30日ニューヨーク・タイムズ紙記事「新北朝鮮核ディールは核兵器開発を凍結するも現保有は維持(This North Korea Nuclear Deal Would Halt New Weapons but Initially Keep Arsenal Intact)」 ・トランプ政権は交渉の新しい土台を作るかもしれない。 その概念は核凍結で基本的に現状維持、つまり北朝鮮を核保有国として認めることで、従来トランプ政権高官たちが決して認めないとしてきたもの。 ・このアプローチは核兵器貯蔵を増やさないが、20−60と見込まれている現存核兵器を破棄するものでなく、また、北朝鮮のミサイル能力を制限するものでもない。 ・米側交渉者達は、寧辺核施設破棄と、経済制裁解除を求めるというハノイでの金正恩提案を拡大することを求めるかもしれない。トランプはこの案を、各施設は寧辺以外に拡散しているとするポンピオ、ボルトンの反対で一度は拒否した。 米側チームは、対象地域を寧辺以外にも拡大することを求める。これに付随し査察などの問題が出るが、核兵器開発凍結である。新地域は現在なおウラン燃料を製造しているとみられるカンソン(平壌郊外の千里馬区域)などである。 ・2020年大統領選挙を目指すトランプは北朝鮮との緊張緩和、核実験停止、ミサイル発射停止を外交成果としようとしている。