………［日本経済新聞2018 0628 16:43］………
「鉄人」衣笠さんに別れ広島・緒方監督「日本一の報告を」
写真
広島市で催された衣笠祥雄さんの「お別れの会」(28日午前)
プロ野球記録の2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれ、4月に上行結腸がんのため71歳で死去した衣笠祥雄さんの「お別れの会」が28日、広島市内のホテルで催された。午前は故人が黄金期を築いた広島球団から緒方孝市監督や新井貴浩内野手らが献花に訪れ、緒方監督は「秋にリーグ優勝、日本一の報告ができるように精いっぱい頑張りますと写真の前で誓った」と決意を立てた。
新井は「自分の小さいころのスター」と思いをはせ、発起人でもある球団の松田元オーナーは会場に並べられた数々のパネルを前に「すごく思い出深い。思い出すことがたくさんありすぎて、感情が押し寄せてくる」と涙ぐんだ。
多くの球界関係者も会場に足を運んだ。球団OBの山本浩二氏は「早すぎた。寂しい限り。キヌ（衣笠）なしでは私も成長していない」と、盟友の死を悼んだ。黒田博樹氏も「本当に偉大なカープの大先輩を亡くして非常に残念」と語った。午後からは一般献花も行われる。
衣笠さんは京都・平安高（現龍谷大平安高）から1965年に広島に入団。強打の内野手で鳴らし、3度の日本一に貢献するなどした。連続試合出場では87年6月にルー・ゲーリッグが持っていた当時の米大リーグ記録2130試合を上回り、国民栄誉賞も受賞。同年限りで現役を引退した。〔共同〕
「鉄人」衣笠さんに別れ広島・緒方監督「日本一の報告を」
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広島市で催された衣笠祥雄さんの「お別れの会」(28日午前)
プロ野球記録の2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれ、4月に上行結腸がんのため71歳で死去した衣笠祥雄さんの「お別れの会」が28日、広島市内のホテルで催された。午前は故人が黄金期を築いた広島球団から緒方孝市監督や新井貴浩内野手らが献花に訪れ、緒方監督は「秋にリーグ優勝、日本一の報告ができるように精いっぱい頑張りますと写真の前で誓った」と決意を立てた。
新井は「自分の小さいころのスター」と思いをはせ、発起人でもある球団の松田元オーナーは会場に並べられた数々のパネルを前に「すごく思い出深い。思い出すことがたくさんありすぎて、感情が押し寄せてくる」と涙ぐんだ。
多くの球界関係者も会場に足を運んだ。球団OBの山本浩二氏は「早すぎた。寂しい限り。キヌ（衣笠）なしでは私も成長していない」と、盟友の死を悼んだ。黒田博樹氏も「本当に偉大なカープの大先輩を亡くして非常に残念」と語った。午後からは一般献花も行われる。
衣笠さんは京都・平安高（現龍谷大平安高）から1965年に広島に入団。強打の内野手で鳴らし、3度の日本一に貢献するなどした。連続試合出場では87年6月にルー・ゲーリッグが持っていた当時の米大リーグ記録2130試合を上回り、国民栄誉賞も受賞。同年限りで現役を引退した。〔共同〕
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………［毎日新聞2018 0628］………
衣笠さんお別れ会：「下手だから練習の虫」江夏さん涙
２２１５試合連続出場のプロ野球記録を持ち、４月に７１歳で死去した元広島の衣笠祥雄さんのお別れの会が２８日、広島市内で開かれ、球団関係者のほか、生前に親交のあったプロ野球関係者やファンなど約３０００人が「鉄人」をしのんだ。
広島で中軸を組んで黄金時代を築いた山本浩二さんは「負けたくない気持ちでやった。キヌ無しでは私も成長していない。もっと、もっと野球界に貢献してほしかった」とよきライバルの早すぎる死を悼んだ。広島が初めて日本一になった１９７９年の日本シリーズで、衣笠さんの気配りでピンチを脱した江夏豊さんは「とても大きな存在だった。今の若い人はみんなうまいけど、衣笠君は下手でしたから練習の虫だった。泥にまみれてボールを追いかけていた姿は尊かった」と時折、言葉を詰まらせながら涙を浮かべていた。
また、日米通算２００勝を達成した黒田博樹さんも米国から駆けつけ「（休まない姿勢は）僕なんて足元にも及ばないが、そういったものがカープの伝統として今の選手にもどこか残っているのではないか」と神妙な面持ちで語った。【田中将隆、長宗拓弥】
衣笠さんお別れ会：「下手だから練習の虫」江夏さん涙
