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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏のご紹介】ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。

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なぜ船に入って一日で追い出されたのか。

kentaro iwata

ダイヤモンド・プリンセスに入りましたが、何者かによって1日で追い出されました。
感染対策は悲惨な状態で、アフリカのそれより悪く、感染対策のプロは意思決定に全く
参与できず、素人の厚労省官僚が意思決定をしています。船内から感染者が大量に発生
するのは当然です。すぐに船内のみなさんを(医療者たちを含めて)助けてあげねばな
りません。

https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds&feature=share&fbclid=IwAR0ych653

> ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それはひどいものでした。この仕事を20年以上やっていますが、アフリカのエボラとか
中国のSARSとか、感染症と立ち向かってきました。もちろん身の危険を感じることも
ありました。しかし、自分が感染症にかかる恐怖というのはそれほど感じたことがあり
ません。どうしてかというと僕はプロなので、自分がエボラやSSARSにかからない方法
はしっているわけです。あるいは他の人もエボラやSARSに感染させないか、施設のなか
で どのようにすれば感染が広がらないかというやり方も熟知しています。それがわかっ
ているから、感染が蔓延しているど真ん中にいても怖くない。アフリカにいても中国に
いても怖くなかったんです。
>
しかし、ダイヤモンドプリンセス号の中はものすごい悲惨な状態で心の底から怖いと
思いました。これはCOVID19に感染してもしょうがないのではないかと本気で思いまし
た。
>
レッドゾーンとグリーンゾーンというのですけれど、ウイルスがいるかもしれない危
ないゾーンと安全なゾーンをきちんと分けて、レッドゾーンではPPという完全防護服を
つけ、グリーンゾーンでは特別な注意は必要ないと、そのようにしっかりと区別するこ
とによってウイルスから身を守るというのがわれわれ感染症専門家の世界の鉄則なんで
す 。
>
ところがダイヤモンドプリンセス号の中はですね、グリーンもレッドもグチャグチャ
になっていて、どこが危なくて、どこが安全なのかまったく区別がつかない。ウイルス
は目に見えないですから、完全な区分けをすることで自分の身を守るんですけど、もう
どこの手すり、どこのじゅうたん、どこの食器、どこの水場にウイルスがいるのか全く
わからない。いろんなひとが思い思いに完全防護服を着てみたり、手袋をはめてみたり
、マスクを着けてみたり、着けなかったりするわけです。クルーの方もN95を着けてみ
たり着けなかったり、熱のある方が自分の部屋から歩いて自由に外に出て行ったりする
ということが当たり前のように行われている。
>
そんな全く管理されないカオスの中にダイヤモンドプリンセス号はありました。
私が聞いた限りではDMATの職員、厚労省の職員、あるいは検疫官の方々がコロナウイ
ルスのPCR陽性になったという話は聞いていたんですけど、こんな状況ではそれは当た
り前のことです。
>
中の方に聞いても、「自分たちももう感染するってそう思ってますよ」と言われてび
っくりしたわけです。
>
われわれがこういう感染症のミッションに入るときは必ず自分たち医療従事者の身を
守るということが大前提です。自分たちの感染のリスクをほったらかしにして患者さん
とか一般の方々に立ち向かうというのは御法度!完全なルール違反です。
環境感染学会やFETPが入って、数日で出て行ったという話を聞いたときにどうしてだ
ろうと思ったんです。船内の方は「自分たちが感染するのが怖かったんじゃない」なん
て言っていましたが、それは気持ちはよくわかります。感染症のプロだったらあんな環
境にいたら怖くてしょうがないからです。僕も怖かったです。
> いま僕は言えない部屋にいますが、自分自身も隔離して、診療も休んで、家族とも会
わずにいないと危ないんじゃないかと、そんな風にすごく思っています。今私が、ウイ
ルスの感染を起こしていても全く不思議はない。
> どんなにPPとか手袋とかあってもですね、安全なところと安全でないところが区別出
来ていないと、そんなものは何の約にも立たないんですね。
> レッドゾーンでだけ完全防護して、それを安全に脱いでグリーンゾーンに入るという
ことを順守して初めて、自らの安全が守れる。自らの安全が保障できないときは他の方
の安全は守れない。もう、信じられない話ですが、みなさんすごく忙しくしていたんで
すけど、船内を研究者の人と歩いていて、ふっと患者さんとすれ違ったりするわけです
、「あ、今、患者さんとすれちがっちゃったよ」なんて笑顔で職員が言っているわけで
すね。
> われわれ専門家からすると非常識なことをみなさん平気でやっていて、みんなそれに
ついて何も考えず、何も感じていない。
> 聞いたらそもそも常駐しているプロの感染症対策の専門家が一人もいない。
> 時々は、専門家が入るんですけど、彼らも危険だと思っているんですけど、何も進言
しないか、進言してもなにも聞いてくれない。実際に統括しているのは厚労省の官僚た
ちで、私も厚労省のトップの人と相談しましたけど、ものすごくいやな顔をされて、聞
