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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 北朝鮮が核兵器開発を止めることは当面ないであろう。その中、米国で再度武力行使派台頭。

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外交問題評議会会長リチャード・ハースは以前北朝鮮が核兵器開発をしてもそれを管理する道があるとの「北朝鮮の核開発プログラムからの10の教訓」発表。今日でも正論。
2019-12-21 09:141


A1:事実関係1米国防長官、北朝鮮に「勝つ準備できてる」NNN24 2019/12/21 06:17

アメリカのエスパー国防長官は20日、挑発的な姿勢を強める北朝鮮について、「もし必要なら戦い、勝つ準備はできている」と述べ、けん制した。エスパー国防長官「必要とあらば今夜戦い、勝つための高い水準の準備があるという自信がある」エスパー長官は、北朝鮮をけん制したうえで、「政治的解決が最善だ」とも改めて強調。「外交にとどまれることを望んでいる」と述べた。

一方、アメリカの北朝鮮研究機関は、東倉里のミサイル発射基地の最新の衛星写真を公開。エンジン実験台から一度引き離されていた白い覆いが再び実験台に取り付けられるなど、「新たな動きが見られる」としている。ただ、発射台の周りでは、延焼防止のため発射前に伐採されるはずの植物が手つかずになっていることなどから、「衛星発射の兆候は確認できない」としている。

A:北朝鮮提言リチャード・ハース

  国際問題で、世界で最も権威のある研究所は外交問題評議会である。

 現在この評議会会長)リチャード・ハースである。元国務省政策企画局長である。国務省政策企画局長はそれぞれの時代で最も識見のあるとみられる人物がこのポストについている。 彼が、最近、「北朝鮮にどう対応するか「北朝鮮の核開発プログラムからの10の教訓(Ten Lessons from North Korea’s Nuclear Program)」という論評を発表した。私達は少なくともこうした見解が存在することを認識しておかねばならない。

1事実関係「北朝鮮の核開発プログラムからの10の教訓(Ten Lessons from North Korea’s Nuclear Program)、「Project Syndicate 掲載論評」著者リチャード・ハース会長は外交評議会会長、元国務省政策企画局長。

・北朝鮮は核弾道弾を製造し、ミサイル開発を行ってきている。多くの政府は北朝鮮の開発をどう防止するか、開発速度を弱めさせるか、これらの努力が失敗した時にどうすべきか検討してきている。国際社会の努力にもかかわらず、北朝鮮が何故核兵器、ミサイル開発を進めてきたかを理解することが重要だ。

・第一に、 基本的な科学的ノウハウと近代的工業能力を持つ政府は、遅かれ早かれ開発に成功する可能性が高い。該当する技術は広く利用が可能である。

・第二に外部からの支援は抑制することはできるが、閉ざすことは出来ない。利益が生み出せる時にブラック・マーケットはいつでも存在する。特定の国はこうした市場を手助けする。

・第三に経済制裁が達成できることには制約がある。制裁は核兵器開発費用を増加させるが、歴史を見れば特定国がその獲得が十分価値あると判断すれば、その国家は相当額を払う用意がある。

インドの核開発の例を見れば、特定国の開発の現実を受け入れたり、他の目的を追求する際には、この制裁は消滅する。

第四に諸政府は常に国際的視点を最重視するわけではない。中国は核拡散を望まない。だが中国は分断されてた朝鮮半島を望み、北朝鮮がバッファーとして機能することを望んでいる。

米国はパキスタンの核兵器開発に反対であったが、アフガニスタンでのパキスタンの協力を望んだので、行動(制裁)は緩やかだった。

第五に核兵器が使用されて約七五年、依然核兵器は価値あるものとみなされ、それは威信)維新のためではなくて、(核兵器を持つことが自国の安全をとカメルという)安全保障の観点に基づくものである。

 そのような判断をイスラエルが行った。

ウクライナ、リビア、イラクは米の圧力などで核兵器をあきらめたが、結果、攻撃された。北朝鮮はこうした運命を避けてきた。

第六にNPTは不十分である。NPTは自発的協定である。

第七に最近の国連総会での核兵器禁止などの新たな外交努力は目立った効果を持っていない。

 第八に核兵器拡散に反対するという明確な基準はあるが、特定国が核兵器を開発しようとした場合どうするかについての明確な基準はない。

 第九に核拡散に対応する他の手段は時の経過と共に、悪化している。一九九〇年代初め、米国は軍事使用を考えたが、朝鮮戦争を引き起こす可能性から止めとなった。状況は改善されず、使用すべき軍事力はより大きく、成功の見通しはより不透明となった。(注、今日でも対北朝鮮攻撃を行なえば北朝鮮の報復でソウルで多大な死者が出ると想定されている)

 最後に全ての問題が解決されるというものではない。幾つかの問題は管理できるだけである。イランが核兵器をいつの日か開発するので中という問題に結論を出すのは早すぎる。2015年合意はこの危険を遅らせはしたが、排除はしていない。北朝鮮に対しても同様である。こうした危機を管理することは満足できるものではないが、多くの場合それが望みうる最大のものである。

コメント(2)

核廃絶をしようとすれば、まず、現在の核保有国が縮小、破棄を決めなければ、世界は納得しない。
このままでは、どんどん保有国が増える可能性もある。

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