２２１５試合連続出場のプロ野球記録を持ち、４月に７１歳で死去した元広島の衣笠祥雄さんのお別れの会が２８日、広島市内で開かれ、球団関係者のほか、生前に親交のあったプロ野球関係者やファンなど約３０００人が「鉄人」をしのんだ。
広島で中軸を組んで黄金時代を築いた山本浩二さんは「負けたくない気持ちでやった。キヌ無しでは私も成長していない。もっと、もっと野球界に貢献してほしかった」とよきライバルの早すぎる死を悼んだ。広島が初めて日本一になった１９７９年の日本シリーズで、衣笠さんの気配りでピンチを脱した江夏豊さんは「とても大きな存在だった。今の若い人はみんなうまいけど、衣笠君は下手でしたから練習の虫だった。泥にまみれてボールを追いかけていた姿は尊かった」と時折、言葉を詰まらせながら涙を浮かべていた。
また、日米通算２００勝を達成した黒田博樹さんも米国から駆けつけ「（休まない姿勢は）僕なんて足元にも及ばないが、そういったものがカープの伝統として今の選手にもどこか残っているのではないか」と神妙な面持ちで語った。【田中将隆、長宗拓弥】
………［広島カープニュース2018 0629 06:00］………
山本浩二氏「本当に寂しい」…衣笠さんお別れの会に８００人
プロ野球記録の２２１５試合連続出場を果たし、４月２３日に上行（じょうこう）結腸がんのため７１歳で亡くなった元広島の衣笠祥雄氏のお別れの会が２８日、広島市内のホテルで開かれた。広島でともに黄金時代を築いた山本浩二氏（７１）や江夏豊氏（７０）らＯＢ、緒方孝市監督（４９）や選手、関係者約８００人が「鉄人」と親しまれた故人をしのんだ。
山本氏は、遺影の笑顔をじっと見つめながら、献花を行い「（会場にある）すべての写真が生き生きしていて、当時を思い出す」と懐かしむと「良きライバルとして負けたくない気持ちでやってきた。キヌなしでは私は成長できていない。本当に寂しい限り」、江夏氏は「あいつのことを１００％忘れることはない。自分の人生に必要な男だった」と、深い悲しみに暮れた。
試合前に参列した緒方監督は、就任１年目の１５年に「失敗を恐れず、思い切り采配をとりなさい」とアドバイスされた思い出を披露。「秋にリーグ優勝と日本一の報告ができるように。衣笠さんの時代に負けないチームを作れるように全力を尽くす」と、誓いを立てた。
午後は一般にも公開され、約２２００人のファンが別れを惜しんだ。
▽主な参列者【野球界】江夏豊、山本浩二、古葉竹識、安仁屋宗八、阿南準郎、野村謙二郎、外木場義郎、大下剛史、小早川毅彦、高橋慶彦、北別府学、山崎隆造、前田智徳、達川光男、池谷公二郎、木下富雄、長内孝、小林誠二、黒田博樹、鹿取義隆、高橋由伸、村田真一、吉田義男、山田久志、山本昌、工藤公康、和田豊、高木守道【その他】秋野暢子（順不同、敬称略）
山本浩二氏「本当に寂しい」…衣笠さんお別れの会に８００人
プロ野球記録の２２１５試合連続出場を果たし、４月２３日に上行（じょうこう）結腸がんのため７１歳で亡くなった元広島の衣笠祥雄氏のお別れの会が２８日、広島市内のホテルで開かれた。広島でともに黄金時代を築いた山本浩二氏（７１）や江夏豊氏（７０）らＯＢ、緒方孝市監督（４９）や選手、関係者約８００人が「鉄人」と親しまれた故人をしのんだ。
山本氏は、遺影の笑顔をじっと見つめながら、献花を行い「（会場にある）すべての写真が生き生きしていて、当時を思い出す」と懐かしむと「良きライバルとして負けたくない気持ちでやってきた。キヌなしでは私は成長できていない。本当に寂しい限り」、江夏氏は「あいつのことを１００％忘れることはない。自分の人生に必要な男だった」と、深い悲しみに暮れた。
試合前に参列した緒方監督は、就任１年目の１５年に「失敗を恐れず、思い切り采配をとりなさい」とアドバイスされた思い出を披露。「秋にリーグ優勝と日本一の報告ができるように。衣笠さんの時代に負けないチームを作れるように全力を尽くす」と、誓いを立てた。
午後は一般にも公開され、約２２００人のファンが別れを惜しんだ。
▽主な参列者【野球界】江夏豊、山本浩二、古葉竹識、安仁屋宗八、阿南準郎、野村謙二郎、外木場義郎、大下剛史、小早川毅彦、高橋慶彦、北別府学、山崎隆造、前田智徳、達川光男、池谷公二郎、木下富雄、長内孝、小林誠二、黒田博樹、鹿取義隆、高橋由伸、村田真一、吉田義男、山田久志、山本昌、工藤公康、和田豊、高木守道【その他】秋野暢子（順不同、敬称略）
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