く耳を持たない。「何でお前がこんなところにいるんだ。なんでお前がそんなことを言
うんだ」と知らん顔をする。
> 非常に冷たい態度をとられました。
> そんな状況で、夕方のカンファレンスで「提言を申し上げても宜しいですか」と言っ
たら、まあいいですよという返事だったのですけれど、突然夕方5時くらいに電話がか
かってきて「あなたは出て行きなさい。検疫の許可は与えない」という。私は一応、検
疫官として入っていたんですけど、その許可を取り消すということで資格を剥奪されて
研究所の人に連れられて、厚労省の役人に会うと。
> 「なんでD,MATの仕事をしないんだ。感染管理の仕事はするなと言ったじゃ無いか」
と言われました。
> 「そもそもDMATの人に感染管理をしてくれと言われたんですよ」といったんですが、
「誰とは言わないけど岩田に対してすごくムカついたひとがいた」と。
「だからもうお前は出て行くしかないんだ。」という話をされました。
「でも、僕がいなくなったら感染対策をするためのプロが一人もいなくなってしまい
ますよ」と言いました。「それがわからないんですか?このままだとさらに何百人も感
染者がでます。DMATの方も多くが感染するでしょう」。
>
> DMATの人を責める気は全くありませんが、彼らは全く感染症対策については素人です
から、別に彼らが悪いとは全然思わない。専門領域が違いますから。しかし、彼ら自身
が恐るべき感染リスクの状況の中にいるわけです。きちんとやればそれを防ぐこともで
きるんですよ。ところがその方法さえ知らされずに高いリスクの中に放置されている。
そして、船内の艦船コントロールを行う機会も失ってしまうことになります。
>
> 彼らも医療従事者ですから、船から帰って自分の病院で仕事をすると今度はそこでま
た院内感染が広がってしまいかねない。
>
> これはもう大変なことでアフリカや中国と比べても桁違いに劣悪な感染対策しかでき
ていない。シエラレオネのほうがよっぽどましでした。
>
> 日本にCDCがないとはいえ、まさかここまでひどいとは思っていなくて、もうちょっ
とちゃんと専門家が入って、専門家が責任をとってリーダーシップをとって感染対策に
ついてのルールを決めてやっているのだろうと思ったんですけど、まったくそんな様子
はありませんでした。
>
> もう、とんでもないことなわけです。 多くの方にダイヤモンドプリンセス号で起きていることをしっかり知っていただきたいと思っています。できるならば学術的な団体であるとか国際的な団体に日本に変わるように促していただきたいと思います。
>
> 2003年の中国のSARSの時にはとにかく情報が入ってこなくてSARSの死亡率は10%で
怖かったですけれど、感染対策はきちんとされていて、少なくともCOVID、ダイヤモン
ドプリンセス号の中のカオスの状態よりははるかに楽でした。
>
> 思いだしていただきたいのは、COVIDが中国の武漢で流行りだしたときにあるドクタ
ーがSNSで勇気をもって警鐘を鳴らしました。以前の中国だったら、あのようなメッセ
ージが外に出るのは絶対に許しませんでした。しかし、中国はいまBBCのニュースなん
かをみるとopenness(情報開示)とtranspearence(透明性)を大事にしているとアピ
ールしてます。まあ、それがどこまで正しいのか僕はしりませんが、少なくともとopen
nessとtranspearenceが国際的な信用を勝ち得る上で大事だと言うことは理解している
ます。中国は世界の大国になろうとしているからそこはしっかりとやろうとしている。
> それに対して、日本はダイヤモンドプリンセス号の中でおきていることについて全然
情報を出していません。
>
> それから船内感染が起きているかどうかは発熱の生じた時間をきちんと記録してはじ
めて分析ができる。時間?流行曲線(エピカーブ)というものですが、その記録を全然
とっていないということも教えてもらいました。
>
> PCRの検査を行った日をカウントしても完全の状態はわからないのです。このことは
何日も前に厚労省の方に申し上げていたのですけど、それからも全然されていないと。
要するに船内感染がおきていても全くそれに気づかなければ対応もできていない。専門
家もいない。
>
> 無茶苦茶な状態に陥ったままでいるわけです。
>
> このことを日本のみなさん、あるいは世界のみなさんが知らないままになっている。
特に外国の皆さんは劣悪なマネージメントの中で感染のリスクに耐えなければならなか
ったということです。
>
> これは日本の失敗なわけですけれど、隠せばより一層ひどい失敗になります。たしか
にまずい対応であったということがバレると言うことは恥ずかしいことかもしれないで
すけど隠蔽すればもっと恥ずかしい。
>
> やはり情報公開は大事なんです。
誰も情報公開しない以上は僕はここでこうやるしかないわけです。この悲惨な現実を
知っていただきたいということと。
>
> ダイヤモンドプリンセス号の中の方々、DMATやDPATや厚労省の方々、あるいは検疫所
の方々がもっとちゃんとプロフェッショナルな保護を受けて安全な仕事ができるように
、彼らは本当にお気の毒でした。
>
> というわけで、全く役に立てず申し訳ないなと言う気持ちと、この現実を皆さんと共
有させていただきたいという気持ちでこの動画をあげさせていただきました。

コメント(3)

こう言う良心的な医者もいるのですが、彼の動画は消され、情報は隠蔽されました。日本は中国以下じゃないかなあ。
>>[1]

日本は中国を批判するひとも多いです。
中国の独裁もひどいけれど、日本の安倍政府はもう言う言葉もない・・・
すーちゃんさん、有難うございます。

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