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Amis コミュの初顔合わせと初練習10

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希さんとの出会いから二日たち、平日の始まり月曜日が始まった。
 制服に着替えやっと届いたプロデューサー科の証明手帳。
 刑事みたいな折り畳み型。
 カッコいい!
 これで、俺も色々と交渉場所で出せる。
 カバンを肩に背負い片手に焼きパン。
 これから登校だ。
 今日のスケジュールを説明しよう。
 午前は通常課目をこなして、午後からは三人のボイストレーニング。
 三人には事前に言ってあるから大丈夫。
 改札を潜り電車を待つ。
 ウォークマンの中にはもちろんμ'sの曲。
 朝からテンション←←になれる。
 時おり、ふと思うどうして去ったのだろうと? 何かしらの理由があったのかもしれないが、それでも続けようと思えば続けられたと思う。
 どうして去ってしまったのか? その真意を知りたい。
 ファンの一人として。
 μ'sがいたから俺の夢が生まれた。
 μ'sがいたからアイドルをこの手で輝かせたいと思った。
 本当は普通の高校に入る予定だったが、進路を変えて聖桜歌学園に入学願書を出した。
 遊びもほどほどにして勉強とピアノとギター練習に明け暮れた。
 書店で経営の本を買い読破した。
 試験当日、緊張はしたが、自身の生い立ちと夢を熱く語った。
 晴れて合格して今に至る。
 俺は止まらない止められないぞ夢叶えるため全速力。
「おっと、着いたな」
 学校の最寄りの駅に到着し降りる。
「あ」
 思わず発した一言。
 イケメンと眼が合った。
「凱斗君じゃないか」
「よ、歩夢」
「同じ電車を使っていたなんて」
「俺も驚いたよ。一緒に登校しようぜ」
「ああ」
 俺のお誘いを快くOKしてイケメンと登校することになった。
「凱斗君のアイドル生たちは何人いるの?」
「今は三人だ。FIでまたどーーーんと来た人いたら獲得する予定」
「へぇー。僕は四人。これ以上は増やさない」
 ベターな人数だな。
「凱斗君は何人にするの?」
「俺は六人だな」
「多くないの?」
「大丈夫。何とかなるさ」
 歩夢は六人が多いと見てるが俺はそうでもない。
 十人グループを見ている先輩だっていると聞いた。
「でも、詩乃ちゃんを取られたのは悔しかったな」
 歩夢も俺と同じく詩乃との交渉をしていて、そこで、俺は歩夢と知り合った。
 一目見た時から、こいつに詩乃は取られたなと思ったよ。
 爽やかイケメンだよ。敵わないってルックス的に。
「俺も獲得できると思わなかったよ。やけに、冷めた口調だったからな。一か八かで熱く自分の思いをぶつけただけさ」
「それが決め手だったんだね」
 歩夢は詩乃を獲得できなかった理由を知り納得したようだ。
「今では厳しいツッコミがあるけど期待の星さ。歩夢もドラフト有力候補だったアイドル生獲得しただろ? たしか名前は……」
「柏木玲奈ちゃんだよ」
「そうそう。ファンからすごい好感があってライブ終りには握手してくれると言う、神対応と言われていた」
 柏木玲奈は詩乃よりドラフト有力候補だったアイドル生で、必ずライブ終りに笑顔でファンと握手してくれる神対応をするアイドル生。
 その対応でファンの心を鷲掴みしている。
 俺はどーーーーん! と来なかったから接触はしなかった。
「笑顔が可愛く歌も普通のアイドル生より比べて上手くてね。彼女が欲しいと思い交渉をして何とか契約出来たよ」
「お前もすごいアイドル生獲得したな。これからが勝負だぞ」
「そうだね。お互い頑張ろう。手加減はしないよ」
「俺も手加減はしない。歩夢と全力で挑む」
「目指すは……」
 互いに眼で何を言うか言葉が分かっている。
「「ラブライブ優勝」」
 口を揃え掲げた目標は一致しており、眼で互いに闘志を見せあった。
 必ず歩夢はライバルになると俺はこの時、確信した。
 この後も俺たちはどんな進境か話し合い学校に向かった。
 

 通常授業は学科関係なく一緒に行っている。
 今は大の苦手の英語。
 何故、英語をしなければならないのだ。
 生粋の日本人は日本語だけで良いではないか!
「はい。凱斗君、これを何といいますか?」
 先生に当たられてしまった。
(最悪だ〜、当てられないように教科書を眺めていたのに)
 立ち上がり俺は先生のこれと言ったモノを見る。
(これってペンだな。俺もペンを持ったほうが良いかな)
 俺はペンを持ち答える。
「This is a pen」
 ―ガタンガタンガタンガタン
 皆、コントの如く後ろにズッコケた。
 先生もナイスズッコケと思うほどのズッコケだった。
「違うでしょ! この英文です。こ・の・え・い・ぶ・ん!」
「あ、すみません。分りません」
 はっきりと分らないと告げる。
「分らないのなら、最初からそう言いなさい。座って」
「はーい」
 俺は着席して再び読んでもさっぱり分らない教科書を眺める。

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