映画評コミュの映画に愛をこめて　アメリカの夜

1973年…フランス

監督…フランソワ・トリュフォー

cast…ジャクリーン・ビセット　ジャン＝ピエール・オーモン　ヴァレンチナ・コルテーゼ　ジャン＝ピエール・レオ

おすすめ度…★★★★☆

　結構退屈な映画だけどそれでいて結構面白かった不思議作品。
　フランスのリビエラのスタジオで映画製作を描いてるんだけどトリュフォー監督自身が自分の経験やエピソードを色々取り入れて作ったみたい。（あとあと調べたらそうらしい。）監督の大変さと映画に関わる人たちの情熱が少し伝わる映画です。最初の理想からだんだん妥協していって最後はとりあえず完成してくれと思うみたいな事をトリュフォー監督が映画の中の監督役で言ってる。
本当にフランス映画的な退屈な映画なんだけど退屈的にだらだら観て感動する映画です。フランス映画好きの人ならきっと好きになる映画だと思います。そもそもフランス映画好きな人ならとっくに観てる映画だろうしフランス映画好きを標榜したり喧伝してる人でこの映画を観てない人は間違いなくフランス映画好きを騙ってるだけの人です。なぜかつまらないだらだら感が素晴らしい映画でした。そうか…最初のシーンが色々あって結局雪のシーンになったって事かなぁ、ん？多分そう。最初の理想とは全く違うカットになるけどゴールに辿り着くと。多分そうだと思う。映画人のなんだかんだ言っても映画好きでそしてふしだらそんな映画でおすすめ度は星4つ。