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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏のご紹介】 (先進国は)途上国はずっと途上国であってほしい、と考えているのではないか

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女子中学生「改革が駄目なら革命ね」
「この声明は、君主制打倒ではなく、民主主義体制のもとで君主制が人民の心のよりどころとして存続していけるようにすることを狙っている。現代社会で君主制が安定して存続していくには、君主制が政治に関わる権力を持たず、監査や批判の対象となり、人民にとって重荷にならないことが必要である」
以上、8月10日にタムマサート大学での集会で出た「10項目要求」、その結語より
研究者や出版社によれば、高校生は大学生に負けないほど専門書を読み、学校で教えない現代史を独学しているという
玉田芳史「2020年タイ反政府デモ」より
「世界」2020年11月号
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一時は戦犯容疑で投獄されていた対日協力の首謀者ピブン(・ソンクラム)元帥が、1946年に釈放されると間もなくアメリカの支持をえた。このアメリカのピブン評価の180度の転換が、アメリカの反共政策に役立つ人物なら、いかに独裁的な、悪評高い軍人でも、利用しようというアメリカ的対外政策を反映していた。
その意味でタイにおける太平洋戦争後のクーデターは、ラテン・アメリカ諸国のそれとかなり顕著な共通点をもっている。
民主主義的な民族主義者プリディ(・パノミヨン)博士を、共産主義者扱いして国外亡命を余儀なくさせ、共産主義陣営に追いこんだことも、その後アメリカが世界各地でとった同種の政治干渉の先例になった。
独裁的な軍事政権の座についたピブン元帥は、約十年間メコン川の東側から侵略してくる共産主義の脅威を、十年一日のごとく叫びつづけることにより、アメリカから巨額の軍事援助と経済援助とを導入しつづけることに成功した。
そしてその巨額な援助額から、適当な分け前を懐に入れ、その利益を独占していた。
もちろん、軍隊と警察を味方につけておくために、ピブン元帥は将校たちに正規の俸給袋のほかに、ボーナス袋を定期的に支給することを忘れなかった、、、
タイ国の軍事政権は国内の反政府勢力と対決する意志はなく、反政府勢力を共産主義者とよんで、反共闘争のための援助をアメリカから引き出すのが、軍事政権の安泰をはかるもっとも賢明な方法なのだといううがった論議さえ行なわれている。
「反共は万能薬か」79p、84p 「AA諸国の実力者 軍人の出る幕」 日経新書
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(東チモール在住の友人から)
> 今年の日本一時帰国は取りやめにしました。というのも当地は、世界で珍しくコロナ死亡者ゼロ、陽性感染者28名、という有難い国なので、ここにいた方が数倍安心だからです。忙しさは、コロナの”お陰で”いつもの半分位です。
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(マニラ在住の友人から)
> 天国のような日々です。
> 友人宅はとても心地よくて、
> スーパーやコンビニでは買い物できるので、
> 友人と自炊を楽しんでいます。
> 友人は栄養士なので、野菜中心のヘルシー料理を作ってくれます。
> 私はもっぱら掃除洗濯など労働しています。
> マニラでも料理はほとんど夫の役割なので、
> 同じなんですけどね。
> 毎日、・・区の保健所から発熱があるか?体調の変化はあるか?
> の2問の質問がラインできます。
> ・・・の保健所からも一度、東京での住所の確認のメールがありました。
> 友人宅のテレビにNETFLIXが入っているので、
> 友人と韓流ドラマにおぼれています。
>
> ではまた
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忘れることのできない李登輝の発言がある。ある記者が台湾独立問題を李登輝に投げかけた。すると李登輝はきっぱりとこう言ったのだ。
「ワタシは台湾独立などと言ったことは一度もない。独立とは言うものではない、やるものなのだ」
李登輝の本質が奈辺にあるのか、筆者はようやく合点がいった。
高橋政陽「台湾群像」(下)より 「世界」 2020年11月号
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「われわれは、アフリカが必要とする雄大な構想やヴィジョンを、軍人精神からは期待できない」
「軍人精神は説得よりは命令による強制、柔軟さよりは厳格さを当然のこととする。
政治が可能性を求める芸術だとすれば、軍務は非合理性を求める科学なのである」
「国を指揮することが一連隊の指揮ほどなまやさしくないと知ったとき、(軍事政権の)それに対する解決策は、命令と規律であろうか、あるいは、考え方ややり方の再検討であろうか」
カール・セール記者「将軍たちとアフリカの将来」 ネーション誌 1966年3月21日号
