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あなたの知らない不思議な世界コミュの現代怪奇

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毎日暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

夏と言えば怪談。これはセオリーのようなものなのに、昨今ではこの手の番組がめっきり減ってしまいました。

実に悲しい。

…なので、時々、肝を冷やせるようなお話を載せていきたいと思います。

コメント(3)

#1

ある日、私は家でジャブジャブと洗い物をしていました。
小さな窓が台所の前に有り、その日は窓を開けていました。良い風がサーッと流れてきます。私が食器を洗っている姿を、男の子が見ているのに、ふと気付きました。

「何?」

そう聞くと、男の子はニコニコと笑いながら、その場を去っていきました。
…何かおかしい、何かが。
そう、その窓には泥棒よけがしてあり、10cmの隙間も無いのです。
いくら小さな男の子とはいえ、頭も入らないような隙間に、その子は立っていたことになるのです。

その夜、今日の出来事を考えながら眠りにつきました。すると数分ごとに、なぜか目が覚めるのです。

“コツ、コツ、”

その度に、部屋の外から足音が聞こえます。
初めは、遅くに仕事から帰ってきた母親だろうと思っていたのですが、また眠りにつき、そして数分経つと目が覚める。

“コツ、コツ、コトン”

そして足音は近づいてくる。これは夢か何かわからず、強く目をつぶり、眠ろうとしました。
気付くと、私の顔にサラサラと何かが触れるのです。その感触は髪の毛と手でした。
目を開けるのが恐く、我慢していると、今度は頭に何かの感触がしてきました。それは太腿です。私はソレに膝枕されて顔を押さえられ、覗きこまれていたのです。

あれはいったい何だったのでしょうか……。
#2

あれは、もう冬がそこまできている、晩秋の深夜に起こった私の家での出来事です。

私は、母と姉と二階の同じ部屋で、それぞれ布団に入って寝ていました。母と姉はスースーと、かすかな寝息をたててぐっすり眠っています。
私ひとりがなぜか眠れず、暗闇のなかでまんじりともしない夜を過ごしていました。と、そのときです。

“コン、コツン”

何か固い物が窓に当たる音に気付き、窓の外を見ました。すると、カーテン越しにフワフワと何かが動いています。
それは、最初は影にしか見えなかったのですが、目を凝らすと、和服を着た女性が私を見据え、こちらに向かって手招きしている姿が、はっきりと見えたのです。
一瞬、背筋が凍りつくような悪寒が走り、

「ねえ、ねえ!」

母と姉を揺り起こし、

「あれはいったい何!?」

と、ふたりに確認を求めました。

『うわぁ!!!』

私たち三人は、同じものを見てしまったのです。間違いありません。女性です。
私たちはお互いに抱き合って、怖さに震えていましたが、いつのまにか眠ってしまいました。
翌朝、ふたりに、昨夜の出来事について聞いてみました。すると、

「何それ?夢じゃないの?寝ぼけてたんでしょ」

と、笑われました。

「そうか……、ふたりが知らないということは、やっぱり夢だったんだ」

そう納得しようと、二階の窓になにげなく目をやったそのときです。
なんと窓ガラスの外側に、数本の長い糸のようなものが張り付いていたのです。そう、間違いなく人間の黒髪です。それも内側でなく、外側にです……。

じゃ、いったい、昨夜の出来事は何だったのでしょうか。
いや、ちょっと・・・真夏なのに寒気がするんですががががあせあせ(飛び散る汗)

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