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反改憲!【条約より憲法が上】コミュの池上彰の間違い

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https://youtu.be/Cxre3uGyp9M

23:20〜

「あれば」と「あらば」の件

池上彰は 「あらば」だといい、あればは文語体としてはまちがいだというが、池上が間違っている。

「未然形について、仮定条件の順態接続を示す」という用法が存在するのはそのとおりだが、

「已然形について、確定条件の順態接続を示す」場合、
「あるかないかわからないから確定条件で『あれば』というのは間違いだ」というのは、間違いだ。

確定条件にも三種類ある。

1.風雨やまねば  (から、ので:原因理由)

2.古き都を来てみれば  (と、ところ:ある動作・作用が行われたときに、ある事柄のおこったこと、または、それに気が付いたことを示す)

3.疑ひながらも 念仏すれば 往生す (と、ときにはいつも:その時にかかわりなく、ある条件が備わると、決まった結果が生じることを示す。)


つまり、

一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ 
(国に危機が迫ったなら国のため力を尽くし、それにより永遠の皇国を支えましょう)

の アレハ は、「国に危機が迫った(というときにはいつも)、国のために尽くす(という決まった結果が生じる)ようにすることを以て、・・・」

という用法であり、

国に危機が迫ったとき(というようなことが、未来のことだから、あるかどうかわからないが、もし、仮にあったなら、)・・・というような、起こるかどうかわからないという仮定に重心をおいたものではない。

起こるという条件が備わると、決まった結果(天皇のために死ぬ、命を捧げるという結果)を生じさせ、それにより、(永遠の皇国を支えましょう)ということ。


3も、れっきとした確定条件の順接だ。

それほど、天皇のために命をささげるということを、どんなときにも確定条件として、決まった結果として、無条件に出すことを、教育勅語は要求しているということだ。それが天皇主権というものだ。


<追記>2017/03/12
天皇主権の恐ろしさ、呪いを凝縮した「れば」(確定条件の順接)。文法の間違いだと鼻で笑っていると、天皇主権の画竜点睛が「れば」にあることを理解できない。とうことは、人民主権の神髄も理解できない。

主権とは政治を最終的に決定する権利だ。明治憲法下において、主権者は天皇ひとりで、国民は主権者天皇のためのものだった。その命も。

だから天皇は国民を「民草」と、子供のころから教えられてきた。草なんだ。

主権者は、民草などすべて天皇のために存在するもので、どう扱おうが自由自在だった。だから、天皇のために死ねと言えたのだ。その呪いのエッセンスがこの「れば」確定条件だ。

池上彰は、天皇主権も、主権の意味も国民に教えることができない、だから、近代社会契約の国家の約束定義も教えることができない。
国家権力は主権者人民が国家を信じて託したものであり、
国家権力が人民の自然権を棄損するなら、(人民が国家作ったのだ、人民の自然権を守るために)、
国家の目的に反するなら、
抵抗権の行使、革命権の行使もれっきとした人民主権の行使であり、
国家の目的に適うものだということ、
人民主権そのものだということ、
それを教えられない。

多数決がdemocracyではなく、デーモス(民衆)によるクラトス(権力、支配)がdemocracyであり、
さらに言えば、こんな言葉の定義よりなにより、
人民の自然権を守るために国家を人民が作ったゆえ、人民が国家の主人。司法より行政より、立法より、国家の三権より、その上に、人民の主権が優越している。

国家が国家の認識目的を逸脱するなら、
そのような政府国家は、抵抗権の行使、革命権の行使を以て一新しなければならない。
それが人民主権の主権だ。

「れば」を文法の間違いだといってるようでは、天皇主権の核心がこの「「れば」にあることも、対極の人民主権の主権も、国民に敷衍できない。

(了)

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