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KENICHI図書館コミュの「ゆうれいの美麗ちゃん〜ゆうれいは男の娘!?〜(仮) チャプター4」

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   −ゆうれいの美麗ちゃん〜ゆうれいは男の娘!?〜(仮)−  
 

  チャプター4.美麗ちゃん、守護霊へ…


 ある日、香織は重大な事態と知り愕然とし美麗に伝えなければならなくなった、しかし美麗は何も知らずにのんきに彷徨っているのを見て香織は伝えづらかったが彼女は思い切って口を開いた…。

香織「み、美麗ちゃん…」

美麗「(どろどろ…)あ、香織ちゃ〜ん(^o^)」

香織「きょ、今日も元気いいね…?」

美麗「香織ちゃんあたし“ゆうれい”だよ、死んでるのに元気なんて言わないでねぇ」

香織「あ、ごめん…(^-^;)」

美麗「ねぇねぇ見てこれぇ〜桃色と黄緑の花飾りぃ綺麗でしょう〜?」

 美麗の頭に三角巾と一緒にピンクと黄緑の花の髪飾りがつけている…

香織「え、うん、綺麗だね…。」

美麗「ウフッハート

香織「…。」

美麗「香織ちゃん、元気ないけどだいじょうぶぅ〜?」

香織「あ、ああ…大丈夫だけど…。」

美麗「ふ〜ん、それならいいけどぉ〜」

香織「美麗ちゃん、き、君に伝えたいことがある…」

美麗「伝えたいことってぇ?」

香織「うん…」

美麗「なんなのぉ〜?」

香織「じ、実はね…」

 香織は申し訳なさそうな口調で美麗に重大な事態を告げた…。

美麗「なんなのぉ〜重くなってるって感じ〜ゆうれいみた〜い(>o<)」

香織「美麗ちゃんに言われたくないよ!」

私は美麗にいじられながらついに告白した…。

香織「み、美麗ちゃん…実はね…早く…早くジョウブツしないと消えちゃうんだって!!」

美麗「あたしゆうれいだからいつでも消えるのぉ〜(^_-)-☆」

香織「いやいやそうじゃなくって…じょうぶつしないまま消滅するんだよ!」

美麗「しょうめつ?」

香織「そう、消滅、美麗ちゃんもうすぐ二百周忌だよね?ゆうれいになってもう200年になるんだよね?」

美麗「う、うん…」

香織「つまり、命日の7月21日までに成仏しなければならないんだよ!!」

美麗「え、え〜!?ヤダヤダ!あたし成仏したくな〜い!!(>_<)」

香織「美麗ちゃん…」

美麗「まだこの世にいたいのにあの世なんてつまんない(>_<)
でも逝かないと消えちゃうのもヤダ!あたしどうしたらいいのぉ!?」

香織「そ、そんなこと言われても…」

美麗「あたし、絶対あの世には逝かない!ずっと香織ちゃんのところに憑いていたいもん(>_<)」

香織「あのね“守護霊”とか“背後霊”じゃなんだから…ん?」

美麗「どうしたのぉ…?(・_・;)」

香織「思い出した、あいつんとこへ行ってみよう…」

美麗「あいつって…?(・_・;)」

 香織はふと思い出したのように美麗と共に“ある人物”のいる場所へ行くことにした…。

香織「…ここか?いや、違うな…。」

 そして“ある人物”に教えられた住所を探していた、しかし地図ではなく“文字しか書かなかった”ため、香織は仕方なくインターネットで地図をプリントアウトしたものを持っている…。

(トントン…)

???「君、一体何してるんだ?」

 肩叩いたのは巡回中の警官だった、その場で職務質問され香織が女装者とわかり警官は…。

警官「なんだオカマか。」

香織「オカマじゃなくって“女装者”なんですが…。」

警官「あっそ、どうでいいが…最近不審者がうろついてるそうだから気をつけな、ネェちゃん!」

香織「は、はぁ…。」

 結局何事もなく終わり再び住所を探しようやく見つかった…。

香織「…ふぅ、やっとついた…ってかなんだそら!洋館で周りが雷雲がかかってるもんかと思ったら、マンホールの中に住んでるんかやぁ!?」

美麗「…(^o^;)」

 ムッときたのかつい出身の静岡弁を発してしまった香織はさっさとマンホールの中へ入って地下へ潜った、そしてそこには後から作られたのか大きな一つの扉があった、そしてノックをしてそっとドアを開いた…。

