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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】コルテス米国下院議員(29才、女性、母親はプエルトリコ系)は、今米国政治で旋風。

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ツイッター400万人のフォロアー、グリーン・ニューディール推進、若い層に、知り、組織し、参加しようというメッセージ発出。今や、「一時的、軽量級」の政治家ではない。
2019-06-05 09:136



ペギー・ナシュ(Peggy Nash、カナダ国会議員、女性)の論評「コルテスが来た。如何に彼女が米国の政治を大幅に変えたか、彼女のソーシャル・メディアが大きく関与(Here Comes AOC: How She Is Changing U.S. Politics In Big Ways、Her social media game is a big part of it)」の主要論点

・民主党の最年少下院議員コルテスは無視しえない勢力となったいる。明確で、ストレートな言葉使いで、彼女は人々の真実、彼女自身の経験に根を持つ真実を語っている。



 支持層へのメガワット級の笑顔とウインクと共に、力強さとスタイルを持っている。彼女は民主党予備選で、ジョセフ・クロウリー(下院議員10期、下院議長への候補となる有力者)を破り、二日後自分の使っている口紅の銘柄をツイートしてそれが売り切れた。


AOCとして知られるコルテスはインスタグラムに三百万人、ツイッターで400万人のフォロアーを持っている。


多くの政治家と異なり、彼女は現代の言葉で、特に彼女の世代に語り掛けている。彼女は


足がしっかりと地に着き、親しみを感じさせる。コルテスを一時の寵児とするのは間違いである。彼女は軽量級ではない。彼女のソーシャル・メディアの利用は、事実と信憑性に基づいている。彼女のメッセージは行動することにある。それはトランプが提示するものの対抗である。


 米国は性的攻撃と人種差別を自慢する人物を大統領に選んだ。かつ右派政党が欧州で台頭し、米国では格差が広がった。人々は怒っている。


 トランプ就任の日のワシントンでの女性行進は一日限定の行進としては歴史上最大だった。トランプの移民、難民攻撃が出た。議会証人喚問でAnita Hill攻撃があった。


 米国民の怒りは様々な生き方の人々を中間選挙立候補に向かわせた。多くは敗れたが何人かは勝利した。敗れた者も健闘した。戦う人々がいる。


 最も重要なことは、彼女はグリーン・ニューディール(自然エネルギーや地球温暖化対策に公共投資することで、新たな雇用や経済成長を生み出そうとする政策。 第44代アメリカ大統領、バラク・オバマが打ち出した。 環境と経済の問題を同時に解決する手法として注目を浴びている)で米国を再構築する大胆な提言でワシントンを揺さぶっている。更に富裕層への高額課税で米国の経済パイの再バランスを提言している。彼女は学費無料、一律健康保険、十分な賃金に基づく職の保証などを提言している。彼女の視点は左派よりであるが、現在民主党で大統領に立候補をしようとする者は彼女のプランを支持している。


彼女の大胆な提言とスタイルは共和党の反対者を怒らせている。彼らは、コルテスの社会主義的主張は穏健派の票を失わせると議論している。同時に、コルテスは党派を超えて米国民の不安な気持ちに入りこむかもしれない。





 明確なことがある。米国民の世代、特に若い層に、知らされ、組織され、参加しようというメッセージを植え付けた。米国の若い女性はパークランド高校(狙撃事件のあった高校)生徒からミー・トゥ運動まで活動的になっている。


 カナダにおいても同様の現象が起こっている。


 旧式の政治家に対して、コルテス支持者は「ステップ・アップか脇へ行くか」と迫っている。彼女は吸血鬼でもないし、軍を持っている訳でない、矢筒を持っている訳でない。しかし、彼女はBuffy, Okoye and Katniss.を一緒にしたようなヒーローとして、変化を求める若い米国人を鼓舞している。

コメント(3)

コルテスの政策には、全く賛成だ。

新自由主義というのは、「中間層」を搾取するものでしかない。
しかし、人々はそのことに全く気付いて来なかった。
中間層をやせ細らせることにより、その分の財産が社会全体に放出された。
そして、社会全体の経済は活性化した。
中間層の財産を使って「景気対策」を打っていたのと同じだ。

しかし、それももう、限界に来ている。
4,50年ほど前はGMやボーイングなどの工員レベルでも、広い庭付き一戸建て住宅を楽に買えたそうだ。
働くのも夫だけで済んだ。
それが、今や、夫婦共働きでもそういうリッチな生活などできなくなって来ている。
世界中に席巻した新自由主義の中で、特に、アメリカ社会での中間層の落ち込み方が激しいのは誰もが知るところだ。
中間層にとっては、これ以上、社会のために自分たちの財産を削って提出することはできないだろう。
新自由主義は限界に来ているとしか思えない。

だから、コルテスやサンダースなどが米国において支持されるようになっているのだろう。
日本や西欧の「革新勢力」と呼ばれた者たちの多くが、「新自由主義に賛成」などと立場の転換を行っていたが、そういう愚か者たちにはアメリカの動向を今一度見つめて考え直して欲しいものだ。
コルテスの政策には全く賛成だが、一つだけ不安な点があるとすれば、企業と徹底的に敵対的になり全く協調や保護を行わないとかつての英国のように米国経済全体が沈んでしまうから、その点は注意が必要だと思う。
>>[2]

まったく同感です。
最後の、注意点なんですが、かっての成長期のアメリカは、産業別職種別労働組合が力があり、ストを打つほど、労使関係が対立的でしたが、資本主義の本家はびくともしませんでした。
健全な、対立的な労使関係がないと、経済は発展しませんし、格差は一方的に資本側有利に拡大します。
日本も、アメリカも同じで、どちらも、資本側、大企業側の政府か続いていますが、たまには、労働側にたった政府ができないと、健全な資本主義は育たないと思っています。サンダースやニコルスにがんばってもらいたいです。

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