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『問題のあるレストラン』コミュのインタビュー#4『雨木千佳役松岡茉優』

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ここまでの撮影を通じて、このチームにどのような印象をお持ちですか?

 最初の顔合わせや本読みの段階では、年齢もさまざまですし歩んできた道も違う個性派の役者さんたちが集まっているということで、とても緊張していたんですね。千佳ちゃんのキャラクターのこともあって、最初はあまりお芝居する機会もなかったので、みなさんがどんどん仲良くなっていく中で、「入っていけないな…」なんて思っていたんです。でも、リハーサルを重ねていくにつれてみなさんと色々なお話をするようになって、セットで撮っているときは一緒にお昼ご飯を食べに行ったりするようになってからは仲良くさせていただいています。

最近も寒い日が続いていますが、冬場のロケは苦労も多いのでは?

 メインのロケ場所である表参道の建物は、屋上ですからやっぱり寒いです。風が吹き抜けていますから。1話に「雨が降ったらお休みかな?」というセリフがありましたけど、こちらも雨が降ったら撮れないんですね(笑)。そういう中で監督さんやスケジューラーさんはとても苦労されていると思います。私たちは寒さと戦うだけです。

たま子役の真木よう子さんも寒いのが苦手だそうで最初から心配されていました。

 おしゃっていましたね。だから、みんなでもの凄い量のカイロを貼っています。最終的に使ったカイロの枚数を数えたいくらいです(笑)。インナーも、普通に売っている薄手のダウンをインナー代わりにしていたりするんです。パーカーの下にダウンを着ているような感じで…。でもそうやって寒さ対策をしっかりしているので、いまのところキャストの人たちの間でカゼをひいた、という話は聞いてないです(笑)。

今回の千佳というキャラクターですが、松岡さんにとって、いまどのような存在ですか?

 1話、2話の段階では、「どういう女の子なんだろうな?」と私も考えながら組み立てていたんですけど、3話の台本をいただいてから、グッと千佳ちゃんとの距離が近くなって…。「この子を大事に演じていきたい。こういう風に思っている子たち全員に届けられるような千佳ちゃんにしたい」と思うようになりました。私の身近にも千佳ちゃんと同じように悩んでいる子がいるので、その子に届けるような思いで大事に大事に作っていったつもりです。


公式サイトのメッセージページにも、千佳ちゃんを応援するコメントがたくさん届きました。「号泣した」と…。

 ありがとうございます。可哀想な境遇ですもんね。そういう風に言葉にしてしまうと千佳ちゃんに申し訳ないですけど…。キャストのみなさんからも、「可哀想だ」「悲しかった」「切なかった」と言ってもらってそれは凄く嬉しかったんですけど、やっぱり、今後、千佳ちゃんが救われてくれることが私の一番の望みですね。

演じるにあたって、監督から何かリクエストはありましたか?

 具体的な感情の変化と言うよりは…1話2話のときは特にそうだったんですけど、顔をどのくらい出すか、みたいな物理的な話が多かったんです(笑)。「このシーン、千佳ちゃんどう思ってると思う?」って聞かれて、「ここはこうなので、マスクとパーカーですかね?」「ここはマスクだけですかね?」「パーカーだけですけど、ちょっと開けましょうか?」って答えたり…。千佳ちゃんがセリフも発さないし、感情も顕わにしないから、パーカーだったりマスクだったりでそれを表現するしかなかったので、それがとても新鮮でした(笑)。でも、3話に入ってから感情の話になってきて、例えば親子の食事シーンはリハーサルも結構長い時間をかけてやったんですね。その中で、杉本哲太さんと堀内敬子さんと3人で作り上げた空気をとても大切にしてくださったので、私としてもとても有難かったですし、演じやすかったです。

役者さんによってさまざまな意見がありますが、新しい役に出会ったときに、どのようなスタンスで臨まれますか? 自分から役に近づいていく方もいれば、役柄を自分に近づけていくように考える方もいらっしゃいますし、まったく別のものとして客観視される方もいるわけですが…。

 作業としては、ネットカフェの最後のシーンとかお母さんと会うシーン、料理を作るシーンなどは、外枠として千佳ちゃんを作るというよりは、自分の中で「千佳ちゃん、出番だよ!」ってコンコンコンと(ノック)していましたね。外に置いておけるほど強い子じゃないので、自分の中で温めました。それは、確実に、私という人間の中にある部分でもあるんですよね。『オサレもん』のようなバラエティー番組に出演している私を見て元気な印象を持ってくださった方からは、「真逆の役だね」なんて言ってもらえるんです。確かに真逆な部分もあるんですけど、でも確実に私も同じ部分も持っていると思うので、私のことを栄養にして千佳ちゃんが育ってくれれば、みたいな気持ちでやっていました(笑)。

『ビストロ フー』のシェフとして料理シーンもたくさんありますが、松岡さんご自身は料理お好きですか?