(ギギィーー・・・)

老人「…来たな、藤森香織。」

 ドアを開くとそこにはいろいろな本や研究するための機械などが置かれていた、そしてイスに座っていら怪しげな老人が座っていた…。

老人「待っておったぞ…」

香織「…来たよ、いつも美麗を追っかけまわすエロエロ博士!」

老人「ゲホッ、ゲホッ…何を言っとるんじゃ!?わしは霊や超能力、UFOの研究しとる“Dr.プラズマ”じゃ!!」

香織「うーん、それにしては何それ、どっかの新興宗教みたいな法被みたいなもの羽織って白衣らしきもん何にもないジャン!」

Dr.プラズマ「貴様はどこを見とるんじゃ?白衣ならそこにあるではないか!」

 Dr.プラズマが指さしたのは、あまり綺麗ではないが大きな機械の横に無造作に置かれている…。

香織「ドクター、ちょっと頼みたいことが…」

Dr.プラズマ「わかっとるよ、美麗を何とかしろと言いたいんじゃろ?隣にいるからピンときたわい…。」

美麗「ウフフ…(^_-)-☆」

香織「お、じゃぁ話が早い、美麗をどうするんだい?」

Dr.プラズマ「香織よ、女装者でありながら口調は“オトコそのもの”じゃな…?」

香織「ああ、しょせん“オトコ”だし“趣味”だし…それよりも早く…」

Dr.プラズマ「わかったわかった慌てるんじゃない、まずはこれをな…」

香織「な、何だそら…?」

 Dr.プラズマが手にした試験管には、虹のように輝く液体が入っている、これは一体…。

香織「それを美麗ちゃんに…?」

Dr.プラズマ「…やらん、美麗は“霊体”じゃからの。」

 と言ってプラズマは腕に腰を当ててその液体を飲み干した、すると…

香織「え?何だよそれ!オイボレがヤングになったんかい!?」

 何とオカルトは若返った、シワシワの肌がなくなり、円形が禿げていた頭が伸び始め、髪も白から黒になり、顔つきは意外にも“イケメン”だった、ただ…

Dr.プラズマ「フォッフォッフォ…どうじゃ、凄いじゃろ?」

香織「…ふっ、いくら若返っても口調だけは変わってないな?」

Dr.プラズマ「そんなことはどうでもよいわい!」

美麗「ねぇねぇ、あたし一体どうなるのぉ〜(^o^;)」

Dr.プラズマ「おおっとそうじゃった忘れとったわぁい、ではやるかの…」

 プラズマは若返ったせいか軽快に足を運び本棚にある隠しボタンを押した、すると本棚が動き奥にはかなり大きな機械などが置かれ、そして隣には大きなカプセル装置が置かれていた…。

香織「なんだそら?美麗ちゃんの写真ばっか、まさか“おかず”にしたんじゃないだろうね!?」

Dr.プラズマ「なな…何を言っとるんじゃい!?これは“研究のため”に取っといただけじゃ!」

美麗「…(^o^;)」

香織「…まぁいいや、でこのいかい機械は?」

Dr.プラズマ「よくぞ聞いてくれた、これはな、生き返らせる装置を開発したんじゃこれで美麗を蘇生させる!」

香織「で、実際にやってみたんかい?」

Dr.プラズマ「それなのじゃが若返りの薬はネズミに与えて成功されたことがある、だから安心して今飲んだのじゃがこの装置はまだやっとらん。」

香織「はぁ?ぶっつけ本番かよ?死んだネズミにやってないんかい?」

Dr.プラズマ「おっと忘れとったわい、だがもう遅いわ!」

香織「あ、そう…。」

 どうやら大きな装置は“蘇生装置”だった、実験してないからぶっつけ本番って一体何を考えてるのか、ムッとしている香織だが、これに対し美麗はウキウキ気分だった、しかしDr.プラズマは霊や超能力研究だけでなく、やはり理学系までやってたインテリのようだ。

Dr.プラズマ「では、美麗よ、中へ入るがよい…」

美麗「うん…ハート

 美麗は蘇生装置の中に入った、これで美麗ちゃんが蘇生できるのだろうか…。

蘇生装置の中には入った美麗に対して香織は急に叫んだ…。

香織「美麗ちゃん!!」

美麗「♪…な〜にぃ?(・_・;)」

香織「美麗ちゃん、生き返りたいの?成仏はしないの?生き返ったらまた人間になっちゃうし今の時代に耐えられるの!?成仏だったらあの世に逝ってる人たちに会えるんじゃないかぁ!!」

