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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏からのご紹介】> 「ビジネスと人権」について

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【色平哲郎氏からのご紹介】> 「ビジネスと人権」について

> 重要だと説明してきましたが理解されませんでした。
> 日本では、いまだに知らないことすら知らないという状態です。
> そこで日経新聞を検索したところ、この記事で理由が解りました。
>
> https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00489/
>
> 猶CSR(企業の社会的責任)を「本業とは無関係のことに寄付すること」とする
> 誤った認識がみうけられますが、正しく理解すればCSRは経営の中心になります。

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(#4)
『すべての企業人のためのビジネスと人権入門』は、「アヘン」としてのSDGsのもう一つの側面を見事に明らかにしています。それは、日本ではSDGsが環境問題に矮小(わいしょう)化されていることです。
本来、SDGsには17の目標があり、すべてがつながっている。にもかかわらず、日本のSDGsは環境問題ばかりに目を向け、ジェンダーや児童労働、働き方など「人権」に関わる目標の意識が低い。これでは、既存のSDGsはウォッシュにならざるを得ないわけです、、、

私も同行した争議の案件では、ある女性労働者が生活している寮に朝いきなり、会社側の人間が入ってきて、その労働者を無理やり車に乗せて、カンボジアに送り返してしまった。
本人の同意は一切取っていません。会社でいらなくなったから、無理やり本国に送り返されたわけです。
その女性がもし、日本の会社に対して抗議しようとしても、日本側につてもないですし、泣き寝入りするしかない。そういうことが、今の日本でも普通に行われています。

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(#5)
資本主義のいい話は、たいてい「負の外部性(第三者の犠牲)」の上に成立していると、ベストセラー『人新世の「資本論」』の著者で哲学者の斎藤幸平氏は指摘する。この「負の外部性」にどう対処していくかが、「環境」や「人権」の課題に取り組む上で重要な視点となる、、、

今年、『ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇』という米国の映画が日本で公開されて、私もコメントを寄せました。拉致されてきた男たちがタイで奴隷船に乗せられ、漁業をさせられるという現代の強制労働や奴隷的労働を告発した内容です。  
実は、そうやって取られた魚が、日本の回転寿司に並んでいたりすると映画は警告を鳴らしています。1皿100円ちょっとで回転寿司を食べられることには、ゆがみがあります。
けれども、ゆがみの元凶である奴隷的労働は「外国で起きている話」なので私たちには見えない。こうして日本人は、世界中の破壊に無意識的に加担しているわけです。

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