孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】米国企業、特に金融、ハイテクに対しエリザベス・ウコーレンが切り込むことを懸念。

対立候補に金を回し、ウォーレン攻撃をさせる。一時掛け率でウォーレンは５０％超え。ここ数日急落中42%。当然ウォール・ストリートより資金得てるバイデン支持を強める26%。
2019-10-25 08:374

　現在世論などの動向

１：世論調査　平均10/16 - 10/22
バイデン　ウォーレン　サンダース　ブーテジェッジ　ハリス
27.2　　　　21.8　　　　17.3　　　　7.0　　　　　　　5.3

２：賭け
ウォーレン　バイデン　ブーテジェッジ　サンダース　ハリス
42.4　　　　26.5　　　　　11.5　　　　　　11.4　　　　3.6

３：論文「米国大企業はエリザベス・ウォーレンにびくびく（Corporate America freaks out over Elizabeth Warren）

ウォール・ストリート（金融界）やシリコンバレイ（ハイテク）、そして全米の民主党支持の経営幹部はエリザベス・ウォーレンが民主党の大統領選挙候補選でフロント・ランナーになりつつあるのをパニックで見ている。

彼らは他の候補に金を与えて祈る他、さして手段がない（注、民主党演説会ではほとんどの候補者が激しいエリザベス・ウォーレン攻撃を展開していた）

エリザベス・ウォーレンは草の根で資金集めを行い、大企業の資金を必要としない。彼女は銀行に２６００憶ドル資金を持っている。彼女を直接攻撃することは市民を基盤としている彼女の基盤を強くする。

エリザベス・ウォーレンの勃興を止められないのでないかと広範ないらだちがある。

金融界の人物は「自分の知っている９７％の人々が彼女を恐れている」と述べている。

ウォール・ストリートの金を多大に受けているのはバイデンであり、ピート・ブーテジェッジ（インディアナ州サウスベンド市長）である。

　中道、企業に友好的な民主党員はバイデン、ピート・ブーテジェ、エイミー・クロブシャー上院議員（注、前回の討論会でウォーレンを激しく攻撃）がウォーレンをやっつけ、ビジネス・モデル、そして企業を根本的に変えようとする彼女の大統領を阻止することを期待している。

　こうした人々はトランプ支持にまでいっていないが、それを何人かは考えている。

　米国の企業、富豪を恐れさせているのは彼女は富裕税と課し、ハイテク巨人やウォールストリートの分解を意図している。

彼女の考えを実現するには議会の多数を握らなければならない。しかし彼女は企業監視面では多くのことが出来る。

　阻止の一つはブルームバーグの出馬だ。

　バイデンの支持率下降と第三四半期において彼は手中に９００万ドルしかもっていない

という報道はバイデン以外を探す動きをみせ、その一人がヘッジファンド起業家OrinKramerの支援を得ている.ピート・ブーテジェッジである。

.ピート・ブーテジェッジは銀行に２３００万ドル持っており、財政的にはバイデンより強い。エイミー・クロブシャー上院議員は３７０万ドル持っているに過ぎない。

　中道民主党の望みはウォーレン自身の落ち込みであり、現在すべてに医療保険の財源についてウォーレンは明確でない。

　民主党穏健派は２０２０年大統領選挙でウォーレンを担いで戦うのを怖がっている。

トランプは銀行に８３００万ドル保有している。トランプや共和党はウォーレンを毛沢東的左派と描くであろう。