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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 一構想(未確定)、アフガニスタンと新疆ウイグルの相関関係を考える。

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米国の最大の敵は中国。この中国を揺るがす最大の弱点はどこか。新疆・ウイグル。宗教・民族の独立運動。タリバンの制圧でアフガンは「テロ集団」の温床。かつて対ソ連揺さぶりの為の戦略
2021-08-22 07:545


何故、20年も戦ってきた米国が、バイデン政権になってアフガンからの全米軍撤退を決めたのであろうか。
 ベトナム戦争は米軍が完全に敗北し、北越軍がサイゴンを完全に軍事的に制圧する中で起こった。アフガンにおいては米軍はそこまで追い込まれていない。
 先ず第一に、バイデン政権は金融資本と、軍産複合体の支援でできた政権である。大統領選挙時9月、489人の安全保障関係者がバイデン氏支持、大統領批判の書簡に署名し発表、元将軍、元国防長官、元CIA長官ら」の動きがあった。バイデン大統領がこれらのグループの意思を無視してアフガン撤退を考えたとは思えない。つまり、アフガン撤退は軍産複合体の選択であった。ではなぜか。
 第二に米国安全保障政策上の最重要課題は何か。中国と対峙することである。
 今日、中国の最大弱点は何か。新疆ウイグルの民族主義とイスラム教である。
 これを思ってアフガン情勢を見ると全く異なった図式が出る。
 私はソ連崩壊前の米ソ関係を想起している。
 当時米国の次第の滴はソ連である。米国はソ連の崩壊を願った。その時どのような政策を打ち出したか。
 カーター政権(1977年1月- 1981年1月)の安全保障補佐官はブレジンスキーである。ブレジンスキーはポーランド系であり、ソ連崩壊を最大の戦略と位置付けていた。彼はソ連の弱点は中央アジア、カスピ海地域とみた。この地域はイスラム教徒であり、民族主義者である。彼らを扇動し、ソ連を揺さぶる、それがブレジンスキーの戦略であり、具体的にはイランにおけるシャーの崩壊、アフガンでイスラム・民族主義者支援を行い、ソ連軍のアフガニスタン侵攻につながる。
 米国にブレジンスキーの教えを学んだ人がいたとする(それはあまたいる)。中国の弱点、新疆ウイグルを揺さぶる構想を出す人は当然出る。この人々にとってアフガンにいるイスラム過激派は望ましい勢力になる。彼らが、新疆ウイグルでの民族主義、イスラム主義を支援する。
 こうした見方はまだ展開されていない。だが十分に可能性がある。


コメント(2)

まさしく、孫崎さんの推定の通りだと、私も、考えます。
経済力、軍事力では、中国は崩壊しない。おそらく、イスラムをつかって、ウイグルを扇動する、
この作戦でしょう。
すーちゃんさん
「イイネ」にお礼申し上げます。

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