ニューヨーク・タイムズ紙特集「コロナウイルスの六カ月、我々が学んだこと(Six Months of Coronavirus: Here’s Some of What We’ve Learned)6月2日
1:冒頭:何時コロナウイルスが人間に感染し始めたのかはわからない。でも我々と六カ月はいる。 最初は名前もなく実態も判らなかった。最初は中国の大都市武漢。今判明したこと。 2:我々はこのウイルスと長く付き合わなければならない(We’ll have to live with this for a long time.) 今、米国ではコロナは低下し、経済再開が行われ、世界で少なくとも100の科学チームがワクチン開発に取り組んでいる。 だがコロナが消滅する兆候はない。多分一年それ以上かかるだろう。マスク、ソーシアル・ディスタンス. 手洗い、友・家族との距離これらは健康でいる最良の希望である。 WHOのライアン博士Dr. Mike Ryanはこのウイルスは消えないと警告した。ワクチンが本年末に出来るというのは楽観的すぎる。 感染者の35%は何らの徴候を示さない。彼らは外に出、他に感染させる。 いつ終わるのか。最低限になすべきことは、マスクをつけ、距離を保つ。緊急センターを利用可能にしておくこと、ワクチンなどの開発を待つこと、病気マラソン(a disease marathon)という言葉があるとすれば、その状態である。 3:マスクを借用すべき(You should be wearing a mask.) マスクの効用については議論があったが、多くの専門家は全員がマスクを着け、自らと他を守るべきことに合意している。 高性能N95マスクは0.3ミクロンのものを95%排除する。青の手術用マスクは、布製排除率が10−30%の際に、50−80%排除する。 4:米国の医療施設は時代に適用しなければならない。 我々は何のウルルス・ペンタゴン(国防省)を持っていない。アメリカ疾病予防管理センターCenters for Disease Control and Prevention:CDC)はFBI,捜査機関のようなものだ。 ファウチ博士は、国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長である。コロナと戦う第一線の人々は地方政府によって雇われ、予算は減少している。他は民間に依存している。パッチワーク対応が10万人以上の死者を出した。 WHOのライアン博士Dr. Michael Ryan,は「超大国はプライオリティを間違っている。彼らはミサイル、潜水艦に何十億ドルも使い、ウイルスにはわずかだ(“They spend billions on missiles and submarines, and on fighting terrorism, and pennies on viruses.) 4:ウイルスへの対応は高額 5:ウイルス・テストを収めるには先は長い(We have a long way to go to fix virus testing). 今日ロスアンジェルスではウイルス・テストは無料、ドジャーズ・スタジアムのドライブ・スルー方式は一日6000名の対応が可能である。 こうした状況にも関わらず、まだまだなすべきことがある。 6:我々は集団免疫に依存できない(We can’t count on herd immunity to keep us healthy). ワクチンはこれまで様々な病気(measles, rubella and smallpox and polio)に対応してきたが、インフルエンザには十分対応していない。抗体は短命である。呼吸器系ワクチンはよくて「緩やかに効果的(modestly effective)」である。 6:コロナの徴候は思ったより多様(The virus produces more symptoms than expected.) コロナ(Covid-19)は呼吸器系病気である。しかしコロナの攻撃は肺だけではない。肝臓、心臓等への影響がある。 7:我々は表面からの接触についての心配を少しは減らせるかもしれない(We can worry a bit less about infection from surfaces.) 8:我々はコロナの変化への心配は少しは減らせるかもしれない(We can also worry less about a mutating virus) 9:我々はより暖かい気候がウイルス撃退することに期待できない(We can’t count on warm weather to defeat the virus.