孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】米国中間選挙とウクライナ問題

【孫崎享のつぶやき】
米国中間選挙とウクライナ問題：WSJ11月3日世論調査：共和党員48%が、米国ウクライナ支援は「やりすぎ」、3月の6%から増加。共和党の下院支配なら情勢は変化するだろう。
2022-11-11 08:069

米国中間選挙の状況は依然混沌

１：上院は過半数５０に対して民主党４８，共和党４９，下院は過半数２１８に対して民主党１９１，共和党２０９．「WPは民主党差を詰めている」WSJは「共和党多数に接近」と表現。

２：ウォール・ストリート・ジャーナルが11月3日に発表した世論調査によると、共和党員の48%が、米国がウクライナを支援するために「やりすぎ」ている、3月の6%から増加している。

３：バイデン政権でウクライナ対応の中心人物になっているサリバン大統領補佐官は中間選挙直前、ウクライナとロシアの双方を訪れている。

４：「青天井」の対ウクライナ軍事支援は終わるであろう。

５；国際的にみると、非Ｇ７でウクライナ支援が後退している。
南アフリカは、ロシアの併合令を非難する最近の国連投票に棄権、世界は停戦と政治的解決の促進に集中しなければならないと述べた。
ブラジルの次期大統領ルーラ・シルバは、ゼレンスキーがプーチンと同じくらい戦争に責任があると述べた。
インドのモディ首相は、先月のゼレンスキーとの電話で和平交渉への支援を申し出た.彼はウクライナの指導者に拒絶された。
インドネシア、G20　仲介の努力、
アラブ連盟（21カ国・1機構）の首脳会議は2日、宣言で、ウクライナでの戦争に「非同盟の原則を誓う」と明記し、ウクライナや同国を支援する欧米と、ロシアとの間で中立を保つ姿勢を鮮明にした。