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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏のご紹介】 彼女がしたことは犯罪なのか。

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あるベトナム人技能実習生の妊娠と死産(1) 望月優大 ニッポン複雑紀行編集長



  熊本の農園で働く技能実習生のリンさんは、強制帰国を恐れ、妊娠を誰にも言えず、部屋で一人、双子を死産した。出血も多く、恐怖と混乱の中で、一日部屋にいた。それが犯罪だとして21歳の彼女は起訴されてしまう。彼女がしたことは本当に「犯罪」なのか?


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一晩中苦しみながら、一人で、15日の午前中、部屋で双子の赤ちゃんを死産しました。
双子は全然泣かないし、呼吸もしないし、触っても反応しませんでした。
そのとき、体調が悪くて、心細くて、怖くて、自分の子どもの遺体を見て心がとても痛みました。

母として丁寧にダンボールに白いタオルを敷いた上に2人の遺体を入れ、青いタオルをかけました。
またベトナム語で双子の名前を付け、「安らかに眠ってください」という弔いの言葉をかいた手紙をダンボールに入れ、自分の部屋の棚の上におきました。

2021年4月24日記者会見、リンさん自身の言葉


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中島眞一郎さん。
「コムスタカ−外国人と共に生きる会」代表。
1980年代から熊本でフィリピン出身女性など外国人の支援に取り組む。
行政書士でもある。

https://bit.ly/3BVOMDU


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彼女はなぜ誰にも相談できなかったのか。
あるベトナム人技能実習生の妊娠と死産(2) 望月優大 ニッポン複雑紀行編集長

リンさんは妊娠を誰にも言えなかったがために罪に問われる事態にまで陥った。ではなぜ彼女は「誰にも言えなかった」のか。背景にはどんな恐れや不安があり、それらは技能実習を取り巻くどんな構造の中で生み出されているのか。
問題の根源は何か?


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「妊娠すれば帰国させられる」という常識

「日本に来るために150万円もの費用を工面したので、ベトナムの家族のため、農家で一生懸命働きました。2020年5月ぐらいに妊娠していることがわかりました。
しかし、妊娠した実習生が帰国させられたことも聞いていましたので、ベトナムに帰らされることが怖くて、組合や社長さんに言うこともできず、だれにも相談することができませんでした」

2021年4月24日記者会見、リンさん自身の言葉


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問題は実習生側の「誤解」ではない

リンさんの支援活動の中心となっている市民団体コムスタカの代表を務める中島眞一郎さん
のインタビューを収録する。
中島さんは1985年9月にコムスタカの前身である「滞日アジア女性問題を考える会」が創立された当初からのメンバーであり、行政書士として外国人の生活や労働、在留資格に関わる様々な法律や実務に通暁している。

中島さんたちは主にフィリピン出身の女性たちへの支援から活動を開始し、1993年には団体の名前をフィリピン語で「お元気ですか」を意味する「コムスタカ−外国人と共に生きる会」へと改称している。
今でも相談の多くはフィリピンルーツの人々からのものだが、近年は熊本県でもベトナム人を中心に技能実習生が急増し、それに合わせてかれらの労働や妊娠、出産などに関する相談も増加しているという。

中島さんがたびたび口にしていたのは、リンさんが抱いていた「妊娠したら帰国させられる」
という恐怖や不安を単なる「誤解」という見方で片付けたり、コミュニケーションの問題としてのみ捉えたりするのは間違っているということだった。
すでに記した通り、リンさんが知っているべき情報を然るべき人々が伝えていなかったという問題は確かにある。
だが、技能実習生が日本で妊娠し、出産するということにはそれだけにとどまらない
構造的な問題があるのだという。

https://www.refugee.or.jp/fukuzatsu/hirokimochizuki09


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妊娠した彼女を独りにしなかった人たち。
あるベトナム人技能実習生の妊娠と死産(3) 望月優大 ニッポン複雑紀行編集長


なお、すでに記したがマイさんの名前は仮名であり、情報にも一定の加工を加えている。
また、この記事ではお話を伺った様々な方を紹介するが、本人の希望で名前や言葉の直接的な紹介を控えた方もいる。それぞれに事情がある中で、お話を聞かせてくださったすべての方に感謝したい。ベトナムでは人口の1割弱をカトリック信者が占めると言われる。

今この記事を公開することの背景には、マイさんのおよそ1年後に妊娠した同じベトナム人実習生であるリンさんが、予期せぬ妊娠と技能実習の継続とのはざまで思い悩み、恐怖と不安の中で誰にも相談できず、そうして死体遺棄罪で起訴されるまでにいたってしまった、そのことに対する支援者たちの後悔の思いがある。
そして、自分と似た境遇の実習生に自らの経験を知ってもらいたいというマイさん自身の思いも。

マイさんとリンさんの支援者には重なっている部分もある。だが、とてもよく似た状況で予期せぬ妊娠を経験した二人の若いベトナム人女性の人生は、そこから全く異なる道筋をたどることになった。
出産の直前に支援者とつながれたマイさん。死産にいたるまで孤立し続けたリンさん。
二人の差はほとんど紙一重だった。

https://www.refugee.or.jp/fukuzatsu/hirokimochizuki10

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コメント(1)

身につまされる話ですね。返す返すも、日本の外国人労働者の扱い、入管法は間違ってますね。
早急に、改善改正すべきです。こんな状態では、奴隷労働です。

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