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読み人倶楽部の読書会コミュの令和4年1月読書会☆報告☆『こころ』

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今回の課題本は近代文学の名作とも言われ、夏目漱石の代表作として有名な「こころ」でした。

対面での読書会の予定でしたが、初のオンラインとの同時開催を試みてみました。
結果は大成功!やってよかったよかった。

と、いうことで、大まかな感想は以下の通り。
・読むたびに印象が変わる。
・学生の頃の義務感から離れてフリーな気持ちで読めてとてもよかった。
・突っ込みどころもたくさんあった。
・とにかく好きすぎてときめいた。
・伝記物を先に読んで興味を持った。読んでよかった。
・時代を超えてなぜ愛される夏目漱石なのか?
・48章ぐらいから全体像が見えてきた。
・恋愛小説なのかなーと思っていたが生死、哲学、精神面について深く描かれていた。
・すごく読みやすい。明治の文豪(森鴎外とか)は読みにくいが、夏目漱石は100年後でも読める。素晴らしい。
・恋心を男性作家が描くというのはあまりないように思う。
・少年漫画などは男女のなれそめが省略されているが、夏目漱石みたいに恋心を描くのはすごい。
・なんで先生に心を寄せていくのかわからない。メンターを求める若者の心理なのか。
・先生に対してずけずけ言う。そこまで言うか。
・最初読みづらく真ん中はすごくおもしろい。
・最後は何で死んだのかわからない。
・学生のころこんな風にうじうじしていた人たちがいた。
・先生は大人になってもずーっと引きずっていた。下手にお金があったから。
・先生がKを追い込んでお嬢さんを手に入れるときに、Kの道徳心に付け込んでずっと後悔していた。
・仏教でいう小我は満足したが、大我は罪悪感で、小と大の葛藤。
・読んだのは高校の授業のとき以来。話の見え方が違ってきた。
・恋愛の三角関係あまり印象に残らず。
・今読んでみると凄味がわかる。
・自分に近い話として読めた。
・途中何回か突っ込みを入れながらも、物語にぐいぐい引き込まれ、最後までおもしろく読めた。
・人を知るということはおもしろい。
・人は自分のことを知ってほしいという欲求もある。
・それで、そういったことができるのが文学なんだなーと思った。
・どんな人でどん物語かというおもしろさよりも、その描き方のすばらしさがこの「こころ」のおもしろさなんだと思った。

そして、話は「愛と恋の違い」「Kの死と先生の死」「御嬢さんのことをどう思うか」「先生のことをどう思うか?」「小説のそのあとはどうなったか?」などなど展開し深めていきました。

自分が考えた愛と恋の違いとは、「一緒にいたいと思うのが恋で、たとえ離れていてもその人のことを思い幸せを願うことが愛である」でした。

小説の中で「わたし」は先生のことを「人間を愛し得る人、愛せずにはいられない人、それでいて自分の懐に入ろうとするものを、手をひろげて抱きしめる事の出来ない人」と言っています。
過去を引きずる自分と一緒にいることが、妻にとって決して幸せとは言えないと考えたのかもしれません。
二人が結ばれる前は恋だったものが、一緒にいる間に愛に変わっていったのかもしれません。

と、読書会の後に考えてみました。

「こころ」はいつの時代の人もどんな年代の人にも読まれ様々な解釈ができる素晴らしい文学作品だと思います。
この本を選んで本当に良かったと思います!

読書会で深めていった話は拾いきれず載せていないので、フォローをお願いしますw

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