美麗「う、うん…。」

香織「美麗ちゃん、今のうちなら考えなおせる、どうするんだい?成仏した方がいいと思うけど…」

Dr.プラズマ「なら何故わしに相談した?」

香織「え…?」

 若返っても口調が変わらないプラズマは香織に対して苦言を呈した…。

Dr.プラズマ「成仏じゃったら坊主や神主に頼めばええものをなぜ“一研究者”のわしに相談した?何とかしてくれと言ったんじゃろお主は?」

香織「あ、ああ…そうだけど…。」

Dr.プラズマ「ならそれでよい、また口に出したら美麗と共に出て行ってもらうぞ、よいな…?」

香織「…わかったよ。(美麗ちゃん…)」

美麗「香織ちゃん、大丈夫。生き返っても最後まで生き続けるからね(^_-)-☆」

香織「…わかった、美麗ちゃん…ドクター、美麗ちゃんを頼む…。」

Dr.プラズマ「“お願いします”じゃろが!?」

香織「お願いします!…ってイチイチるっせぇなぁ!」

 香織は逆ギレしたそのときプラズマは蘇生装置を作動した、次第に機械全体がガタガタ震えた…。

(グウィ〜・・・・・・ン)

香織「…だ、大丈夫だか?」

Dr.プラズマ「恐れることはない、わしが10年かけて作り上げた最高の機械じゃ、研究の集大成が詰まっておるからな、絶対に成功するぞ!!」

 プラズマはかなり強気に自信を持っていた、しかし30分後、蘇生装置に異変が…

(ピリィ!パチパチ…)

Dr.プラズマ「うむ?どうしたんじゃ!?」

香織「ちょっとやばくないんか?」

Dr.プラズマ「い、いやそんなことはない!この機会に失敗なんぞせん!…だがこの機械は一度使ったら壊れてしまうのじゃ。」

香織「なんだってぇ!?」

 プラズマの言った言葉に香織唖然とした、この蘇生装置は“使い捨て”だったということを…。

(ビリビリビリビリ…)

香織「このジジィ!早く何とかしろよこのぉ!!」

Dr.プラズマ「うわっ!よっよさんかっ!まだ早とちりするでない!!」

 香織は取り乱してして若返ったプラズマに怪しい服をつかんで言い放った、しかし機械は激しい状態になっているためオカルトは何も手が出せなかった…。

香織「プ、プラズマ、本当に失敗しないんだろうね…!?」

Dr.プラズマ「あ、ああそうじゃ…だがこの動きを見るとこれは…あ゛〜!!」

香織「え、なんだそらぁ!!?」

 ついに蘇生装置にプラズマが引き起こし次第に増してきた、そしてついに…

美麗「キャーーー!!」

香織「美麗ちゃ〜ん!!」

Dr.プラズマ「うわぁーー!!」

 (ドカーーーーン!!)

