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木曜劇場『医師たちの恋愛事情』コミュのインタビュー#1『守田春樹役斎藤工』

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まず、今回の企画を聞いた時の率直なお気持ちからお願いします。
一視聴者として、この仕事を始める前からフジテレビのゴールデンタイムのドラマを見ていたので、そこに自分の資質がはまるとは今まで思っていませんでした。だから僕で成立するんだろうか、という不安と有難い思いが交錯していました。ですが、中野(利幸)プロデューサーをはじめ、「初めまして」ではない制作環境で、木曜10時という枠において今の自分にできることがあるのであれば、このステージでフルスイングさせていただきたいと決意しています。顔合わせの際に、「フジテレビらしいドラマを」という理念みたいなものが言葉として出てきたのですが、それが僕の中でとてもしっくりきたんです。直球のラブストーリーのドラマ…この時代にこそ投げる価値のある、意義のある作品に関わるんだな、というワクワク感でいっぱいですし、自分のやるべきことが見えてきている段階ですね。
今回演じる主人公、外科医・守田春樹をどのような人物としてとらえていますか?
まず、登場するたくさんの医師たちそれぞれに、多分、見てくれる方々のアイデンティティがあるような作品だと思うんです。そういう中で僕が演じる守田春樹という人物は、口にしなくていいのに、思ったことを言葉にしてしまうようなところがあって…。伝えたいことから先に、という人間のような気がします。それが長所であり、短所であるというか。他人との距離感も、通常のラインを越えることが出来てしまう人間なので、それも良くも悪くもだと思います。患者さんにとっては…実際の距離ということではなくマインドの部分だと思うんですけど、僕が患者さんだったら「ああ、この人は信頼できる心根を持った人だな」と思えるような、とても陽の要素をたくさん持った人だな、という印象です。

撮影に先がけてポスター撮影がありました。久しぶりに白衣を着た感想と、初共演の石田ゆり子さんの印象をお願いします。抱き心地とか(笑)。
抱き心地?(笑)。言葉を選ばないとそれが見出しになるな、と思いますが…。この部屋のすぐそこで、「初めまして」のままハグをしたシチュエーションで、お互いを前後から撮ったんですけど、抱き心地は……凄く良かったです(笑)。白衣はいままでも何度か着る機会を頂いているんですけど、特別な職業の人たちが着ている、というイメージがあるので、それを着るというのは、何かの専門職だったり、人に何かを教える立場の人間だったりということの象徴だと思うので身が引き締まります。あとは、レフ代わりになるというか、照明が良い感じに返ってくる効果も実はあるんじゃないかと思っています(笑)。
広報資料にも、セクシーに熱血外科医を演じる、という一文がありますが、春樹というキャラクターをどのように演じていこうと思われていますか?
フェロモンを出していこう、という気持ちはないんですけど…。台本を読んだとき、男性側から描かれているというよりは女性の…千鶴から見たものがどこかベースに流れていると思ったんです。その一方で、モノローグの部分が、前半は千鶴さんで、終わりは春樹のモノローグ、という風になっていて、極端に女性目線で描かれているというものでもないんです。女性から見て「こういう男性、いるよね」というタイプの人が何人か医師として出てきますが、その中で春樹は、どこか距離感の近い、愛情をたっぷり受けた飼い犬のようなところがあるな、と思っています。その距離感が、嫌な人は嫌だろうし、そこに戸惑うというか、気になってしまうというか、自分の絶対領域を超えるということをどう思うか、ということではあると思うんですけど、確かにズルい…何故ズルいかっていうと、それを計算なしにやっているからだと思うんです。だから僕自身も、今回の役柄に関しては、計算せずに存在できるように努めたいな、と思っています。

