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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏のご紹介】 過疎こそ最大の感染症対策だ

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農民作家・山下惣一さん  西日本新聞 2020/7/28
 新型コロナウイルスはグローバリズムが抱えるさまざまな問題を明らかにした。農業も例外ではない。
 冷戦崩壊後、貿易自由化が進むと「自動車を売って、食料は価格の安い外国から買えばいい」という風潮が広がった。その結果、日本の食料自給率はカロリーベースで37%(2018年度)にまで落ち込んだ。しかし今回、ロシアやベトナムが穀物の輸出制限の動きを見せた。いつまでも経済大国でいて、いつまでも食料を(他国から)買ってくることができるのだろうか。
 外国からの技能実習生の入国も制限され、困っている生産地もある。そもそも、自分の子どもには農業を継がせず、安い労働力に頼るやり方は本末転倒に見える。
    ◆   ◆
 世界では輸出を主力にする「大規模企業型農業」より、地産地消型の「小規模家族農業」を再評価する動きが強まっている。
 国連は14年を「国際家族農業年」として、家族農業の重要さを確認。19〜28年を「家族農業の10年」とすることを定め、加盟国・関係機関が施策を展開することになった。
 農林水産省のホームページによると、日本の農業経営体(15年)の97・6%が家族経営。欧州連合(EU)も96・2%(13年)、米国でも98・7%(15年)。14年世界食料農業白書によると、生産額の80%以上を家族農業が生み出している。農業の主力と言っていい。
 量販店が商店街をつぶしていったように、大規模企業型農業は安い価格で家族農業を圧迫する。そして、利益が出なくなれば撤退する「焼き畑式」。広大な土地、大量の水、肥料を使うが環境への負荷などを考えると効率がよいとは言えず、持続可能なのか、世界が疑問視しているのだ。
    ◆   ◆
 今回のコロナ禍では都市の弱さも明らかになった。ウイルスは次々に新しいものが発生する。「3密」が起きる都市の環境を維持したまま、ウイルス対策を行うことは難しい。水道の蛇口を開けたまま、バケツの水をくみ出しているようなものだ。
 過疎こそが最大の感染症対策。私は緊急事態宣言中はほとんど地域から出ず、ミカンの剪定(せんてい)をして過ごした。「人と会うな」と言われても、もともと人は少ないし、高齢者夫婦2人暮らしでは欲しいものも少ない。
 農村は今回のような非常時に強い。私たちのやっている家族農業は利潤を求める「産業」ではない。自給を中心にした「なりわい」だ。金ではなく物を中心に暮らしている。だから、リーマン・ショックでも、コロナ禍でも、ほとんど苦痛を感じなかった。
 農業、農村を経済だけで考えると誤る。環境を守り、命を支える「社会の土台」だ。今回のコロナ騒ぎでこれが、はっきりしたと思う。
(聞き手・竹井晋治)
◆山下惣一氏(やました・そういち) 1936年、佐賀県唐津市生まれ。農業に従事する傍ら、文筆活動を続ける。「小農救国論」など著書多数。小農学会共同代表。2003年、西日本文化賞。同市在住。
https://bit.ly/305g8Xk
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「20世紀の歴史は、全体主義体制を採る国家権力との闘いに彩られた。
21世紀は間違いなく、行き過ぎた企業の力を削減する闘いの世紀となるだろう」
【エリック・シュローサー「ファストフードが世界を食いつくす」364p】
「われわれは誰ひとり、ファストフードを買うことを強制されてはいない。
意味ある変革への第一歩は、あまりにたやすい。
ただ買うのをやめればいいのだ」
【エリック・シュローサー「ファストフードが世界を食いつくす」376p】
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「援助を受けるということは、援助をする国の言いなりになることだ」
Thomas Sankara 国連演説
 「わたしは、
 愛するブルキナファソの人々を
 代表するだけではなく、
 世界の片隅で、もがき苦しんでいる、
 すべての人々を代表して語りたい。
 黒い肌をしているだけで、
 あるいは文化が異なるというだけで
 ほとんど動物と変わらない扱いしか受けていない
 この数百万人のゲットーにいる人々を代表して
 わたしは語りたい。
 男性によって作り上げられた
 システムによって苦しんでいる、
 すべての女性を代表して、
 わたしは語りたい。
 マラリヤや下痢といった
 簡単に救う方法があるにもかかわらず、
 貧しさや、知識の不足から、
 子どもたちが死んでいくのを目の当たりにしている、
 すべての母親たちのために、
 わたしは語りたい。
 お金持ちの人々のショールームの
 武装された警備で守られている厚いガラス窓を、
 いつも、お腹を空かせて見ている貧しい子どもたちのために、
 わたしは語りたい。
 わが国は
 人類のすべての苦悩を統合したような
 苦しみに満ち溢れている。
 だが同時に、
 戦いの希望にも満ち溢れている。
 死の商人たちが独占している
 最新の科学技術、
 それをじっと見つめる
 不安げな病人たちに代わって
 わたしは打ち震えるのだ。
 そしてわたしは、
 自然破壊の犠牲となったすべての人々、
 飢餓という恐ろしい武器によって死に至っている
 年間3000万人の人々に思いを馳せている。
 世界中の国際会議で発言しようとしているすべての人々、
 彼らの声が届くように、
 そして真剣に問題を取り組むために、
 わたしはここに立ち上がる。
 この国連の会議の場で、
 わたしの前では多くの人々が発言してきた。
 そしてわたしの後にも発言者が続くであろう。
 しかし、建前上はみな平等の権利をもって
 会議に臨んでいるとしても
 実際の決定権を握っているのは
 ごく少数の人々だけである。
 だからこそわたしは、
 世界中の国際会議で
 発言しようとしているすべての人々の
 声が届くように、代弁者となろう。
 そう、わたしは
 世界で見捨てられているすべての人々のために語りたい。
 なぜなら
 わたしは人間であり、
 人間である限り、
 わたしと無関係ではないのだから
 わたしたちの望みは、
 他の人々を排除するような
 黒人の世界を作ることではない。
 黒人として、わたしたちは、皆さんに伝えたい。
 『どのように、お互いを愛するかということを』」
https://bit.ly/2OZvK8k 
「サンカラの他の指導者との決定的な違いは、権力を私欲に向けることなく、言葉だけでなく革命を自らの身
で示し続けたことである。独立前から続いてきた既得権益を否定し、社会的弱者の権利を拡大することによっ
て、より平等な社会を実現しようとするサンカラの政治的理念は大衆の心を強く動かした」、、、
「援助を受けるということは、援助をする国の言いなりになることだ」、、、
「黒い肌をしているだけで、あるいは文化が異なるというだけで、ほとんど動物と変わらない扱いしか受けて
いない数百万人のゲットーの人々を代表して私は語りたい」、、、
サンカラが時代遅れのマルクス主義者だったとしても、彼の実行した政策は、今日のアフリカでこそ必要とさ
れている政策である。農産物の生産性向上、女性の地位向上、汚職の摘発とガバナンスの改善、非効率な政府
部門の改革、援助依存からの脱却――。30年前に断行すれば「危険な共産主義者」のレッテルを貼られたこれ
らの政策を、今や世界が当然のこととしてアフリカ諸国に求めているのは歴史の皮肉である、、、
「こんなに大勢の人が通りで号泣している光景を初めて見た」
https://globe.asahi.com/article/11532412

コメント(3)

日本も、真剣に、食料自給を考える時だ!

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