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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 今日の動きは予測される事態

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【孫崎享のつぶやき】
今日の動きは予測される事態。2008年、バーンズ駐ロ・米国大使発本国宛て秘密電報「露外務省はNATOをウクライナに延長すれば、露の安全保障に影響を与え深刻な政治・軍事的変化をもたらす、ロシアはしかるべき行動をとらざるを得ないとしている」と警告
2022-03-13 07:036


日時:2008年2月1日
秘密区分:秘( :CONFIDENTIAL)
出所:モスクワ
宛先:参謀本部、NATO-EU連合(Cooperative)、国家安全保障会議、ロシア・モスクワ政軍連合(Collective )、国防長官、国務長官
筆者:ウイリアム・バーンズ大使

1:要旨

1.ブカレスト首脳会議におけるNATO加盟行動プラン(MAP)に対する当初の沈黙に引き続き、ラブロフ外相等は強い抗議を繰り返し、NATOの更なる東方拡大は潜在的脅威と強調した。MATO拡大、特に、ウクライナへの拡大はロシアにとり感情的、神経的問題であり、さらに戦略的考慮がウクライナとグルジアへのNATO拡大の強い反対となっている。ウクライナに関しては、これらは、NATO拡大は国を二つに分離し暴力に導き内乱にまで導き、ロシアに介入の決断を迫るものとなる。加えてGOR(ロシア政府?)及び専門家はウクライナのNATO加盟はロシアの国防産業、ロシアーウクライナ間の家族関係、二か国間関係一般」に影響を与えると主張している。グルジアに関しては分離地域における継続する不安定と挑発的行動を懸念している。

2. 1月22−23日ロシア外交政策年次レビューでラブロフ外相は( annual review of Russia's foreign policy January 22-23で,NATO東方拡大、特にウクライナ、グルジアへの拡大を潜在的軍事脅威とみなさなければならないと強調した。ロシアはNATOはロシアに向けtものでないという声明を信ずるかもしれないが、最近のNATO諸国における軍事活動(米国の前方活動地域)を見た時、判断は述べられた意図でなく、可能性で判断しなければならない。ラブロフは近隣における勢力圏確保は時代錯誤であり米欧は合法的権益を有すると認めている。他方、彼は各国は自己の安全保障やどの政治軍事機構に加盟するかの決定を行うに自由であるが、同時に近隣諸国への影響も考慮しなければならないと述べている。

3. ラブロフはロシアはNATO拡大が安全保障の理由によって行われてはいないことを認識ているが冷戦の遺産であると述べている。しかし、新規加盟国はNATOの傘があるので好きなことを言い行動する傾向がある。

4:1月22日のプレス・ブリーフィングで ウクライナのNATO 加盟行動プランへの要請に対し、外務省は、NATOの急進的拡大はロシアの安全保障の利益に影響を与える深刻な政治・軍事的変化をもたらすとしている。外務省スポークスマンは、ウクライナのNATOへの参加はロシア―ウクライナ関係を複雑化させ、ロシアはしかるべき行動をとらざるを得ない("have to take appropriate“)と述べている。

5.グルジアとウクライナのNATO参加への意欲はロシアの神経を逆なでするだけでなく、この地域の安定に深刻な懸念を引き起こす。ロシアは包囲やロシアの影響力を減じようとする行動を感ずるだけではなく、ロシアはロシアの安全保障上の利害に深刻な影響を与えるるであろう予測しがたい、制御不能の結果をもたらすことを恐れている。NATO参加ではウクライナを賛否に二分し、ロシアは介入すべきか否かの決定を迫られるであろう。

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