孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 ワシントン・ポスト・コラムで、バッハ会長を「ぼったくり男爵」と呼び、「IOC収益を自分達に、費用全て開催国に押し付ける

。今莫大な医療負担を日本に強いる。日本は“損切”で対応すべし」と強調。別途桑港クロニクルも世界コロナ下、今夏の東京五輪中止すべし
2021-05-07 08:0310


　極めて興味ある現象は米国の有力紙が今夏の東京五輪の中止を主張する論評を掲載していることである。米国で最も有力な新聞の一つワシントン・ポストは5日国際オリンピック委員会（IOC）のバッハ会長を「ぼったくり男爵」と呼び、新型コロナウイルス禍で開催を強要していると主張する論評を掲載し、サンフランシスコ・クロニクルは3日、世界各地でコロナ長期化する中、今夏の東京五輪は「開催されるべきではない」とする記事掲載。パンデミック（世界的大流行）は終息しておらず、終わりに近づいてすらいないと強調。安全な形での開催に、開会式までの3カ月弱では”時間が足りない”と主張した。
A-1[米有力紙、日本に五輪中止促す IOC批判「開催国を食い物」（共同）
　米有力紙ワシントン・ポストは5日のコラムで、日本政府に対し東京五輪を中止するよう促した。国際オリンピック委員会（IOC）のバッハ会長を「ぼったくり男爵」と呼び、新型コロナウイルス禍で開催を強要していると主張。「地方行脚で食料を食い尽くす王族」に例え、「開催国を食い物にする悪癖がある」と非難した。
　コラムは大会開催を前進させている主要因は「金だ」と指摘。IOCは収益を得るための施設建設やイベント開催を義務付け「収益のほとんどを自分たちのものにし、費用は全て開催国に押し付けている」と強調した。
A-2「Japan should cut its losses and tell the IOC to take its Olympic pillage somewhere else（日本は損切を行い、IOCに略奪をどこか別の所で行えと述べるべきだ）」
　筆者Sally Jenkins、スポーツ関連記事、著作で著名。
・「ぼったくり（Ripper-off）」男爵とIOCの金メッキの詐称者達は日本を足載せ台にすることを決めた。しｋし、日本はオリンピックのホストになることに合意した時、主権を放棄はしなかった。もし、東京夏ゲームが国益の害となるなら、日本の指導者たちはＩＯＣに略奪する領土を別の所に見つけろというべきだ。キャンセルは難しいがそれは治療となる。
・「ぼったくり男爵」バッハと従者達はホスト国を破壊するという悪いくせを持っている。ちょうど、田舎の麦束を蹴散らし、切り株を残していく旅に出てる王族たちのようなものだ。日本世論の７２％がパンデミックの最中に１５０００人の選手と関係者の受け入れに消極的な時に皇帝のごとく実施すべきだと主張し、どうしようとしているのだ。
・回答はオリンピック“受け入れ規約”からの権力を得ている。
・７ページが受入国が提供すべき医療サービスに咲かれている。―受入国はオリンピック関係者専用の病院の部屋を提供しなければならない。東京組織委員会は約一万名の医療従事者を提供する必要があると評価してきた。
・先週オリンピック関係者８名がマスク付着にも関わらず感染陽性であった。
・日本の人口の２％に満たない層しかワクチン接種をしていない。
・医療労働組合の森田会長が「患者や看護婦の健康と生命を危険があるにもかかわらず五輪開催を主張することに怒っている」と述べている。
・日本の損切を今行うべきである。
・五輪は非合理な出費となっている。
・コロナの最中に国際的大イベントを行うのは非合理の決定である。
・現在オリンピックを実施すべきという主たる理由は金である。
　日本はすでに２５０億ドルを投資している。そして更にいくらかかるか。
・もし日本が契約を破棄したとして、ＩＯＣはどうするか。訴えるか。どの裁判所か。誰が管轄か。パンデミック時に混乱の中にある国にゲームを強要し、こうした提訴がＩＯＣの名声にどうなるのか。
・日本の指導者は彼らが理解している以上のてこを持っており、縮小ないし延期の開催をすることである。
・東京五輪の窮地は、より深刻で長期的病気の徴候である。
貪欲と大費用が極限の災害をもたらしている。