年上の女性との恋の物語ですが、こんな風になっていったらいいな、という願望は?
2話の段階で、全体で描かれるような部分が凝縮されているような展開なので、僕らも読めないというか…。例えば、結婚をゴールに設定した作品が1980年代、90年代には多かった気がしていますが、でも実際はその後の方が凄く、ドラマ性があるというのが現実だと思うんです。今は、そこをいかに描くか、という時代になりつつあると思うんですね。そういう意味では、キレイな部分だけじゃない、男女の恋愛模様が…。いろんなペアの恋愛事情があるんです。カンファレンスのシーンにも大勢のスタッフがいるんですけど、学園モノのように、誰と誰が医者同士、医療者同士という関係を超えた接点を持ち出すようになるのか、という状態でスタートするので。なので、僕ら出演者にも読めないような部分があったら面白いな、と思っています。実際の恋愛も、予定通りに、とか、多分こうなるだろう、となることはないと思うんです。僕らも台本を待ちながら、ラグビーボールじゃないですけどどこに転がるかわからないような状況を楽しみながら進みたいな、と思っています。
千鶴役の石田ゆり子さんをはじめ、相武紗季さん、平山浩行さん、板谷由夏さん、伊原剛志さん、生瀬勝久さんと、共演陣も豪華な顔ぶれです。印象をお願いします。
初めてましての方と、お久しぶりですの方が半々、という感じなんですけど…。初めましての方で言うと、やっぱり石田さんは…あの透明な感じというのは素敵ですね。普遍的な魅力を持った方だな、と思います。さっきも、制作陣の方がゆり子さんとは関係ないことを話しているときに、うなずいていらっしゃったんですね。それは内容的にゆり子さんがうなずかれるような内容のお話ではなかったと思うんですけど、何となくうなずいていらっしゃるところが僕に近しい感じがしました(笑)。やり過ごす、というか…いい意味で、ですよ!その温度みたいな感じが、無関心ではなく調和しているような姿に見えて。生瀬さんとは、共演させていただくのはほぼ初めてですけど、古田新太さんとの実験的なフェイクドキュメントみたいなものを拝見していますし、三宅裕司さんと、存在しない職業を急に振られてそれを全うする、という作品などを拝見させていただいていたので、生瀬さんのそういう表現者としてのスペックというか、その恐ろしさを知っているからこそ、今回、いろんな球を投げてぶつかっていきたいな、と思っています。伊原さんは、前回『愛と誠』という作品でご一緒させていただき…。お互い、制服を着ていたんですね。さっきもそのときの話をしていたんですけど、「48歳で学ランを着た」と。「撮影中は割り切って演じさせてもらったんだけど、試写のときにはもう耐えられなかった」とおっしゃっていました。僕と妻夫木聡さんももう30過ぎていたんですけど、伊原さんがいたので堂々と着させていただきました。そういう現場だったんですけど、今回も白衣という制服を着るので、当時の共演が活かせたらいいな、と思っています。今回は師弟関係ですが、完全なるマスターではなく、お兄さんであり、お父さんであるような存在なんです。伊原さんも恋愛に絡んでいくというのがまた、兄とか父の恋愛を見ているような角度で…。劇中でも一番距離が近い存在なので、楽しみです。

何か、意見交換はされましたか?
感覚的なことを含めて、みんなで1枚の絵を完成させようという感じですね。みんなで色を持って、濃さはどうしようか、というような。みんなが1枚の絵を意識している感じがとても大人な、プロフェッショナルなチームだな、と改めて思っています。
だから、僕は逆に、いろいろ考え過ぎない方がいいような気がしてきました。素材として、土がついたまま、くらいの状態の方でいたほうがむしろいいのかな、という思いもちょっとあったりして…。だから、とても面白い現場になると思いますし、それが作品の中にちゃんと宿るチームだな、と思っています。
千鶴との関係で期待するものは?
1話でも予感されていますし、ポスターでもそうじゃないですか。そこに向かっていくんだろうけれど、多分、一筋縄ではいかないと思うんです。ふたりの性質が、犬と猫くらい違うんです。それは距離感だったり、テリトリーだったり、ある部分は完全にタイプが違う。だけど、医師としてという部分では、目指すものというか、根っこの部分では近しいものを感じていたりするので、職というものがあると、近づけるふたりだったりするのかな、と思っていたりもします。まあ、すぐにくっついてしまったら、という風には思うので、4話か5話くらいで全部のキャストをシャッフルして引きはがす、くらいの何か…人でも状況でもいいんですけど、そういうものがあったらいいな、と勝手に思っています。引き裂かれる見どころを作っていきたい気はしますね。視聴者の方がこうなってほしい、ということにドラマが準じていくことも大事だと思うんです。ある意味、王道のものを作りたいという理念もあるので。でもそこにとどまらない何かをこの作品は持っていると思うので、「来週どうなるんだろう?」と途切れない何か、見守り続けたくなる関係を見せていきたいな、と思っています。

大病院が舞台というのもポイントですね。
大きな病院のシステム、ともなると、経営面という大事な側面を描くのも必要だと思います。志高い医師が、その組織の中に入った時に、「みんな入ったときはそうだった」というようなこと…例えば、政治の世界でも何でも、いろんな組織にこれは当てはまるんじゃないかと思います。それは多分、恋愛も同じだと思ってはいて…。さっき、学園モノみたいなことを言いましたけど、僕は、建物でくくる、というのはいい縛りだと思っているんです。学生時代の友人って、社会に出てしまうとなかなか合わなくなったりしますし、当時、何故あんなにひとりひとりをピックアップしていたんだ?と思う部分がありますよね。それはある意味、限られた環境だったからだと思うんです。今回は、大きなくくりではあるんですけど、その中だからこそ、というものがあると思うんです。元カレ、元カノみたいな人が何食わぬ顔をしてビジネスパートナーとしている、っていうのは、結構、現実にも多い気がして。元カレを結婚式に呼ぶ女性とかいるじゃないですか。僕からしてみれば理解できないんですけれど(笑)。それくらい、いろいろなドラマ性が今回の作品には含まれていて…。1話が始まったときからドラマはスタートするんですけど、その前に起きていたことも旨味成分として未来に繋がっていく。大学病院というくくりの中ならではものもこれから出てくるんじゃないかな、と。もちろん、恋愛だけじゃなくて、人と人、命を扱う職業、というのも、とても大きなポイントになってくるとは思っています。

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