ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

お金と経済の勉強会コミュの本日の情報

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【ITが不得意な日本人はお金儲けが下手?】

OECD(経済協力開発機構)が興味深い調査データを発表している。世界の15歳を対象にした学習到達度調査で、日本は3位と好成績だったが、コンピュータを活用する割合が突出して低いというものである。

日本人は勉強そのものは得意なのだが
 学習到達度調査で日本は、問題解決能力の分野でシンガポール、韓国に次いで3位であった。また読解力や科学的応用力でも4位となっており、基本的な学力が高いことが証明された。

 このタイプのテストはもともと日本のお家芸といわれていた。だが、ゆとり教育の結果なのか、最近は成績が急落しており、読解力では15位まで転落していた。ゆとり教育を見直した結果なのかは不明だが、このところ学習面での順位は再び上昇してきている。

 だが同じ調査において気になる項目がある。それは自宅や学校で問題解決にコンピュータを活用する割合が日本は突出して低いというのものだ。特に自宅でコンピュータを使う人の割合はOECD加盟国では下から2番目という結果になっている。

 ITに関する環境は各国で様々なので、日本でのコンピュータ活用が遅れているのかどうかは一概にはいえない。だが、まさに全国津々浦々、老若男女問わずパソコンやタブレットを使っている米国などと比べると、日本でのコンピュータの普及はまだまだという印象であり、この結果にはある程度納得ができる。

 OECDでは、成人を対象にしたスキル調査も行っているのだが、ここでも結果は同様である。日本人は「読解力」と「数的思考力」で1位だが、ITを活用した問題解決能力は10位なのである。

お金儲けにIT活用術は必須
 勉強ができればITが得意でなくてもいいではないか?との声も聞こえてきそうだが、ことお金儲けに関して言うならそれはあてはまらない。お金儲けとITスキルには極めて高い相関が存在している可能性が高いからだ。

 ITを使った知的活動がこれまでと異なるのは、単純知識が意味をなさないという点である。ITが普及する前は、「知っていること」それ自体に価値があった。つまり勉強ができて、物知りであることには意味があったのである。

 だがIT時代は少し様子が違う。知識があることはもちろん重要なのだが、知識自体はネット上にいくらでも存在している。単体の知識を持っているよりも、ネット上にある複数の知識を組み合わせ、新しい価値を生み出すことの方が、より重要になってきているのだ。

 ネット上にはウソも含めて様々な情報が入り交じっている。この中でどの情報が正しいのか、ある程度のアタリを付けながら情報を検索し、それをつなぎ合わせていく必要がある。

 このような時代には、自分の価値観がしっかりしている人の方が的確な情報収集ができる。誰か権威のある人が言っているとか、教科書に書いてあるから、といった理由で、あることを無条件に正しいと信じてしまうタイプの人は非常に苦労する。

 このところ日本が世界で勝負できていないのではないか?という疑問を持つ人は少なくない。OECDの調査が絶対とは言わないが、こうした状況に対する一つの解答と考えることはできるだろう。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

お金と経済の勉強会 更新情報

お金と経済の勉強会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。