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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】2019-06-03 09:371

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ドイツ政情、緑の党が支持率首位 二大政党の退潮止まらず(日経新聞)「緑の党の支持率27%、メルケル首相CDU・CSUは26%、社会民主党(SPD)は12%、極右、ドイツのための選択肢(AfD)は11%。緑の党、脱原発・風力発電の推進、環境政策推進。


A−1:事実関係1ドイツ、緑の党が支持率首位 二大政党の退潮止まらず(日経新聞)

欧州議会選挙で躍進したドイツの環境政党「緑の党」が1日公表の世論調査で初めて支持率トップになった。メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)、国政第2党のドイツ社会民主党(SPD)は支持率を落とし、退潮に歯止めがかからなくなっている。二大政党を与党とするメルケル政権の先行き不透明感もにわかに強まってきた。

 調査機関のフォルザが実施した世論調査では、緑の党の支持率が前の週に比べて9ポイント高い27%となり、2ポイント落としたCDU・CSUの26%をわずかに上回った。SPDは5ポイント低下の12%にとどまった。極右、ドイツのための選択肢(AfD)が2ポイント低下の11%ですぐ後ろに迫っている。

緑の党は5月26日投開票の欧州議会選挙で、20.5%の票を集めて第2党に躍り出たばかりだ。温暖化ガスの排出抑制などへの関心が高まるなか、若者を中心に幅広い支持を集めている。

 緑の党は二大政党に失望した有権者の受け皿にもなっている。欧州議会選では、大連立政権に参加して大胆な政策を打ち出しにくくなった中道左派、SPDの支持層から大量の票が流れ込んだ。

 さらに、中道右派のCDUは2018年12月にメルケル首相からクランプカレンバウアー氏に党首を交代した。新党首は保守派の支持をつなぎ止めるために移民政策などで右寄りの姿勢を強めており、メルケル首相の中道路線を支持していた有権者の一部が緑の党に流れている。

 欧州議会選挙での大敗をきっかけに、SPDではナーレス党首の責任論が浮上し、CDU・CSUでもクランプカレンバウアー氏の将来の首相としての資質を疑う声が強まっている。二大政党の退潮が止まらなければ、両党で大連立の維持に懐疑的な声が高まり、メルケル政権の基盤を揺さぶりかねない。

B:参考

(1)ウィキペディア:同盟90/緑の党は、ドイツの環境政党。1998年から2005年まではドイツ社会民主党と連立政権を組み、脱原発・風力発電の推進・二酸化炭素の削減など環境政策を進展させた。

 1983年に連邦議会で初めて議席を獲得。世界の多くの緑の党の中で最も古く、最も議会政治的に成功している。

 福島第一原子力発電所事故の影響で高まった反原発への世論の高まりもあり原発政策が争点となった2011年のバーデン・ヴュルテンベルク州(ドイツの原子力発電所17基中4基がある)の州議会議員選挙で24.2%の得票を獲得し、CDU政権が58年間続いた同州の首相にクレッチュマンが就任した。CDUが敗北した選挙の結果について、CDU党首のメルケル首相は「福島原発の大事故を巡る議論が敗因となったのは明らかだ」と述べた。緑の党が州首相の地位を得るのは、これが初めてとなる。 

・2014年選挙 2014年5月得票%10.7 、議席数11

(参考2)politico「Germany’s new Green divide」

左派では長く、ドイツ社会民主党(SPD、- 19世紀からの伝統を持つ中道左派の社会民主主義政党)が支配。貧困、低熟練工が主体。ドイツの社会変化により、この層が縮小。教育を得た都市居住層が増大。社会の変化によって右派が台頭。これに対抗する形で、

緑の党が勢力を伸ばす。

 2018年11月の全国世論調査で緑の党が社会民主党を抜く。社会民主党のスローガン、教育、保健、生活水中の向上などが社会の中で実現されていく。こうした中でかつての主張点の魅力を喪失。党はSchröderの指導の下、中道に移行する。同様の現象はTony Blair指導の下の英国労働党と同様。市場に敵対的でなく、福祉削減。2008年からの経済後退の中で労働者保護の方向に動かなかった。2013年からメルケルのCDUと連立。支持者の離れ。

 既存政党への不満は二方向へ。一つはドイツのための選択肢(AfD) - ユーロ圏離脱を掲げ、2013年に結成した。2017年の連邦議会選挙で議席を獲得。極右とも呼ばれる。今一つが緑の党。他方、左派側は連立を組む社会民主党に支持者の三分の一が不満。コスモポリタン対共同体主義(コミュニタリアニズム)、開放対閉鎖、リベラル対権威主義(“Do I see myself as a winner or loser of modernization? How do I see migration? Do I see it as a necessity to let in those seeking protection or work, do I accept a heterogeneous society? Or do I want societies to remain rather homogeneous and closed off? These are the new questions,” says Münch of the Academy for Political Education. “This conflict runs right through society, and not only in Germany.”)

 右派が台頭。

 左派は模索中。

C:新しい動き

ドイツ連立与党の一角、中道左派・社民党のナーレス党首は2日、党首と議会会派代表を辞任明らかに。先月の欧州議会選と地方選での大敗を受けた事実上の引責辞任。後任選びでは、メルケル首相が所属する中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立継続の是非が焦点となる可能性もあり、政権に暗雲。

コメント(3)

フクイチの事故、外交の失敗、経済政策の誤り、モリカケ問題の疑惑、、、などありながら、支持率60%の
安倍政権、ドイツと日本では、ずいぶん違いますね。
有権者の自覚と意識の違いでしょうか?
>>[1]

私見ですが、マスコミの権力による統制コントロールが決定的に異なると思うのです。

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