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『自由主義は最高に寛大な制度である。なぜならば、それは多数派が少数派に認める権利だからであり、だからこそ、地球上にこだました最も高貴な叫びである。人間という種族が、これほど美しい、これほど逆説的な、これほど優雅な、これほど軽業に似た、これほど反自然的なことを思いついたとは信じがたいことだ。だからこそ、これはあまり困難で複雑な制度である』
『敵とともに生きる!反対者とともに統治する!こんな気持ちの優しさはもう理解しがたくなり始めていないだろうか。反対者の存在する国がしだいに減りつつあるという事実ほど、今日の横顔をはっきりと示しているものはない。ほとんどすべての国で、ひとつの同質の大衆が公権を牛耳り、反対党を押しつぶし、絶滅させている』
https://bit.ly/30SvgY3
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グレタ・トゥーンベリを中心に、コロナ後の世界に向けて、世界中の若者たちが共同執筆した、気候危機についての公開書簡から引用しよう。
「私たちは存亡のかかった危機に直面している。この危機の解決策は、買ったり、建設したり、投資したりすることで手に入るものでない。気候変動対策の財源を確保するために、気候危機を必ずや促進してしまう経済システムを「回復」させようとするのは、端的に言って、馬鹿げている。私たちの現在のシステムは「壊れている」のではない。現在のシステムは、まさにそれがすべきこと、自らに課されたことを実行しているにすぎない。だから、もはや「修理」することなどできない。必要なのは、新しいシステムなのだ」
資本主義は正常に機能している。まさに、その結果として、環境破壊が進んでいるのである。
だから、「新しいシステム」が必要だという。
これほど明確な、ジェネレーション・レフトによる反資本主義宣言があるだろうか。
「世界」2020年11月号 斎藤幸平論文
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この危険性を「経済」、「環境」、「民主主義」という「環境危機のトリレンマ」の構図を使って簡単に説明することができる。三つのうち、二つまでを選択することはできるが、三つすべてを選択することはできないというのが「トリレンマ」である。例えば、第二次世界大戦後の先進国に見られた資本主義と民主主義のペアは、環境を犠牲にして、発展してきたのだった。
「世界」2020年11月号 斎藤幸平論文
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6月23日の本会議で、条例案は賛成5、反対53で否決された。
だが、どの会派も「県民の声を聴く」ことの重要性は否定しなかった。
民主主義の枠内にとどまる限り、これは今後も、そして他の自治体においても、否定できないだろう。
そこで最後に、「もしも県民投票が実現していたら?」との思考実験で、改めて「熟議投票」がいかに「練られた民意」を生み出し、かつ包括性を担保することで、自治の強化に寄与するかを考えたい。
まずは、無作為抽出により、年齢・性別・地域など様々な側面において県民を代表する、100名ほどの「県民会議」が設立される。
県民会議は、再稼働に関する様々な観点からの、またバランスのとれた情報をもとに、月に1回のペースで、半年にわたり会議を重ねる。
最終的には、メンバーの賛否の分布とそれぞれの理由が記された報告書が作成され、県内の全有権者に配布される。
それをもとに各地で対話や討議の場が生まれ、賛否の理由が吟味される。
3カ月後に県民投票が実施され、その結果をもとに、県や6市村の自治体議会がさらに議論を深め、最終的に、それぞれの首長が同意・不同意の意思表示を行なうーー。
これは決して夢物語ではない。
例えば今年は、フランスや英国で、無作為抽出の国民が気候変動への対応を熟議し、政府に提言を行なった。
アイルランドでは、同様のプロセスに基づく提言を受けて国民投票が実施され、同性婚や妊娠中絶の解禁につながっている。
米国・オレゴン州では、住民投票に先立って無作為抽出の州民が当該争点を熟議し、報告書を全有権者に配布することが制度化されている。
熟議と投票は相反するものではないし、投票(直接制)と議会(代表制)も同居可能である。
そして「代表」もまた、選挙された議員だけとは限らないのだ。
個々の制度や実践を、排他的にではなく相補的に捉え、自治の回路を増やしていくこと。
茨城での試みはいったん潰(つい)えたが、「民主主義のバージョンアップ」への挑戦は、これからも続いていく。
「東海第二原発と県民投票」潰された条例、残る希望 徳田太郎 「世界」20年11月号
老朽原発を再稼働させるのかーー。県民投票の実現を求めた茨城県民の請求は、議会でのいびつな審議の結果、否決された。
新たな運動手法と成果、議会の「壁」、そして本来あるべき民主主義の可能性を考える。
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コメント(1)

この危険性を「経済」、「環境」、「民主主義」という「環境危機のトリレンマ」の構図を使って簡単に説明することができる。三つのうち、二つまでを選択することはできるが、三つすべてを選択することはできないというのが「トリレンマ」である。例えば、第二次世界大戦後の先進国に見られた資本主義と民主主義のペアは、環境を犠牲にして、発展してきたのだった。

この考え方、見方に、まったく同意したます。
常々、私も、このように、考えておりました。

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