孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】今日対中輸出は対米輸出より多い

対中輸出大きい企業。トヨタ自動車、ソニーG、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、日本電産、ダイキン、村田製作所、ファナック、SMC、資生堂、コマツ、ユニ・チャーム、TDK、東レ、住友化学、オムロン、日東電工、TOTO、良品計画等。
2021-06-29 08:014

　日本においては、輸出は対中が対米より大きくなっている。
　２０２１年４月の統計。
　輸出　総額７兆１８１１億円、米国１兆２７６１億円、EU６７６１億円、アジア４兆１５６２億ドル、中国１兆５８３４億ドルである。つまり、①中国への輸出が米国を上回っている、②中国への輸出は２２％、米国への輸出は１８％である。
　こうした中、日本ではどの様な企業が中国への輸出を行っているか。週刊エコノミスト７・６号は、「中国ビジネスの影響度が大きい日本企業の２５社（数字は時価総額百万円）」を開催している。
・ジンズホールディングス（1950）眼鏡ブランド「ジンズ展開」
・東レ（１２，４４３）自動車メーカー稼働再開で樹脂事業の需要好調。世界最大級の中空系膜型限外ろ過膜が大型排水処理設備に採用。
・住友化学（10.049）中国での自動車材事業を強化するため、５拠点目となる生産設備を新設。環境規制強化や安全性向上ニーズの高まりで自動車の内外向け部材の需要拡大。
・日本ペイントH（40,607）中国売り上げ比率は三割超。自動車用塗料の売り上げ増える。新築住宅建設・既存住宅内装向け需要もある。
・資生堂（32,640）：中国向け売り上げ比率は２－３割ほど。
・TOTO（10,867）:中国向け「ウォッシュレット」は人気、
・ナプテスコ（5,769）産業用ロボット減速機で世界的に高シェア。
・SMC(43,581) 産業ロボットに用いられる空気圧制御器で高シェア。
・コマツ（29,595）インフラ投資などの景気下支え策により需要が引き続き好調
・ダイキン工業（59,957）換気・空気清浄品の販売拡大
・日本精工（5,667）ベアリング世界上位で中国売り上げ比率は二割強
・日本電産（74,744）電気自動車用モーターを成長ドライバーに位置づけ。
・オムロン（17,634）制御機器で半導体、二次電池、スマホ窓の設備投資需要が増加。
・ソニーG（138,906）ファーウエイ向け画像センサー。ゲームなど好調。
・TDK（18,220）スマホ向け二次電池。中国売り上げ比率は6割近い。電気自動車電池。
・ファナック（54、849）工作機械用制御装置で世界シェア首位、産業ロボットも。中国売り上げは二割ほど。
・村田製作所（57,870）積層セラミックコンデンサーで世界トップ。中国向け売り上げ比率は6割近い。
・日東電工（１２６８５）テープ等総合材料メーカー。
・トヨタ自動車（328,747）中國向けに電気自動車にも注力
・良品計画（5,919）中国売り上げ比率は１５程度見込み。
・ビジョン（4,015）売り上げ比率は3－4割。
・東京エレクトロン（77,891）半導体製造装置の世界シェアで上位。
・ユニ・チャーム（27,819）中国売り上げ比率は１－２割
・ファーストリテイリング（89,166）中国・香港・台湾は二割強。
・キオクシアH（非上場）:旧東芝メモリ。