今日のツイートより：「岩上さん、国家社会主義を国民社会主義だとする東大の歴史学ではナチスを防げない。」
2016年07月05日23:41
＊−−−−−引用開始−−−−−−＊
●【今日のツイートより：「岩上さん、国家社会主義を国民社会主義だとする東大の歴史学ではナチスを防げない。」】
（https:/
＊−−−−編集後−引用開始−−−−−−−−＊
23:04 - 2016年7月5日
アステローペ・リーフ ：@reef100
岩上さん、国家社会主義を国民社会主義だとする東大の歴史学ではナチスを防げない。
QT:http://
「参院3分の2議席で現実化する！世界の常識では絶対悪「ナチス」の手口。ヒトラー独裁政権を徹底検証！ー岩上安身による石田勇治・東京大学教授インタビュー 2016.7.1」
（ナチスの手口 石田勇治・東京大学教授インタビュー
の１：２５：００〜）
石田氏：
ヒトラーが率いる政党は国民社会主義ドイツ労働者党と言います。
よく国家社会主義と言いますよね。
今、私はと言いうか、歴史学では、国家社会主義という言い方はしません。
日本ではやたら言われてるんですけれども僕は完全な誤訳だと思ってます。
ナショナルソーシャリズムの訳なんですが、
その時のナショナルをどう訳すか、
国家社会主義と言うとやっぱり国家中心主義でしょ。
国家主義でしょ。
ナチズムというのは国家は民族に従属するものなんです。
民族、あるいは国民というのが主役。
ここがやっぱり恐ろしいところでもあるんです。
だからここは国家社会主義と訳さない方が今は適切なのです。
岩上氏：
逆に言うと国民主権を奪おうとしているような人たちがいるけど、国民主権を守っても、
その解釈次第では、国民主権の中からナチズムが生まれるということなんですね。
石田氏：
そう、出てくる。
それだけつまり民衆の権力の上に自分たちは有るんだと意識しているんで
寧ろ国家は敵だというような感じですね。
【このやり取りを評価】：
この岩上氏の質問と石田氏の返答は、国家というものがどういうものか、国民に啓蒙する絶好の機会なのに、素通りしている。
岩上さんは、国民主権の中から国民主権を守ってもナチズムが生まれるなどという。
生まれない。
石田さんは、そう、出てくるという。でてこない。
そんな国民主権は、国民主権でない。
岩上さんも、石田さんも、国民主権は、近代社会契約の国家の約束定義が血肉化されてない。
近代社会契約の国家の約束定義は『国家は人民の自然権たる基本的人権を守るために人民が作ったものである。』というもの。
この認識がない。だから、『人民の自然権たる基本的人権を守る』という認識目的のない国家権力でも、それが形式的に多数決で選ばれたら『democracyだ』『国民主権』に主権が行使された、という形式的なところにとどまっている。
国家の認識目的である『自然権たる基本的人権を守ること』を実現しているかどうかその視点がなくこんな頓珍漢な問答になってしまっているのだ。
私見では、
１．国家は国民に従属するのだから、民族を国民と捉えれば「国家は国民に従属するもの」ここは当たり前だ。
２．ただ、人民主権≡多数決で決する でも、多数決≡democracy でもない。
多数決は人民主権、人民支配を実現する可能性のある一つの方法に過ぎない。
多数決は、democracy（人民主権、人民支配）を実現する可能性のある一つの方法に過ぎない。
democracy（人民主権、人民支配）というのは人民の自然権たる基本的人権を守ること、この目的を持たず、あるいはこの目的を実現することなくして、人民主権、人民支配とは言えない。
ナチスは人民の自然権たる基本的人権を守ることを目的としない。それゆえdemocracyでも人民主権でも人民支配でもない。
３．国家は寧ろ敵だと言うのは詭弁である。そのような詭弁は、国家権力を握っているにもかかわらず、己が人民の自然権たる基本的人権を守ろうとはしない資格無き国家権力者であることを直視しないごまかしのポーズだ。言葉の意味を逆に使うナチスの特徴だ。
４．本質定義は、何を認識目的とし何を視点として採用するかで異なる。近代社会契約の国家の約束定義を無視し、ナチスの認識目的とナチスが採用した視点を踏襲して言葉の意味定義をする東大の歴史学ではナチスを防げない。
【了】
＊−−−−−引用終了−−−−−−＊
2016年07月05日23:41