 蘇生装置は勢いよく爆発し天井まで吹っ飛ぶほどだった、しかし香織とプラズマは無事だったが美麗は…。

香織「…あ、まだ生きてる。美麗ちゃん、どうしたんだら…?」

 その時後から香織の肩をトントンと叩いた、冷たい手だったが振り向いたのは…

香織「美麗ちゃん!!」

美麗「うらめしやぁ〜ハート

香織「え?…というよことは、結局そのまんまジャン!」

美麗「でも違うみたいわよほら…(・_・;)」

 美麗が指さしたのは空だった、雲の隙間から光が差し、そして空から下りたものは…。

???「藤林沙織だな…?」

美麗「そうだよ(^-^)」

???「我が名は“神”だ、お前に伝えたいことがある」

美麗「え…?(・_・;)」

神「お前はそこにおる藤森香織と名乗る者の“守護霊”となるといい…」

美麗「しゅごれい?」

神「そうだ、私はお前のことをよく見ておった、お前たちのことは全てわかっておるぞ。」

美麗「じゃ、あたしが今いるってことは…?」

神「そうじゃ、私が助けたのだ、よくわからん物の中からお前だけ救ったのだ、この世に蘇生できるものなど存在せんからな…。」

美麗「うわぁ〜い!ありがとう神さまぁ〜(^o^)」

神「さらばじゃ…」

 そういって神は静かに天に上がった、そして、突然美麗に声かけた者がいた…。

???「たかし…高志か…?」

美麗「あれ?その声ってぇ…」

???「わしじゃ、父じゃ」

美麗「ち、父上ぇ〜?」

父・高蔵「貴様に後を継いでもらいたかったが貴様が逝ったことで道場はなくなったが、未だにこの世にいるとはな…。」

美麗「…。」

高蔵「まぁよい、高志、さらばだ…。」

 美麗は美麗の親父と話していたようだった、しかし香織にはその親父が見えなかった、親父が去った後また違う声が…。

???「…あ、あれココは…。」

美麗「あ、あねうえぇ〜(^o^)」

沙世「…え?沙織?沙織なの!?」

美麗「うん、会いたかったぁ〜(;o;)」

沙世「あたし、ずっと何百年も同じ場所にいたのに、どうしてあたしがココに…?」

美麗「…え?」

神「私がココへ連れてきたのだ!」

 再び神は天から降り、沙世を浮遊霊として美麗と会わせたようだ…。

沙世「…そうだったのね。」

神「さらばじゃ…。」

 そう言って神は再び天に昇った…。

美麗「あねうえぇ〜…(;o;)」

沙世「よしよし…これからあたしと一緒よ?いいね?」

美麗「はい、姉上!(^o^)」

沙世「…と言いたいけど、何だか戻らなきゃならない気が…。」

美麗「…え?」

沙世「ごめん、先逝くね…。」

 沙世はそう言ってスーッと消えていった、おそらくずっと彷徨っていた場所へ行っただろうと香織は思った。しかし、残念ながら香織は沙世の姿も見えなかった…。

Dr.プラズマ「いい者たちじゃったの…」

香織「…え?」

 プラズマは見えてたようだ、これも研究した成果だったのだろうか…?

Dr.プラズマ「美麗よ、今後も守護霊となって香織を守れよ…。」

美麗「うん…(^_-)-☆」

 美麗は明るく縦を振った、美麗は守護霊となったことにより香織が死ぬるまで消滅せずに守ってくれるようだ。 そして…。

Dr.プラズマ「な、なんじゃこりは!?も、元に戻ってしもうたぁ!!永遠の若さをもぎ取ったはずなのに…。」

 若返ったプラズマはオイボレ老人に戻った、どうやら若返りの薬の効き目が終わったようだ。すると制服を着た男2,3人がプラズマのもとへ…。

???「木下雷蔵だな?」

Dr.プラズマ「ああそうじゃ。」

???「署に来てもらうぞ…。」

香織「あれ?あんたさっきの…。」

警官「なんだ、君か、君も来てもらうぞ。」

 どうやらプラズマは住居侵入と準強制わいせつの疑いで連行された、隠し撮りしてネット販売しようとしたんだか、そして地下に隠れ家も作ったことによる罪でも問われたようだった。これに対し香織は事情聴取されすぐ釈放されたが、プラズマのその後の行方は全く分からなかった。

 そして美麗は香織の守護霊になり、ずっと香織に憑いている。しかし…

美麗「うらめしやぁ〜ハート

香織「美麗ちゃん、守護霊なのに“うらめしや”はねぇだらぁ?」

美麗「もうクセになっちゃったからぁ〜ww」


※とりあえずサブタイトルも仮名とさせていただきました、次のラストチャプターで最終的に正式タイトル名をつけることにしようと思いますがいかがでしょうか…?

コメント(4)

いつもありがとうございます。

何だか幽霊とは思えない明るい美麗ちゃんに癒されてる感じ( ̄▽ ̄;)ゞ
この先のお話がどういう展開になるのか、先が読めなくて目が離せません(* ̄▽ ̄*)ヘヘ
>>[1]
 管理人さま、こちらこそご覧いただきありがとうございます。暗いだけがゆうれいではないというスタイルの美麗ちゃんですから私もこの可愛い姿に萌えがあるんです。次のチャプターは本シナリオとしては最後になります。更新はしばらくお待ちいただくことになりますが楽しみにしていただけたらと思っております…(^_^)
>>[3]
 ご覧いただきありがとうございます、ゆうれいらしくない明るさのあるゆうれいなので脅かしても逆に“萌えてしまう”ようなそんなキャラクターなんですよw

 本シナリオのラストチャプターは今しばらくお待ちください、依頼したイラストが完成次第投稿する予定であります…m(_)m

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