孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】米国経済動向：米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長発言

：①失業率は、今後２０％、場合によっては２５％に②第二四半期の経済活動は簡単に、２０％、３０％ダウンに、③経済回復は２０２１年終わりまで続くかもしれない➃ワクチンなしでは人々の安心感なし
2020-05-20 06:221
A-1　事実関係１　ニューヨーク・タイムズ「米連邦準備制度理事会議長は経済回復は２０２１年終わりまで続くかもしれない（Fed Chair Says Economic Recovery May ‘Stretch’ Through End of 2021）
・ワクチンなき経済回復はコロナ活動を再発させるかもしれない。
・失業率は、今後２０％、場合によっては２５％になるかもしれない。
・第二四半期の経済活動は簡単に、２０％、３０％ダウンになりうる。
A-2 ウォールストリート・ジャーナル
「パウエル議長は経済は長期的・不確実な回復に直面（Fed’s Powell Says Economy Faces Long, Uncertain Recovery）
　ワクチンの到来なくして、米国民が完全に自信を持つようになることはないと発言。
A-３　事実関係１「米ＧＤＰ、３０％台の大幅減も…ＦＲＢ議長「完全回復にはワクチン必要」（読売）
米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長は１７日放映された米ＣＢＳテレビのインタビューで、米国の景気回復について「来年末まで時間がかかるかもしれない」と述べ、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の縮小が長期化することに懸念を示した。
　パウエル氏は、４～６月期の米国内総生産（ＧＤＰ）が年率換算で前期比３０％台の大幅なマイナス成長になる可能性があると指摘した。「完全に回復するには、ワクチンの完成を待つ必要があるかもしれない」とも述べた。
　失業率が２５％まで上昇するとの観測があることについては「ピークとして正しいようだ」と述べ、雇用情勢が一段と悪化するとの見方を示した。米国の失業率は４月の統計で戦後最悪水準の１４・７％に達している。
　ＦＲＢによる市場や企業への資金供給は「弾が切れることはない」と、必要に応じて追加措置を講じる考えを強調した。トランプ米大統領が導入を求めるマイナス金利政策については「良い政策だと考える人はたくさんいるが、ＦＲＢはそう考えていない」と、否定的な考えを改めて示した。
A-４「経済復元に時間」（１８日、日経）