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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 米国民主党は、何故、サンダースでまとまることが出来ないのか。

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何故「勝てる候補」論が出てくるのか。根本は今の民主党は大企業・金融資本と癒着した政党になり、上院・下院議員、首脳陣は「脱大企業からの選挙資金提供」を掲げるサンダースでは困るのだ
2020-02-13 08:553


 ニューハンプシャー州の選挙合戦で、ブティジェッジがバイデンを次のように批判した。

「大統領選挙に勝てる候補を」というスローガンを掲げるバイデンに、「民主党予備選挙も勝てない候補が何故大統領選に勝てるのだ」

 今世論調査を見ると、トランプ対民主党候補の際、民主党候補が誰であれその差は1,2%程度である。「トランプを是認するか否か」は候補者の差をはるかに超える。

 ではなぜサンダースでまとまらないのか。

 サンダースの主張の一番大きい点は、「政治家と大企業の癒着を断とう」であり、重点政策は国民皆保険であり、学費ローンの怪訝であり、気候変動への対処であり、いずれも大企業との対決策である。サンダースの選挙資金は一般市民の小口資金提供であり、ここで大口の資金提供に頼る現職議員と対立する。そこで出るのが「勝てる候補者」論である。

 今回の選挙では、(1)従来通り、金融界・大企業と連携するグループ(ブティジェッジ、クロブシャー、バイデン)対(2)福祉重視―左派、進歩派、等と呼ばれるーするグループ、サンダーズ、ウォーレンであり、中道派、ブティジェッジ、クロブシャー、バイデンの総計は52,5%である。他方、福祉派サンダーズ、ウォーレン合計は35.5である。金融界・大企業と連携するグループが強い候補を出せなかったことがサンダース勝利を生んだ。

 全国の世論調査を見てみよう。

(1) 金融界・大企業と連携するグループ(バイデン19.2、ブルムバーグ14.2、

ブティジェッジ10.6、クロブシャー4.6)計は48.6、他方福祉派サンダーズ、ウォーレン合計は37.8である。

 しかしながら、金融界・大企業と連携するグループのバイデン、ブルムバーグ、ブティジェッジ、クロブシャーの誰も辞める予定がない。ここに民主党の混迷がある。

コメント(2)

民主主義を標榜し、その理念を貫くはずのアメリカで、なぜ、人々は、資本家の搾取、金持ちゆうりの政治の矛盾を気づかないのだろうか?
アメリカがつねに、世界の覇権を握っているから、世界一だからだろうか?
そうであれば、中国が、あの独裁体制であっても、どうしても、アメリカを追い越す必要がある。
そのとき、アメリカは、目覚めるのだろう・・・
>>[1]

アメリカには、体制の「民主義」と抑圧されてきた側の「民主主義」と2つありますね。

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