ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 イラクの首都バグダッドで12月31日、米大使館の敷地内に群衆が乱入する事態が発生。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米国は先に、親イラン派武装組織のイラク拠点を空爆。これにイラクで抗議する武装集団とその支持者s集結。トランプ大統領がイランとの核合意を破棄した時からの必然の流れ。
2020-01-02 09:244


A-1 事実関係 「在イラク米大使館を群衆が襲撃、トランプ大統領はイランを非難」

イラクの首都バグダッドで12月31日、米大使館の敷地内に群衆が乱入する事態が発生した。米国は先に、親イラン派武装組織のイラク拠点を空爆。これに抗議する武装集団とその支持者が数十人、米大使館周辺に集結していた。

 米大使館の警備員が催涙ガスや銃を使用し、抗議活動は直ちに沈静化したが、数十人は大使館周辺に設置したテントに立てこもった。公に話す権限がないとして匿名を条件に述べた事情に詳しい関係者によると、米大使はじめ外交官らは2日前に退去していた。大使館の建物自体は攻撃を免れたという。

 トランプ米大統領はツイッターで、米大使館襲撃およびイラク北部の米基地攻撃で米国人が殺害されたのは「全てイランに責任がある」と非難。イラク国民に対し、「イランに支配・管理されたくない者」は立ち上がれとも呼び掛けた。米基地への攻撃が、イスラム教シーア派武装組織「カタイブ・ヒズボラ」拠点を米軍が空爆するきっかけとなっていた。

A-2[米軍約750人を中東に増派、イラクの大使館襲撃受け]

米政府は31日、在イラク米大使館をデモ隊が襲撃した事件を受け、米兵約750人を直ちに中東へ派遣することを決めた。さらなる増派も準備しており、数日以内に最大4000人規模を追加派遣する可能性がある。

イラクでは31日、米軍がイスラム教シーア派武装組織の拠点数カ所を空爆したことを受け、首都バグダッドの米大使館周辺で暴力的な抗議デモが発生した。イランが支援する民兵を含むデモ隊が米大使館の出入り口に火を付けたり、投石するなどした。

米国防総省の発表によると、まずは陸軍の第82空挺部隊から約750人を派遣。複数の米当局者によると、数日以内にさらに最大4000人を増派する可能性があるという。

 エスパー国防長官は声明で、「米国人と施設への脅威レベルが高まったことを受けた、正当で予防的な措置だ」とした。トランプ大統領はデモを扇動したとしてイランを非難。「米国の施設で死者が出たり被害が発生した場合、イランはその一切の責任を問われ、非常に高い代償を支払うことになる! これは警告ではなく脅迫だ」とツイートした。その後に記者団からイランとの戦争に発展する可能性を問われると、「いや平和を望んでいる」と答えた。

B:評価

1:今日、イスラム社会はスンニー派とシーア派に分かれている。スンニー派はサウジに代表される。シーア派はイランに代表される。イラクは、サダム・フセインが大統領の時はスンニー派が政権を担っていたが、人口的にはシーア派が多かったが、スンニー派に牛耳られる状況であったが、サダム・フセインを打倒する中で、米国はシーア派と連携をした。従ってイラク戦争後、米国とシーア派は協調関係にあった。 ただ、イラクのシーア派はサダム・フセインの時代においてもイランと極めて緊密な関係にあった。

2:他方、米国とイランとの関係は、オバマ大統領後期、核兵器に関する合意が成立し、一時緊張が遠のいた。しかし、トランプ大統領になって、トランプ大統領は核合意を破棄、現在は米国・イラン関係が極めて緊張している。その流れの延長線上に、親イラン派武装組織のイラク拠点を空爆があり、その反動として今回の、イラクにおける米国大使館襲撃事件がある。

コメント(1)

今年は、ここ中東情勢も目が離せません。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見 更新情報

孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。