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コピペの部屋コミュの【不思議・心霊】島の人気カフェを探しにいった時の話

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(転載元)
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1456036738/
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話(避難小屋)79∧∧

コメントに続きません
でははじまり

ーー


『島の人気カフェを探しにいった時の話』


386 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/07/11(月) 21:47:33.73 ID:Iw3OJe6Q0.net
何度か覗いたことはあるが、オカ板に書き込む日が来るとは思っていなかった。

前フリが長いと思うかもしれないが関係あるので書いていく。

私は最近山で採れる実にハマっている。スーパーでは売ってないので道の駅とかでよく買う。

旦那と今度のデートである島に行くことになった。以前一度二人で行ったことがあって三年ぶりくらいかな。
高齢化の進んだ過疎地だけど、都会からも観光客が来るちょっとしたリゾート地です。
百貨店を訪れたときに、偶然その島のフェアをやっていたからぷらっと覗いた。私の好きな実も売ってたんだけど

「現地で買った方が色々あるかも」

と思ってチラシだけもらって帰った。
その実を使ったスイーツが食べられるカフェも経営しているそうでますます行く気になった。


387 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 21:48:38.66 ID:Iw3OJe6Q0.net
旅行の数日前になって店の場所を調べた。公式サイトを見ても住所と電話番号はもちろんあるんだけど、
地図が載ってないしグーグルマップのリンクもなかったので
「不親切だなあ」と思った。

住所をコピーしようとするんだけどiPhoneのコピーってちょっと難しくて、住所だけの範囲指定がなかなかできない。

ついに諦めて島の名前と店名の
「どんぐりカフェ(仮名)」
でGoogle Mapsアプリで直接検索した。

店への道は離島への橋を渡って右に10分ほど走るとある。
他の行くところはほとんど端から左だから、飯食ったりした後で帰る前に寄ることに決めた。
自宅から遠い場所で、帰るのにも時間がかかるし、田舎なので太陽が沈んだら店を閉めるようなところだから、日が傾く前に行くつもりだった。


388 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 21:49:19.15 ID:Iw3OJe6Q0.net
あと、長らくゲームをやることがなかったんだけど、旅行の前日に突然昔好きだった山登りのゲームをやりたくなって一周した。

夫婦で神社仏閣に行って御朱印をいただくのが二人の共通の趣味なんだ。
私は病的に忘れっぽいので
(薬でだいぶましになった)、
旦那が前日に

「御朱印帳持った?」

って声をかけてくれた。
旦那は三回くらい同じ声掛けをしたから

「持っていきたくないのかな」

と思ったらしいけど私は一回しか言われた覚えがない。
旦那は絶対に持っていかないといけない予感がしたそうだ。


389 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 21:50:39.12 ID:Iw3OJe6Q0.net
当日ご飯を食べてお土産買った後にあるお寺に行った。お寺はだいたい居心地がいいね。

境内の中のカフェでお茶をいただいて、御朱印帳を受け付けているとは書いてなかったし
旦那は

「諦めようかとも思ったけど絶対貰わないといけないと思った」

そうで、
お願いをしたら別の女性が出てきた。
お寺の奥さんじゃないかなあ。この人がすごい癒しのオーラ出て仏様みたいな人だった。

御朱印帳もらったときもお金の話をしなかったので相場通り1人300円を渡した。


390 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 21:51:59.63 ID:Iw3OJe6Q0.net
さて、私の一番の目的地である「どんぐりカフェ」である。
地図アプリで「どんぐりカフェ」を検索して目的地へと向かう。住宅街が細くて狭い道ですごく通りにくいのよ。

目的地に着いたのにどこにもそんなカフェなくてさ。
取りあえず車を停めたんだけどそのときに
車を擦ってしまってパーツがめり込んだ。
旦那はめちゃくちゃへこむし、
私のせいでこんなことになったから
ひたすらごめんねって言ってた。

このときに二人ともすごく気が弱ってしまっていたからそこにナニカに“つけいれられた”んだと思う。


Google Mapsで全然関係ない場所についたことが何度かあったから今回もそうなんじゃないかと思ったのよ。


391 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 21:54:50.62 ID:Iw3OJe6Q0.net
目の前に白い家があるけどあれは違うのかな、普通の民家なのかなあとは思った。
地図上の「どんぐりカフェ」も、
私が事前に星をつけた場所も、今いる場所は一致している。

こんなときは公式サイトを確認しようと思って、アクセスのページを再度見てみたら、あのときは見つけられなかったのに
Google Mapsへのリンクが貼ってあった。
タップすると今いる場所とは全然違う数キロ離れた場所にピンが立った。

「なんだ、事前に調べたとおりに橋を渡って右じゃないか」

と思った。
橋を通り過ぎて、つまり橋を渡って右のエリアに行く。大きい道路から細い道路に入る。


392 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 21:56:35.20 ID:Iw3OJe6Q0.net
道がすごく細くて小さめの車でも一台ギリギリ。普通車の大き目は絶対通れない。

