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『若者たち2014』コミュの屋代多香子役長澤まさみインタビュー

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製作発表で、多香子役は「今までに演じたことがないボーイッシュな役」と話されていました。今、どんな思いがありますか?

音楽という自分の夢を追いかけて東京に出て行って、やりたいがままに過ごして来た反面、実家に置いてきてしまったもののことも、実はちゃんと感じていて。本当は純粋で心の優しい人なんだ、と思いながら演じています。
第1話の登場シーンでは、タバコを吸い、しゃべる声のトーンも低くて驚きました。

タバコのシーンは、昔、桃井かおりさんがタバコをふかすのを何かで見て以来少し憧れていました。今の時代にそのかっこよさが伝わるのかわからないですけど、60年代のドラマをモチーフにした「若者たち2014」ならできるのかなって。描いている時代は現代でも、登場人物たちの心の奥底には、古き良き昭和が流れていますから(笑)。現代人の価値観にはないものでもかっこよく見せられるのが、このドラマのよさかな、と思っています。
そんな多香子のキャラクターは、終盤に入った今でもぶれていませんね。

今回、たくさんのキャストがいるなかで、3人の監督がそれぞれのキャラクターをちゃんと作ろうとしてくださっているんです。杉田(成道)監督は、監督のなかに確固たるイメージがあって「こういう風に動いてほしい」という指示がとても厳密で。そうやって指示していただけるのがすごく新鮮です。中江(功)監督は、キャラクターが持つ影のようなものを活かしてくれる方。女優さんをきれいに映してくれますし、愛がある方だな、って。多香子の声のトーンを一番言われたのも中江さんですね。「もっと低く、もっと低く」と言われながらやりました。並木(道子)監督は、キャラクターの感情の流れを汲んでくれるというか、感情的に動く人間の衝動みたいなものをちゃんと掴んでくれる方で。そういったタイプの違う3人の方とご一緒できているのがすごく楽しいです。

農作業シーンで着ている作業服もお似合いですね。

衣装とかメイクとか持ち道具とか、状況設定でキャラクターが生きている感じになるというのが、面白いと思いました。うちは祖父母が農業をやっていたので、私もその大変さを見て感じていて。大変なことがわかっている分、ああいう農業のシーンを見て農家をやろうと思ってくれる人が増えたらいいな、なんて思いながらもやっています。
そんな思いがあったのですか?

そうですね、農家は生半可な気持ちではできないと思いますので。だからこそ、それを知りながら頑張っている多香子は、健気だと思いますし、応援したくなりますね。
さて、次回放送の第9話では多香子が抱えていたものが明らかになります。

多香子が実家に戻って来て、農業を継ごうと思うに至った理由が描かれていきます。東京での失敗があったからそうなったんですけど、だからといって、彼女の過去がすべて間違いだったわけではなくて。よく、旭さん(妻夫木聡)が「理屈じゃない」と言うように、このドラマを見ていると感情ってすごく大切なものなんだな、と感じるんです。頭では分かっているけれど、その通りに行動できないことってありますよね。気持ちを優先して失敗するかもしれないけど、行動したからこそ気づけることもあるわけで。そう考えると、すべてが間違いってことはなく、すべては“曖昧”なんじゃないか、正解も不正解もあるというところに、自分がちゃんと向き合えていればいいんじゃないか、と感じています。多香子自身、実は正義漢で素直な暁(瑛太)と一緒にいることで、自分の素直な部分を取り戻すという回になっていると思います。
印象的なシーンが多い瑛太さんとの共演はいかがですか?

瑛太くんとは「ラスト・フレンズ」(08年/フジテレビ)以来の共演ですけど、当時はそれほど絡みがなくて。今回、久々に一緒にお仕事をしてみて、すごいなぁ、と思うことばかりです。暁というキャラクターを、雰囲気に合ったなかで面白く作り上げていて、そこに決してふざけているわけではないシリアスな笑いがあったりするのが、共演している私の息抜きにもなりつつ、見ている人を引っ張って行くテンポにもなっていて。本当にすごいと思います。

第6話で長澤さんが歌ったリサ・ローブの「Stay」も素晴らしかったですね。

以前、「セーラー服と機関銃」(06年/TBS)で主題歌を歌ったこともありましたけど、役に合わせて劇中で歌を歌えるのは楽しいな、と思いました。子供の頃に見ていた「家政婦は見た!」(83年〜/テレビ朝日)で、主演の市原悦子さんが家で飼っていた猫に鼻歌を歌って聴かせるシーンがすごく好きで。とってもかわいらしいんです。そういうのもあって、劇中で歌うのは好きで。今回の「Stay」は、英語詞ですごく難しかったので練習を重ねて、スタッフのみなさんにもたくさん協力していただいてできたものです。「よかった」という声をいただけて、ホッとしています。恥をかかなくて、よかったな、って(笑)。
お話を伺っていて、多香子役に演じ甲斐を感じているように思います。

そうですね。今回、こうやって今まで自分が演じたことがないようなキャラクターをいただき、一役者として楽しいとか、いいと思える形でお仕事をさせてもらっている気がします。素晴らしい共演者の方々とご一緒できて勉強にもなります。やっぱり、いろいろな視点から物事を見るというのは、役を演じるうえでも大事なことですね。この作品は、勢いというか気迫というか、人の体温が感じられる作品なので、すごく楽しんでやらせてもらっています。
最後に、視聴者のみなさまへメッセージをお願いします。

終盤に差し掛かり、それぞれの人物に起きていたことが少しずつ片付いていきます。そして、「次の段階の自分を見てみよう」と思える状況に、みんなが少しずつ動いていくとことに思います。さらに、そこから先に、未来や希望を感じさせてくれるような展開になっていると思いますので、見ていただく方にも夢や希望といったものを抱いていただけたらうれしいな、と思っています。

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