グランクレスト・キャンペーンコミュの【異史アトラタン戦記】登場人物管理トピック

登場人物の情報管理を行うトピックです。
まずはキャンペーン因縁を列挙していきます。
今後ＮＰＣや国や都市の設定など、増えた設定をここに追記していきます。
ＧＭ以外の書き込みはご遠慮ください。

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■キャンペーン因縁
　本キャンペーンはＰＣ達が公式設定である正史とは違う歴史を作り上げる物語である。
　ＰＣ達の選択の自由を考え、本キャンペーンでは明確なハンドアウトを設定しない。
　しかしとっかかりもなしにＰＣを作成するのは困難だ。
　そのため本キャンペーンではハンドアウトに代わりにキャンペーン因縁というものを設定する。
　これはキャンペーンに登場するＮＰＣに因縁を取得することで、キャラクターの設定のとっかかりとしてもらうためのデータである。
　キャンペーンＮＰＣはＰＣがライフパスの邂逅で取得するパーソナル因縁を書き換えて取得する（ライフパスの設定自体はしても構わない）。

・推奨関係に関して
　推奨関係はあくまで推奨というか、ＮＰＣを設定した際に想定した関係である。
　今回はシナリオにも余白が多いキャンペーンであるため、その関係性は変更の余地が大いにある。
　望む関係があるならば推奨関係に囚われず、自由に設定してもらって構わない。

・ＮＰＣレベルに関して
　キャンペーン因縁の各ＮＰＣには、そのＮＰＣの能力を示すためにレベルを併記している。
　そのＮＰＣの戦闘能力や影響力の目安とするとよい。
　ただしこれは物語におけるPC達と相対的な能力をしめす。
　エネミーとして登場する場合、エネミーレベルはこの1.5倍程度として設定される。
　以下がレベルにおける目安である。

5：一般的な英雄だが、歴史をめぐる本キャンペーンでは端役。ヒロインなど。
10：逸話の残る英雄。ＰＣ達には劣るものの歴史を変えるだけの力を持つ。協力者など。
15：国家存亡に影響できる英雄。ＰＣ達と同格でシナリオボス級。好敵手など。
25以上：時代を代表する大英雄。キャンペーンボス級。

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■ＰＣ①用
　本シナリオにおけるPC①は流浪の騎士を想定している。そして第1話において傭兵団と共闘し、団員となることがこのキャンペーンの始まりとなる。
　立場のみの指定となるため、信念や目的についての指定はあえてしない。悩むようならば、故国を滅ぼされたロストロイヤルが分かりやすいだろう。
　ＰＣ①の因縁は必ず“虹の魔女”イリスとなる。

▼“虹の魔女”イリス（メイジ／ウィザード：15）
誓い：PC①の力になる（目的）
「賢い選択とは言えませんね。でもあなたが決めたならば、その方策を示すのが私の役目ですから」
　若くして七系統の魔術を収めた天才魔術師。大貴族からの契約話を断り、PC①の契約魔術師となった。
・推奨関係：幼馴染
　幼いころ、能力が制御できずに混沌災害を引き起こしたことから魔女と恐れられていた。その彼女の唯一の理解者が君だった。その恩を返すため、彼女は君に尽くす。
　かつては嫌っていた魔女という呼び名も、主に役立てる力があるという証だ。もはや彼女にとって、その異名は誉れにも等しい。

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■白銀の雷鳴
　PC達が所属する白銀の雷鳴のメンバー達。

▼“嵐撃の”テンペスト（ロード／マローダー：25）
信念：弱者を見捨てない（禁忌）
「損得じゃねぇんだ。自分の心に従って生きれないんじゃ、傭兵やってる意味がねぇ」
　白銀の雷鳴を率いる団長。文字通り一騎当千の実力を持つ大英雄。小国君主の子息だが戦争で故郷を失い、戦災孤児達をまとめ上げて傭兵団を立ち上げた。
・推奨関係：忠誠
　この大英雄一番の腹心、それが君だ。君は他の誰よりも彼に近しく、言葉を交わす相手になるだろう。
　共に傭兵団を立ち上げた古株、聖印を託された従属君主、契約を結んだメイジ。関係は自由に設定してよい。

▼“戦災孤児”ナスターシャ（なし？／従者：5）
信念：意志を受け継ぐ(目的)
「お帰りなさい。ご無事でよかったです」
　白銀の雷鳴が救った戦災孤児の少女。戦争には参加しないが、協力者として炊き出しや装備の手入れなどを行う。
・推奨関係：弟妹
　彼女は君が守るべき日常そのものだ。戦の果てに彼女が穏やかに暮らせる未来を作り上げたいものだ。
※彼女には隠された設定が存在する。詳細は彼女のコネクションを取得したＰＣのみに開示する。