何軒か別荘のそばを通り過ぎた。
東京の人がこの島の別荘を買うと聞いたがこれのことなのか。
別荘だから人気はなくてもいいんだけど妙に寂しい感じがする。
例えるなら

「昔このあたりで悲しい事件が……」

と言われてもあんまり驚かない感じ。

普通の整備された山道はすれ違ったりUターンできるように幅が広いところがところどころ設けてあるのにそれがまったくなかった。

対向車来たらどうすんのこれ。

ところどころ人の頭の半分くらいの大きさの石が崩落していて、
「○○県」と書かれた赤いコーンなどが置いてあった。


393 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 21:58:13.89 ID:Iw3OJe6Q0.net
その日は晴れていたのに道がもすごく暗い。木に覆われているようだ。どんどん暗くなっていく。

前日はものすごい大雨だったせいか山肌から水が噴き出し、道路は薄く水で覆われてびしゃびしゃ。
水を含んだ木の葉が大量に落ちていた。旦那が

「スリップするんじゃないか」

としきりに怖がっていた。

暗いのがすごくて、明度の問題じゃないのよ。とにかく雰囲気がヤバい。旦那は黒い靄がかかっていたという。

ガードレールもミラーもなかったらしいが私は助手席でガードレールがあるのは旦那の側だけだったから、
あったのかなかったのかよくわかんなかった。


394 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 21:59:40.63 ID:Iw3OJe6Q0.net
二、三度強い光が天から差してすっごいまぶしかった。
まぶしすぎて目の前の道路が見えないから危ないなあと思った。
あれもなんか自然現象じゃないわ。私は年に何度か通勤時に太陽を真正面に見ながら車を運転するけど、
あれと全然違う。包まれてたの。

旦那は

「そんな光なんて見なかった」

って言うの。旦那が見た道路に転がっている大きな石は私は見ていない。

「本当にこの道であってるのか」

と旦那が聞いてきたけど、私は

「ちゃんと調べたから間違いない」

と断言した。
お店のページから地図アプリを開いたから間違うはずがないじゃない。

とにかく怖い。
木の実を使ったメニューがある位だから山の中に店があってもおかしくはないんだけど、こんなおそろしい道の先に本当に
「土日はいっぱいになる」ような人気カフェがあるんだろうか?


395 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 22:00:56.26 ID:Iw3OJe6Q0.net
旦那が明らかに苦しそうで、

「あと何百メートルだと」

と細かく読みあげていった。

「もう少しで休めるから」

と励ました。
旦那からは何としてでも行かせようとする私の気迫が異様に映ったようだ。何かに取り憑かれていたように見えたらしい。

旦那は勘がするどいんだけど、怖くて嫌で嫌で仕方なくて、ゆっくりゆっくり上っていった。
時速10kmも出てなかったかもしれない。山道自体は2kmちょっとくらいだったと思う。

旦那は吐き気がしてものすごく体調が悪くて、降りて吐こうかなと思ったけどたぶんこれ車出なくてよかったと思う。
あまりの体調の悪さに気を失いそうになっていた

「ここから落ちたら楽になれる」

と思ったそうだ。

「崖が呼んでた」

って言ってた。
旦那がここで根負けしてたら地獄よりヤバいとこ行ってたと思うよ。

とにかく何といっていいかわからないんだけど異様な世界でとてもこの世のものとは思えなかった。


396 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 22:03:01.31 ID:Iw3OJe6Q0.net
頂上近くになってふっと楽になって、
「通行注意」の看板を見て今までの道の方が危なかっただろって思った。
道幅も広がってすーっと頂上に行きましたね。
このゴール直前になって目的地の名前が表示された。


「あ、ここ違う」

いつの間にか目的地がカフェじゃなくて山の頂上になっていた。ナビの画面に手が当たったのか?

頂上にやっとたどり着いて視界が開けて、旦那は車を停めて立ちションしにいった。
上るのに2〜30分かかったのかな。体感時間もそれくらいなんだよ。

改めて「どんぐりカフェ」探したら案の定さっき自分たちが一度行った場所なんだよ。
さっき間違えたと思った場所が店の場所だった。

旦那は優しいから許してくれたけどすごく疲れていた。


397 :386@\(^o^)/:2016/07/11(月) 22:04:18.85 ID:Iw3OJe6Q0.net
帰りは下りで一度通った道ってのもあるけど、すっとすぐに帰れた。帰り道は同じ道なのに異様な感じは特になかった。
カフェで一服して

「あれはやっぱり俺が止めるべきだった」

と反省していたくらいだよ。

旦那のヒゲが異様に伸びてました。体感時間と時計の時間はそんなに差が無いんだけど体内時計が二人ともおかしくて、
今時差ボケしてる。たぶん何時間かあの空間にいたんじゃないかな。

落ち武者とか霊的なものというか、人や動物のようなキャラ的な感じが全くしない怪異だったよ。
次元のはざまか何かだったんだろう。
旦那は記憶がブロックされてあんまり思い出せないらしい。

あとは家についてもちまちましたことはあったけど、ここまで。


(了)

コメント(3)

何が怖いって、書き込みしてる人の文章が、こころを病んでる人が書いたような文章で怖かった。
>>[1]
途中に書いてるけど、投稿者は

病的に忘れっぽい(薬でだいぶましになった)とあるから、そうなのかもしれないですね。
>>[002] そこもめっちゃひっかかったんですが、怖い話の焦点が、ズレちゃいますね。スイマセン。

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