孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】米国社会はグローバリズム進化で格差社会進展。

この中今次大統領選挙は是正できるか正念場。民主党候補者争いバイデンは金融資本の操り。エリザベス・ウォーレンは一般大衆からだけの資金で戦う。この中、バイデンに資金不足現象が発生。金融界ブーテジェッジ支持
2019-10-27 10:042

１０月２５日現在の掛けでの支持、

エリザベス・ウォーレン43.3、　バイデンー24.9　ブーテジェッジ１１．８、サンダース１

１．５、ハリス３．６

A;事実関係ニューヨークタイムズ記事「バイデン、資金集めに深掘りを求め資金繰り正常化を目指す（We’re Asking You to Dig Deep’: Biden Seeks to Steady Finances as Allies Fret）

・ジョー・バイデンの選挙戦は他の候補者と異なり、入金以上を選挙戦に使い、かつ大口金

融支援者の動きを活発化させることもできず、オンライン寄付を増やすこともできないで

いる。

・バイデンのキャンペーン・マネージャーGreg Schultzは今週、極秘メモで、主要バンドラ―達

（bundler束ね役。特に、米大統領選で多額の選挙資金を集める役）にバイデンは資金危機

に陥っており、彼の競争相手に対し戦える状況でないと伝えた。彼は資金提供者たちに、資

金集めに深掘りし、さらなる貢献を求めた。

“・バイデンの手元資金は９００万ドル、他方サンダースは３３７０万ドル、エリザベス・

ウォーレンは２５７０万ドル。かつ他の候補者、ピート・ブーテジェッジ市長やカーマラ・

ハリス上院議員より少ない。

・バイデン・チームは資金危機を避けるため何でもすることを表明、これまでのスーパーPAC反対の方針を止め、無制限の献金への道をつけた（注：アメリカでは企業や団体などが政党や政治家に直接献金を行うことは禁止されているため、政治献金の受け皿となるPACを設立して個人から資金を集め、選挙運動への資金援助などを行ってきた。従来のPACでは個人献金に一人年間5000ドルまでという上限が定められていたが、2010年の最高裁判決で上限なく献金を集めることが可能になり、以後「スーパーPAC」(特別政治行動委員会)と呼ばれるようになった）。

・アイオワでの選挙まで１００日、バイデンは今や圧倒的トップランナーではない。

・バイデンの支持者たちはバイデンが敗れる場合に備え、他候補に保険をかけ始めた。

・バイデンは大口資金集めの者を次のカテゴリーに分けている。

“advocate”― $25,000,a “protector”― $50,000 and “unifier” ―$100,000.

オバマの時には、$50,000以上集めた者は８００人いたが、今バイデンにはその四分の一以下だ。

・明るいニュースはオンライン・献金が増えてきている。

・過去２つの四半期で、バイデンの資金集めは３7歳ピート・ブーテジェッジ市長より低い。金融資本などバイデンの支持層とみられる人々が彼を支持し始めた。
(注：ピート・ブーテジェッジ。インディアナ州サウスベンド市長、ハーバード大学・オックスフォード大学ペンブルックカレッジ出身。2009年から2017年までアメリカ海軍予備役。2014年には7ヶ月間アフガニスタンへ従軍。父はマルタからの移民でノートルダム大学の教授。 2012年に、29歳でサウスベンド市長に就任。同市史上では2番目の若さでの就任で、アメリカで10万人以上の人口を有する市の市長として最年少。。自ら同性愛者であると公表しており、大統領選出馬表明の際には、パートナー（男性）を紹介している。