▼“森の魔術師”モウルーン（メイジ／プロフェット：15）
信念：秘密を明かさない(禁忌)
「時代を動かすほどのことはできませんが、この老骨でよければお力になりましょう」
　辺境部族の自然魔術師。君主に恵まれず、様々な国を転々とし最終的に白銀の雷鳴に居ついた。戦争よりも土いじりが趣味。
・推奨関係：秘密
　モウルーンは黙して語らぬ秘密がある。だがあなただけは唯一、その秘密を知っている。
※彼には隠された設定が存在する。詳細は彼のコネクションを取得したＰＣのみに開示する。

▼“鉄火の”モリシゲ（投影体／地球人：10）
信念：勝利を諦めない(目的)
「ワシらの鉄砲。あんさんに託しますぜ」
　戦国時代を生き抜いた鉄砲部隊、雑賀衆の副長。傭兵として、払われた金の分は働くプロフェッショナル。
・推奨関係：仲間
　モリシゲはわかりやすくＰＣに仕える腹心ポジションのキャラクターである。あなたが雑賀衆の頭目となり、彼はあなたの命で動く。
　地球人らしさという意味で鉄砲部隊にしたが、望むならば忍者部隊に変えてもよい。

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■リグツァーリア帝国
　本キャンペーンにおけるもう一つの大きなオリジナル要素。それがリグツァーリア帝国である。
　【白銀の雷鳴】と対をなし、大陸情勢に大きな影響を与えていくことになる。
　大陸北東に位置する大工房同盟屈指の軍事国家。ただし辺境ゆえにヴァルトリンドの影響は少ない。イメージモチーフはロシアや、様々なファンタジー世界における「帝国」をイメージしていただきたい。
　大地は決して肥沃ではなく、侵略により富を得ている。講堂の惨劇以降は、その混乱に乗じて周辺国家を併合している。

▼“幼帝”ペトロ四世（ロード／アーチャー：5）
信念：強さの意味を知る(目的)
「余は外の世界を知らない。治めるべき領土も、統治すべき民も、何もかもだ」
　リグツァーリアの若き皇帝。しかしその実権は継母のエレナに握られている。聡明だが家族を思いやる優しさから、お飾りの王に甘んじている。
・推奨関係：忠誠
　ペトロ四世は心優しき王だ。奴隷であろうと人として扱う。彼に救われたか、もしくはその生き様に希望を見たのか。君は彼を真の王としたいと考えている。

▼“氷の傾姫”エレナ・スカヴロツィア（アーティスト／ミラージュ：12）
信念：欲望のままに生きる(目的)
「妾は美味なる葡萄酒を飲みたい。南方によい葡萄が採れる国があったであろう、そこを奪ってまいれ」
　先帝イワン六世の後妻にして、ペトロ四世の継母。実質的なリグツァーリアの君主。強欲にして冷徹な性格だが、その類まれなる美貌から有力者を取り込んでいる。
・推奨関係：借り
　エレナは気まぐれで、気に食わねば自国の人間でも非情に切り捨てる。君の親しい者もまた誠実に働いたにもかかわらず彼女の不興を買い、殺害された。

▼“暴虐公”ジストーキ・ヴァシリエヴィチ（ロード？／ブラッドセイバー：25）
信念：他者の尊厳を踏みにじる(目的)
「機会をくれてやる。剣を取れ、俺に一太刀でも当ててみせれば命を許そう。10人全員でかかってくるがいい、その百倍いても俺に刃は届かんだろうがな」
　リグツァーリア帝国最大貴族にして、帝国最強の武人。ペトロ四世の後見人。圧倒的な武力で敵対勢力は容赦なく虐殺し、恐怖で自勢力をまとめ上げている。
・推奨関係：仇敵
　君の故国は彼により滅ぼされた。力なき民も皆殺しにされたばかりか、その遺体は聖印の糧となる混沌を呼ぶためにさらしあげられた。その怒りは今なお君の胸を焦がす。

▼“剣姫”ヴェルナ（ロード／セイバー：15）
信念：主君に逆らわない(禁忌)
「この身は人ではありませぬ。ただの刃でございます」
　リグツァーリア帝国の奴隷。戦で大戦功をあげ、指揮官待遇まで上り詰めた。非情な人物ではないが、主命を絶対としている。
・推奨関係：家族
　彼女の戦功を考えれば、将軍職を賜ってもおかしくはない。だが彼女は自身の栄達ではなく、自分と同じ奴隷であった君の恩赦を願ったのだ。今度は君が彼女を救う番だ。
　もしくは好敵手として設定してもいいだろう。

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■その他の勢力
　上記以外の勢力。基本的に傭兵団以外の人間となる。
　個人因縁が強いキャンペーンボス、各勢力の関係者となる。

▼“破滅の赤竜”アポカリプス（投影体？／アポカリプスドラゴン：50）
信念：世界を滅ぼす(目的)
「黙示録のラッパは吹き鳴らされた。さあ人間どもよ、終末を始めよう」
　数年前に出現した世界を滅ぼすほどの力を持つ竜。英雄たちの活躍により一度滅ぼされたが、最近復活の兆候がある。
・推奨関係：秘密
　あなたはアポカリプスを倒した竜殺しの一員だ。かつてはその混沌核を完全に滅ぼすことができず、復活を許そうとしている。今度こそは完全に滅ぼさねばならない。
※彼には隠された設定が存在する。詳細は彼のコネクションを取得したＰＣのみに開示する。

