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ドラマ&劇場映画『信長協奏曲』コミュのインタビュー#2『帰蝶役 柴咲コウさん』

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『信長協奏曲』への出演を知られた時のご感想は?
「お話を伺った時は、マンガが好きなので最初に原作コミックを読みました。すごく面白かったです。斬新というか…。最近はマンガだけでなく、歴史の読み物がブームな状態だと思います。その中で、『信長協奏曲』は歴史的な設定を覆そうとしていて、それが無きにしもあらず…という感じが面白くて。また、戦国時代に現代人が飛び込んだことで、周囲にも本人にも変化をもたらす過程は、コミックを読んだり、今回のドラマをご覧になる方にも、何か訴えるものがあるんじゃないかと思います」
ドラマの帰蝶は、原作のイメージと違いますね?
「原作の帰蝶は“作品の華”として存在しているんだと思います。ドラマではサブロー(小栗旬)を支えたり、背中を押したり出来る女性の方が良いんじゃないか? って、プロデューサーなどで作り直したと伺っています。私は、そのアイデアに乗っかっているだけです(笑)。でも、戦国の時代を生きている女性なので、気合いの入り方…気丈さは持っているんじゃないかと、私も思います」
序盤は特に気丈さが現れていますね。
「1、2話に関しては、ほぼサブローに対してケンカ腰(笑)。ただ、単に嫌っていたりするのではなく、“尻を叩く”ではないですけど、少しでもやる気を出させるような感じです。ですので、サブローの“信長として生きる”覚悟が固まっていけば、徐々に帰蝶との関係性も変わっていくんじゃないでしょうか」

帰蝶は、どのように演じようと?
「この作品では帰蝶ですが、他のドラマなのでは濃姫として演じられていることが多いんです。でも、過去に演じられた濃姫を参考にすることはせずに…史実的にも、どのような女性かは謎なようですので、固定観念に縛られること無く、私なりの帰蝶を演じることで、ドラマをご覧のみなさんに少しでも響くように演じようと心がけています」
戦国を生きる女性については、いかがでしょう?
「やはり独特の緊張感の中で暮らしていたんだろうと思います。帰蝶のような女性の場合は殿になりますけど、精神的に誰かを慕う気持ちは今と変わらないのではないでしょうか。ただ、現代と比べると自由はありませんよね。帰蝶は、限られた場所で周りから監視されて生きています。それを“宿命”として受け入れなければいけません。そんな特有の“物悲しさ”があることは想像出来ます。私が歴史で好きなのは、和歌や俳句を詠んだ歌人です。その時代によって、普段は言えないようなことや恋心を含めた想いを歌に込めていたんだと思います。情念も感じますし…そういう気持ちを帰蝶の表情や仕草などに出していけたら…とも、考えています」
帰蝶も今で言えば、政略結婚です。
「はい。武家の女性に自由恋愛なんて無かったのかな? でも、その時代にそれが不幸なことなのか? と、考えると一概にそうは言えなくて、その環境で自分のやるべきことを求めていて…。与えられた使命、どう生きるべきか? を真剣に捉えていたんだと思います。今は、そういうものがあまりにも無さすぎるかもしれません」

歴史上の織田信長という人物については、いかがでしょう?
「小栗さんが音楽で言うとパンクやロックに分類されるんじゃないか? と、おっしゃっていたんですけど、私もそう思います。天下統一を目指すために、ワンマンで不必要なものを切り捨てていくという、凄まじいイメージがあります。ただ、映画『利休にたずねよ』を見ていると、戦国武将たちにも心を空っぽにしてみる時間や、一度リセットしてみる人間らしさがあったのか? とも。でも、それも作品のイメージなので、わからないですよね(笑)」
小栗さんが演じるサブローは?
「原作のイメージは、飄々としているのに何かを成し遂げてしまうところに大胆不敵さを感じます。そこが、今時の男の子っぽくもあり、戦国時代ではそれが強みにもなっている…という人物。そのイメージは継承しつつ、小栗さんのサブローは人間味、感情をプラスしていると思います」
小栗さんと演じられて、いかがですか?
「非常に安心感があります。2人での最初のシーンが、いきなり帰蝶がサブローにビンタするところだったんです。思い切りやらせていただきました(笑)。殴るシーンは、相手によっては躊躇してしまったりするんです。でも、小栗さんには全くそういったものを感じなくて、自然に出来たんです。それは恐らく、小栗さんの相手に気を使わせないという細かい気持ちが醸し出して下さったものだと思うんです。この作品をみんなで一緒に作っていくんだという強い気持ちですね」

時代劇ならではのご苦労は?
「やはり、しゃべり言葉が違うので大変です。でも、そこは覚えるしかなくて…。あとは、姫としての所作です。ただ、所作は大事なんですけど、感情を優先させるシーンは、どうしたら良いのか? と、考えてしまいます。姫だからといっておしとやかに怒ったり…ということでもないでしょうし…。実際のことは、今の私たちにはわかりません。あくまで、そこは想像で演じています。また、和装を習っているので、室内では足袋ですり足は出来るんですけど、戦国は裸足なんですよ。室内…板の間ですり足は結構大変です。もちろん、スタッフのみなさんは怪我などしないようにしてくださっているんですけど、足の裏はすぐ汚くなるし(笑)。江戸時代とは着物も違うんですよ」
今までの撮影で印象に残っていることはございますか?
「ビンタ以外では、乗馬シーンです。私は馬を扱うのではなく、二人乗りで、単に乗って降りるだけなんですけど…。着物なので、それだけでも介助していただいたりと大変。原作では、サブローと馬で“おでぇと”するシーンが頻繁に出て来るんですが、ドラマではどうなるんでしょう?」
最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
「今、私たちは必死に撮影に参加しているだけで、すべてのシーンがつながったものを見たわけでも無いのですが…。時代劇ということですけど、迷い込んだサブローを通してリアルに感じていただければ嬉しいです」

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