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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 引用:井沢元彦著『日本史真髄』

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【孫崎享のつぶやき】
引用:井沢元彦著『日本史真髄』「平安中期、政府機関に兵部省・刑部省存在、配属兵不在の状態。何故?軍隊と警察、共通するものー「ケガレ」。軍隊は死穢に触れる。警察は犯罪者を取り締まる→罪穢に触れる→これを廃した」、軍・警察重視は日本古来の伝統でない。
2022-04-18 08:009


引用:井沢元彦著『日本史真髄』

・大和朝廷は、坂上田村麻呂等の軍人達の活躍もあり、八世紀末には異民族をほぼ一掃し日本の支配を完成させた。ところが、この頃から他国ではあり得ない変化が現れた。

 次々と軍備を廃したのだ。
 平安中期には、政府機関には兵部省・刑部省は存在しているにもかかわらず、実際にそこに配属されている兵は1人もいないという異常な状態になってしまう。

 問題の異常さは、政府が兵部省だけでなく、現在の警察庁・法務省に相当する刑部省も同様に有名無実にしてしまったということにも見られる。

 では何故大和朝廷は軍備を廃し、治安維持に必要不可欠な警察機構までなくしてしまったのか。

 軍隊と警察、これらに共通するものを考えれば答えはすぐ分かる。
 そう「ケガレ」を嫌ったからなのだ。軍隊は敵を殺すわけだから、死穢に触れることはさけられない。警察は犯罪者を取り締まるのだから、罪穢に触れることになる。ともにケガレを避けることの出来ない職業なのだ。

 もともと日本人はケガレを忌避する思想を持っていたが、政権が安定するまで敵から国を守るために、死穢に触れることになったとしても戦わざるを得なかった。ごく簡単にいえば、「嫌だが仕方なく」兵部省や刑部省の任に就いていたのだ。

 それが統一され、外敵がいなくなったことによって、「もう敵がいなくなったのだから、これ以上ケガレに触れるようなことはsいたくない」として、軍備はおろか警察権まで手放してしまったのである。

 平和になったからといって軍隊を手放してしまったらどうなるか。
 群も警察もなくなれば、治安維持のために働くものがいなくなる。そうなれば国の治安が悪化するのは当然である。

 無法地帯で自分の財産を守るためには自ら武装して、仲間と協力して自警団のような組織を作るしかない。こうして生まれたのが武士階級なのだ。

コメント(1)

井沢史観は、この日本人独特の思想「穢れ」から、解き明かしています。
平安貴族は、荘園をたくさん持っていましたが、警備はしないで、争いがおこると、武士に任せていました。ただし、寺社などの荘園は、僧兵などの自衛団を持っていました。

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