッド手術は70年以上全世界の標準治療(乳がん)、その影響で他の臓器のがん手術にリンパ節郭清が取り入れられ、特に日本で盛んに。
 20世紀後半から世界各地で比較試験が行われた結果、リンパ節を郭清しても、臓器転移の出現率は変わらず、生存期間も延びないことがわかった。結局リンパ節は、臓器転移へ向けての中継基地ではなかった。臓器に転移する性質のがん細胞は、リンパ節にも転移していることが多い、というだけのこと。
 「リンパ行性転移」のメカニズムにより他臓器に転移するがんは、確かに存在するが、問題はそれだけなのか、だ。この点、血行性転移は軽視されてきた。転移ルートとしてリンパ行性転移がメインと考えられてきた。リンパ郭清により他臓器転移が減ると考えられたために、行われている。
 ところが、郭清するグループとしないグループの比較試験では、転移率も生存率も変わらなかった。リンパ節郭清が臓器転移の予防にならない理由は、初発がんを発見した時には、がんの臓器転移が既に生じてしまっているから。その場合、血行性に転移するがんも多い、と今は考えられている。
 郭清しなかった患者は、その転移病巣が放置されていることになる。にもかかわらず郭清した場合と比べ他臓器転移が増えないことから、リンパ節転移は、他臓器転移するための「中継基地」ではないと考えられる。つまり、リンパ行性により他臓器に飛ぶものは、初発病巣が発見される前に、さっさと臓器に飛んでしまっているのだ。
 リンパ節に転移していても、臓器に飛ばないケースが多いが、それはがん細胞との相性が関係している。臓器に転移する性質を持たないがん細胞は、いつまでもリンパ節にとどまる。
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まだ、近藤氏の著書をご覧でない方は、一度一冊目を通されてのご意見をお待ちします。

コメント(6)

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/medical/article/236303
リンパ節からは少し遠ざかりますが、在宅医療について興味深い記事がありましたのでご紹介します。
「末期がん、在宅でも寿命ほぼ同じ 入院と比較、筑波大
2016年04月06日19時04分 (更新 04月06日 19時56分) 」
ここでは、在宅医療の中身について詳しく触れられていませんが、入院医療と同じことをしているとは考えにくいです。
・入院設備と同じものを自宅に持ち込むことはできないし、
・入院して治療して、寝る時だけ自宅に移るなんてこともできないでしょうから。
末期がんとありますから。
つまり、追加手術や抗がん剤治療。在宅ではこれらがなしか、少ないかだと思うのですが。
だとすれば、これをどう考えるか、です。
http://www.gentosha.jp/category/ganchiryo2
「幻冬舎プラス」より、読みやすい形で近藤氏の執筆が読めます。
「がんは放置がいいとは思えません」 故・川島なお美さんが近藤誠医師を批判|J-CASTニュース 2015/12/15
https://www.j-cast.com/2015/12/15253292.html
近藤理論を放置してはいけない(勝俣範之氏インタビュー)|日経メディカル 2016/04/12

勝俣範之(かつまた・のりゆき)氏
1963年山梨県富士吉田市生まれ。88年富山医科薬科大学医学部(現、富山大学医学部)卒業。88年徳洲会病院で研修開始。92年より国立がんセンター(現、国立がん研究センター)レジデント。
自ら、内科各科を研修し、血液腫瘍、骨髄移植、婦人科化学療法に従事。97年に同病院内科スタッフとなる。2011年10月日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授に就任、現在に至る。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/cr/201604/546480.html
近藤誠氏との対峙の仕方(岩田健太郎) |BLOGOS 2017/11/09
http://blogos.com/outline/257974/

佐々木俊尚氏
「なぜ近藤氏の今の言説が生まれてきたのかを90年代に遡って考える。これは読むべき記事ですね。『今必要なのは近藤誠氏を罵倒することではない。対話することだ』」
https://www.facebook.com/story.php?story_fbid=1827151027314969&id=153481388015283
WIREDさん 投稿ありがとうございました。

ところでみなさん、興味深い一文を見つけました。
1992年の医師が書いた一文です。3年間ネットを見ていて、初めて思っていたことを医師が言っている一節を見つけました。推測では、「本当は医師たちの共通認識だが、表だっては言えない」ことの一つだと思います。

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