 時間があるときはします。私の母が食材にこだわるタイプなんですね。凝った料理を作ってくれるわけではないんですけど、とにかく安全なものを子どもたちに食べさせたい、という思いで食育をしてくれた母なので、私もその影響を受けて、買い物をするときは土がついていたり、虫がついていたりするような野菜を選ぶようにしています。なので、母には感謝しています。

左利きということでの苦労はなかったんですか?包丁なども左利き用ですか?

 私は普通の市販の包丁を使っているんですけど両刃ですね。最初に監督と千佳ちゃんについての話をしたときに、最後の最後に「私、左利きなんですけど、今回は右の方がいいですか?」とお聞きしたら、「全然左でいいよ」って言ってくださって…。見ている方が、右ではなくて左で包丁を持っているとどうしても違和感を抱かれると思うんです。なので、いつもは右でやることが多いんですけど、今回は、「千佳ちゃんが育ってきた環境だったり、天才肌な部分だったりと照らし合わせて左利きでもいいよ」と言ってくださったので。包丁を使う演技を左でやるのは初めてで、先生から指導を受けているときも、右だと私もどうしていいかわからないんですけど、左だと出来るんです。料理シーンの指導をしてくれる先生が3人いらっしゃるんですけど、そこにひとりだけ左利きの先生がいらっしゃるんです。他の方は右利きなので、私に教えてくださるときも、「えっと…右だとこうだから左はこうかな?」って試行錯誤されているので、そこは本当に申し訳ないんですけど…。でも、その左利きのシェフの方にお聞きしたら、「僕は10年大変でした。教えてもらうのも全部反対だから。でも左でやり続けたんですけどね」って。私はシェフを目指しているわけではないので、その大変さを量り知ることはできないですけど、多分、左利きでシェフになるというのは現実的に難しいことなんだな、という風には思いました。

左手で包丁を使うシーンは、まさに、千佳の生い立ちや天才性を象徴しているような気がしていました。

 誰も教えてくれなかったので自己流でやったんだから左でもいい、と多分監督は判断したんでしょうね。それも凄く有難かったです。


真木よう子さんの印象はいかがですか?

 クールな役柄だったり、とてもスタイリッシュなイメージがあったので、「どういう方なんだろう?」ととても楽しみにしながら現場に入ったんですけど、ホントに、たま子さんみたいな底抜けの明るさがあって、いつもみんなに気を配ってくださっていて…。お子さんがいらっしゃるからか、私とか二階堂ふみさんとか高畑充希さんに対して、本当に優しいんですよね。「お腹空いてない?」「寒くない?」っていつも声をかけてもらっています。

安田顕さん演じるハイジさんもいらっしゃいますが、今回は女性のチームですよね。みなさんが一緒にいるときはどんな雰囲気ですか?

 セットのときは、前室という大きな部屋に集まっているので、そんなに密着度は高くないんですけど、メインのロケ現場のときは杉本さんや吹越満さんたち男性陣もいらっしゃるので、もうギューギューです(笑)。そこでご飯を食べたりしているので、おのずと距離は近くなっていって…。劇中にもありますけど、世代別話をよくしていますね。「この歌、知らないでしょ?」「知ってますよ!」みたいな(笑)。ホントに、ドラマのまんまみたいなトークが繰り広げられています。


昭和組VS平成組、みたいな?

 VSにはならないんですけど、昔のことをいろいろ教えていただいて、私たちが新鮮に驚く、みたいな。お互いの好奇心ですね(笑)。

2015年はこのドラマから始まりましたが、ことしはどんな年にしたいと思っていますか?

 去年は時代劇に始まって、舞台、初めてのヒロイン、4月から始まった『オサレもん』というバラエティーのMCなどをやらせていただいて、新しい挑戦をさせてもらった1年だったんです。なので、その1年で培ったはずのいろいろな分野のいろいろな要素を上手いこと自分の1番大好きなお芝居に生かせればいいな、と思っています。

最後に、ドラマを応援してくれている視聴者のみなさんに向けて、メッセージをお願いします。

 これは、女性応援コメディーというキャッチコピーがついているように、女性からの反響がとても多いんです。私は女性なので、もともと男性からの反応は未知数だったんですけど、父も毎週、凄く楽しんでくれていますし、女性目線のドラマだからこそ、男性も新しい発見があったり、「ここは違うよ」と思うところがあったりもすると思うんです。女や男と区別するのではなく、人間同士のもがき合いというか、みんなが一生懸命生きていて、『ビストロ フー』のメンバーは特に、悩みを抱えながらもそれでも前向きに生きていこうとするようすをコメディータッチで描いている作品なので、ちょっと疲れているときでも、見てもらったら心が少しフワッと元気になる作品なんじゃないかと思っています。前半で繰り広げられた、三千院(臼田あさ美)さんの洋武くんの話とか、藤村五月(菊池亜希子)さんの話、そして千佳ちゃんの話と悲しいお話が続きましたけど、そこは坂元裕二さんが、全部ステキな最終話に向けてまとめてくださると期待しています。みんなが最後、笑顔で終われるような作品になるよう、これからも頑張りますので、是非、最終話までご覧ください!

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