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●【今日のツイートより：「岩上さん、国家社会主義を国民社会主義だとする東大の歴史学ではナチスを防げない。」】
（https:/
＊−−−−編集後−引用開始−−−−−−−−＊
23:04 - 2016年7月5日
アステローペ・リーフ ：@reef100
岩上さん、国家社会主義を国民社会主義だとする東大の歴史学ではナチスを防げない。
QT:http://
「参院3分の2議席で現実化する！世界の常識では絶対悪「ナチス」の手口。ヒトラー独裁政権を徹底検証！ー岩上安身による石田勇治・東京大学教授インタビュー 2016.7.1」
（ナチスの手口 石田勇治・東京大学教授インタビュー
の１：２５：００〜）
石田氏：
ヒトラーが率いる政党は国民社会主義ドイツ労働者党と言います。
よく国家社会主義と言いますよね。
今、私はと言いうか、歴史学では、国家社会主義という言い方はしません。
日本ではやたら言われてるんですけれども僕は完全な誤訳だと思ってます。
ナショナルソーシャリズムの訳なんですが、
その時のナショナルをどう訳すか、
国家社会主義と言うとやっぱり国家中心主義でしょ。
国家主義でしょ。
ナチズムというのは国家は民族に従属するものなんです。
民族、あるいは国民というのが主役。
ここがやっぱり恐ろしいところでもあるんです。
だからここは国家社会主義と訳さない方が今は適切なのです。
岩上氏：
逆に言うと国民主権を奪おうとしているような人たちがいるけど、国民主権を守っても、
その解釈次第では、国民主権の中からナチズムが生まれるということなんですね。
石田氏：
そう、出てくる。
それだけつまり民衆の権力の上に自分たちは有るんだと意識しているんで
寧ろ国家は敵だというような感じですね。
【このやり取りを評価】：
この岩上氏の質問と石田氏の返答は、国家というものがどういうものか、国民に啓蒙する絶好の機会なのに、素通りしている。
岩上さんは、国民主権の中から国民主権を守ってもナチズムが生まれるなどという。
生まれない。
石田さんは、そう、出てくるという。でてこない。
そんな国民主権は、国民主権でない。
岩上さんも、石田さんも、国民主権は、近代社会契約の国家の約束定義が血肉化されてない。
近代社会契約の国家の約束定義は『国家は人民の自然権たる基本的人権を守るために人民が作ったものである。』というもの。
この認識がない。だから、『人民の自然権たる基本的人権を守る』という認識目的のない国家権力でも、それが形式的に多数決で選ばれたら『democracyだ』『国民主権』に主権が行使された、という形式的なところにとどまっている。
国家の認識目的である『自然権たる基本的人権を守ること』を実現しているかどうかその視点がなくこんな頓珍漢な問答になってしまっているのだ。
私見では、
１．国家は国民に従属するのだから、民族を国民と捉えれば「国家は国民に従属するもの」ここは当たり前だ。
２．ただ、人民主権≡多数決で決する でも、多数決≡democracy でもない。
多数決は人民主権、人民支配を実現する可能性のある一つの方法に過ぎない。
多数決は、democracy（人民主権、人民支配）を実現する可能性のある一つの方法に過ぎない。
democracy（人民主権、人民支配）というのは人民の自然権たる基本的人権を守ること、この目的を持たず、あるいはこの目的を実現することなくして、人民主権、人民支配とは言えない。
ナチスは人民の自然権たる基本的人権を守ることを目的としない。それゆえdemocracyでも人民主権でも人民支配でもない。
３．国家は寧ろ敵だと言うのは詭弁である。そのような詭弁は、国家権力を握っているにもかかわらず、己が人民の自然権たる基本的人権を守ろうとはしない資格無き国家権力者であることを直視しないごまかしのポーズだ。言葉の意味を逆に使うナチスの特徴だ。
４．本質定義は、何を認識目的とし何を視点として採用するかで異なる。近代社会契約の国家の約束定義を無視し、ナチスの認識目的とナチスが採用した視点を踏襲して言葉の意味定義をする東大の歴史学ではナチスを防げない。
【了】
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