映画評コミュのグラン・プリ

1966年…アメリカ

監督…ジョン・フランケンハイマー

cast…ジェームズ・ガーナー　エバ・マリー・セイント　三船敏郎

おすすめ度…★★★★☆

　1960年代の今から考えると信じられない安全レベルの時代のＦ1映画。
　モナコグランプリから始まるんだけど臨場感リアル感がヒシヒシと感じる（リアルのF1なんて知らないけどね）レース運営や監督とドライバーのやりとりなんかは知らないけどとにかく走らせてるレースカーがリアルで凄い。
　先日マックィーンの栄光のル・マンも観て走ってるリアル感あったけどその上を行ってる。
　フェラーリだけたくさん出て来てモデナの工場も本物で撮ってて本物のレーサーも沢山でててレース映画の最高作品だと思います。傑作とまでは言わないけど本物のレーサーが出てフェラーリが協力しただけでレース映画で他にないどう見ても実車のフォーミラカーを役者が本当に乗って走らせてるし私は今まで古い映画をバカにしてましたが私の間違いでした。
　おすすめ度は星４つ。三船敏郎も本田宗一郎的な役で出てます。
映画にではフェラーリが事故でドライバーが亡くなって黒旗を出してレースを途中で棄権するシーンがあるんだけど実際のエンッツォは事故でフェラーリが誰が死んでもレースを棄権なんてしません。それでこそフェラーリだと私は思います。レースへの情熱が物凄いエンッツオが黒旗を掲げて棄権するからドラマになるんだろうけどやっぱり映画なんて所詮作り物ですね。