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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 アフガン情勢次第に明確化。

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【孫崎享のつぶやき】
アフガン情勢次第に明確化。米軍タリバンと8月31日までに米軍撤退し、タリバンこの間撤退の米軍を攻撃しない、撤退後のアフガンに米国介入しない合意。これで政府軍戦意喪失。タリバン一気に支配。更にIS-K存在。彼らは米軍との合意ない。カブール空港で米軍攻撃。
2021-08-28 08:204

アフガニスタン情勢次第に明確化。
・米軍のアフガン撤退はベトナム戦争と異なる局面。
 それは米軍はタリバンと軍撤退について合意を持っていた事。つまり8月31日までに米軍は撤退する、この間タリバンは米軍を攻撃しない。米国は撤退後のアフガンがどうなるかについては介入しない。
・米国は多くの武器を政府軍に与えているから、8月31日以降少なくともニ,三か月はカブール周辺は政府軍が支配し続けるであろう,したがって米国人の撤退も支障なく実施できると判断した。
 他方、米軍はどんどん撤退する。主要装備も撤収する。これを政府軍が見ている。米軍が完全に自分達を支援する意思がないことを見て、政府軍は闘を止め、国内にとどまれば身が危険と思う者は国外に逃亡した。時に軍機を利用して。
・この状況下、タリバンは、米国の想定より早くカブールまで制圧した。ただこの段階では米軍攻撃は行わない。
・米軍、米軍兵士の国外脱出については合意しているが、米軍協力者の国外脱出には合意はない。これが混乱の原因となる。
・他方、アフガンにおいては、タリバンだけでなく、IS(イスラム国)分派が存在している。ISホラーサーン(IS-K.)。このISホラーサーン(IS-K.)はパキスタン周辺、東北部等に拠点を持つまでに勢力を持つ。彼らは米軍攻撃をしないという合意を米軍と持っていない。これが次の事件を起こす。「アフガニスタンの首都カブールの空港周辺で爆発が起きた事件を受け、米中央軍のマッケンジー司令官は26日、記者団に対し、少なくとも米兵13人が死亡、18人が負傷したと発表した。テロ組織監視団体SITEによると、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行を認めた。報道によれば、アフガン人にも多数の犠牲者が出ており、死者は計60人以上、負傷者は140人を超えた。」
・バイデン大統領は、報復を宣言したが、米軍はアフガンからは撤退した。ISホラーサーン(IS-K.)はアフガンに拠点を持つ。これを排除する攻撃は行いえない。
・タリバン勢力は、各部族の連合体の性格を帯び、米軍が撤退するならそれでいい。他方ISホラーサーン(IS-K.)はイデオロギー色が強い。イスラム国の樹立を武力闘争で目指す。アフガニスタンは今後も混迷が続く。
補足説明―1
カブール空港近辺の犯行声明をISホラーサーン(IS-K.) 2014 年設立。アフガン、パキスタンを活動分野。タリバンからの分派を含む。アルバグダディに忠誠誓う。厳格なイスラム法順守、処刑。タリバンと対立。ISKはタリバンをイスラム主義より部族社会を基礎と批判。アフガン東北部に約二千名の戦闘員。
補足説明―2
「情報BOX:過激派組織ISIS−Kとは、アフガン自爆攻撃関与か」[26日 ロイター]
-・この地域の古い呼び名「ホラサン」に由来するISIS−Kは2014年終盤に初めてアフガン東部に姿を現し、過激な暴力を行使する存在としてあっという間に知れ渡った。
ISIS−Kはパキスタンの治安部隊に追われてアフガンに逃げてきたパキスタン・タリバン運動のうち、分離した強硬派によって創設された。
ISIS−Kは当初から、パキスタンとの国境付近にある麻薬などの密輸ルートにつながる重要地帯の支配権を巡ってイスラム主義組織タリバンに争いを挑んでいた。
それと同時にカブールやアフガンの他の都市で政府や駐留外国軍を標的にした自爆攻撃を実行した。より過激で暴力的な軍事行動を辞さないという評判を得るのが狙いだったとみられる。
−実際、村落の老人たちを残酷に処刑したり、赤十字職員を殺害したりしたほか、国内少数派のイスラム教シーア派系住民社会への自爆攻撃を敢行した。
−ISIS−Kの活動は当初パキスタン国境付近の限られた範囲にとどまっていたが、やがてジューズジャーン、ファーリヤーブといった北部諸州で2番目に大きな勢力を確立。米陸軍士官学校テロ対策センター(CTC)は、ISIS−Kはアフガン人だけでなく、別の武装組織に属していたパキスタン人や、ウズベキスタンの過激派も吸収していると分析した。
−17年4月には、米軍が「全ての爆弾の母(Mother of All Bombs=MOAB)」と呼ばれる誘導式の爆弾を、ISIS−Kの拠点があったアフガン東部ナンガルハル州アチン地区に投下した。MOABは米軍が装備する非核爆弾としては最大の威力を持つ。
−ISIS−Kは一方で西側が支援するアフガン政府と、もう一方でタリバンとの闘争を展開。ただその行動がイラクとシリアに広がるISときっちり連携したものかどうか、まだ分かっていない。
−米情報機関は、ISIS−Kが西側の支援を受けたアフガン政府の崩壊につながった一連の混乱につけ入り、自らの足場強化やタリバンから脱落した構成員の取り込みを図ったとみている。
−最近攻撃の標的となったのは、イスラム教神秘主義者のモスク(礼拝所)や、送電塔、石油タンカー、カブールでシーア派住民が利用するバスなど。米当局によると、シーア派が多い少数民族ハザラ人の女学校への攻撃もISIS−Kの仕業とみられる。

コメント(1)

ゲリラが活躍する、アフガンの山岳地帯、なかなか国としての統一を保つことはむつかしいですね。

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