▼“骸使い”ソロン（ダークメイジ／ネクロマンサー：25）
信念：死を克服する(目的)
「恐れることはない。死は終わりではなく、始まりだよ。共に楽園を築こうじゃないか」
　パンドラに所属する死霊魔術師。死者を操り、各国に混乱をまき散らす。
・推奨関係：仇敵
　殺し、そしてその死者を使役する。そのおぞましい手口は多くの悲劇を招いてきた。あなたの大切な人は彼に殺害され、今も使役されている。

▼“聖盾君主”トリスト・フェイルノート（ロード／パラディン：12）
信念：侵略しない(禁忌)
「同盟の求心力が落ちている今こそが好機なのです。国を守るためには、痛みをこらえてでも戦を行うべきです」
　連合の君主。温和な政策を推し進めてきたが、大講堂の惨劇以降同盟との戦争を主張する。
・推奨関係：秘密
　温和で戦を好まなかった彼が好戦派の筆頭へと変わった理由。君はそれを知っている。なんとしても、彼を止めなくてはならない。
※彼には隠された設定が存在する。詳細は彼のコネクションを取得したＰＣのみに開示する。

▼“永遠の影”オクスタン（アーティスト／シャドウ：20）
信念：忠誠を貫く(目的)
「朝の紅茶をどうぞ。それではご報告させていただきます」
　連合の盟主、ハルーシア家に100年間仕える老執事。控えめだが超腕利き。
・推奨関係：仕事
　彼は白銀の雷鳴に一目を置いている。連合の窮地になれば、彼は君たちへと依頼を持ってくるだろう。

▼“天秤の騎士”リブラ（アーティスト／レイヤー・ヒロイック：20）
信念：世界の調和を保つ(目的)
「世界のバランスを保つ、それが私の使命だ。だから戦争には肩入れできないんだ」
　アカデミー直属のアーティスト。青年騎士。世界のバランスを取るために活動する。
・推奨関係：友人
　アカデミー直属のアーティストである彼はメイジと親交があってもおかしくはない。
　また戦争への介入は控えるが混沌災害とあらば助力は惜しまない。混沌災害に積極的に対処する人間とは友誼を結びやすいだろう。

▼“巡礼聖女”アデリシア（ロード／メサイア：14）
信念：信徒を増やす(目的)
「もっと私に頼ってくれてもいいのよ」
　聖印教会所属の従属君主。13歳とまだ幼さすら残すが、君主としての実力は本物。他人の力になることが喜びで助力を惜しまない。
・推奨関係：恩人
　アデリシアは人助けをライフワークにしているような人間だ。窮地を助けられることもあるだろう。困ったらすぐに力になってくれる彼女は頼もしい。すぐに説法を始めるところが珠に瑕ではあるのだが。

▼“飢狼”ディヴェルタ（アーティスト／ライカンスロープ：15）
信念：儲け話は逃さない(目的)
「忠誠も友情も何も信じられねぇ。だが、金があれば欲しいもの確かに手に入れられる。金こそが、この世で一番信用できるものなのさ」
　金次第ではどんな汚れ仕事もいとわない汚れ物の傭兵団“黒犬兵団”の団長。悪名高い男だが、腕利き。
・推奨関係：腐れ縁
　義のない傭兵である彼とは過去に何度もやりあったことがある。かつて所属していたとしてもいいだろう。
※彼には隠された設定が存在する。詳細は彼のコネクションを取得したＰＣのみに開示する。

▼“豪商人”ゴールディ（なし／商人：10）
信念：ただ働きはしない(禁忌)
「連合も同盟も関係ない、上客には相応のものを用意する。そういう意味では君たち傭兵と私たちは似ているね」
　大陸中にネットワークを持つ大商会の主。アカデミーと契約をかわし、所属を問わずに品を卸す。
・推奨関係：仕事
　彼は君の取引相手である。もしくは君は彼の紹介に所属していて、白銀の雷鳴へと貸し出されているのかもしれない。

▼“剣帝”サイス・オーランド（アーティスト／アームズ：30）
信念：剣を極める(目的)
「自身で極められる剣はもう極めきっちまった。ならば俺を超える後継者でも生み出さんと先には進めんだろう」
　秩序回復戦争時代の英雄。剣を極めた結果、流派という概念まで己を消化した究極の剣士。しかしあくなき渇望はさらなる高みを目指し、自身を超える後継者を求めるようになった。
・推奨関係：師匠
　ある日、君は枯れ木のような老人から剣の基礎を教わった。以来、君が道に迷うたび彼は君を導いてくれた。その教えにより、いずれ君の技は伝説へと至るだろう。
　神話時代の伝説に挑むのならば、彼の存在はその手がかりとなるだろう。