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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュのスポーツと政治、ロシア選手の国際競技参加の禁止と五郎丸歩選手の自民党の立党60年記念式典に出席問題。「全ての個人はスポーツを行う機会を与えられなければならず」等

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【孫崎享のつぶやき】
スポーツと政治、ロシア選手の国際競技参加の禁止と五郎丸歩選手の自民党の立党60年記念式典に出席問題。「全ての個人はスポーツを行う機会を与えられなければならず」等
2015-12-02 07:285


 
スポーツの代表的事業はオリンピックである。

 オリンピックは、出来るだけ、政治と距離を置くとの方針を持つ。

 関連する部分を「オリンピック憲章」で見てみたい。

・オリンピズムの根本原則

「2. オリンピズムの目標は、スポーツを人類の調和のとれた発達に役立てることにあり、その目的は、人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。」

「4. スポーツを行うことは人権の一つである。すべての個人はいかなる種類の差別もなく、オリンピック精神によりスポーツを行う機会を与えられなければならず、それには、友情、連帯そしてフェアプレーの精神に基づく相互理解が求められる。」

「6. 人種、宗教、政治、性別、その他の理由に基づく国や個人に対する差別はいかなる形であれオリンピック・ムーブメントに属する事とは相容れない。」

・「 IOC の使命と役割の項」では、

「10. スポーツや選手を、政治的あるいは商業的に悪用することに反対すること。」

・オリンピックは全てのスポーツを網羅しているものではない。

 しかし、スポーツを行うものは、その種目がオリンピックの対象となっているか否かの規範と言えよう。

・残念ながら、オリンピックはこのような方針で運営されてこなかった。

・ソ連のアフガニスタン侵攻時、西側諸国は、ソ連に対する制裁の手段としてオリンピックをボイコットした。

 オリンピックのボイコットがあったからソ連がアフガニスラン侵攻を打ち切ったわけではない。

 私は当時在ソ連大使館にいたが、事前に訪れていた日本のマラソン選手の落胆ぶりは大きいものがあった。

 ボイコットを行うことがよかったのであろうか。

 今、ロシアの選手のドーピングの問題がある。

「国際陸連は11月17日、金沢市で15日に行われた金沢マラソンで優勝したロシアの男子ランナーを失格にしたことを明らかにした。AP通信が報じた。

 組織的なドーピングでロシア陸連は13日(日本時間14日朝)に暫定的な資格停止処分を国際陸連から科されており、同国の選手は国際大会への参加を禁じられていた。

 大会は北陸新幹線の延伸開業を受け、石川県の魅力を満喫してもらおうと企画され今回が初開催。海外を含め約1万2000人が参加した。当該の選手は国際交流の一環で姉妹都市のロシアのイルクーツクから派遣されていた。

 AP通信によると、ロシア陸連の関係者は大会参加を把握しておらず、今後、事実関係の調査に乗り出す考えを示した。

 大会事務局は18日、優勝と5位のロシアランナー2人の順位と記録を抹消する方針を決めたと発表した。」
 オリンピック憲章を見てみよう。

「スポーツを行うことは人権の一つである。すべての個人はいかなる種類の差別もなく、オリンピック精神によりスポーツを行う機会を与えられなければならず」とある。

過去、ドーピングは実態として、メダル圏の選手にはかなり実施された。

したがって厳しいチェックをし発覚した選手はしばしば、競技から追放される。

しかし、国が関与していたとして、ドーピングを行っていない選手の競技差し止めには疑念がある。「スポーツを行うことは人権の一つである。すべての個人はいかなる種類の差別もなく、オリンピック精神によりスポーツを行う機会を与えられなければならず」に反しているのでないか。

ロシア陸連への処分には、最近のロシアと西側諸国の対立が背景にあるのではないか。

オリンピックと政治では最近不幸な現象が起きた。

ラグビー日本代表の五郎丸歩選手が29日、自民党の立党60年記念式典に出席(.安倍首相とともに壇上でポーズをとる写真付与)

五郎丸自民党立党60年記念式典に出席/自民党議員ツイッターデ拡散、 河野太郎、山本一太 、 赤沢りょうせい、 三原じゅん子 、 木原みのる、 あいさわ一郎、佐藤正久 。残念ながらこれらの人々(プラス安倍首相)の広告塔になった。

明確にオリンピック憲章の「10. スポーツや選手を、政治的あるいは商業的に悪用することに反対すること」に反する。

ラグビーはオリンピック首位目ではないというかもしれない。

しかし、日本は「7人制ラグビー」への参加を意図している。

それであれば、ラグビー人は政党行事への参加は控えるべきだ。

五郎丸選手はともかく、ラグビー協会は「不適切な行動だった」との見解を述べるべきである。ラグビー協会の会長が森前会長から岡村 正氏に交代していることでもあるし。

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