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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】米国誌『フォーリン・ポリシー』「2019年見るべき10の紛争」で米中関係を指摘

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天安門広場事件以来最低レベル、今後も悪化。2018年国家防衛戦略は長年テロリズムがトップ、今回は中国、ロシアを主要競争者として国家間戦略的競争を主 懸念に位置づけ
2019-01-01 10:187


 米国誌『フォーリン・ポリシー』は12月28日webで「2019年見るべき10の紛争(10 Conflicts to Watch in 2019
)を掲載した。筆者はRobert Malley。president of the International Crisis Group。

 この紛争地域には1. イエーメン、2. アフガニスタン、3.米中間緊張、4.サウジ、米国、イラン、イスラエル、5シリア、6.ナイジェリア、7.南スー
ダン、8.カメルーン、9.ウクライナ、10.ヴェネズエラとしている。米中関係を除いて、ここ数年世界の紛争地域と指摘されてきた中に、米中間緊張が入るだけで
も大きな変化である。

 主要論点次の通り。

・米中間の行き詰まりは貿易戦争が如何に厳しいものになったとしても、死活的紛争deadly conflictではない。しかし、両国間の表現は次第に敵対
的になっている。関係は30年前の天安門広場事件以来最低レベルとなっているが、今後も悪化しよう。そしてここに列挙したどの危機よりも深刻な地政学的結末をもた
らす。

 深刻に分裂したワシントンで、両党間の合意をもたらしているのは中国は敵対国で米国は戦略的競争に深く結びつけられているということである。

 多くの政策立案者たちは北京はWTOに加盟したり海洋法条約に署名したりしているが、かかる機関や規則を自分の利益に利用し、精神に反する行動を行っている
と考えている。

習近平は指導者としての限られた時間の中での中国軍事力の急速な拡大、党支配の拡大はワシントンの多くの者に彼の指導の下に中国は危険な変化を行っているとみら
れている。

米国政府の2018年国家防衛戦略(. 2018 National Defense Strategy )は長年テロリズムがトップとして位置づけられてきた
のであるが、中国、ロシアを主要競争者として国家間戦略的競争を主たる懸念とした。

・現実には、中国は国際秩序に根本的に挑戦しようという短期的願望は持っていないし、トランプ政権が同盟や信頼に多大な被害を与えない限り、ワシントンの国際的
影響力に匹敵するものでもない。しかし北京は国際機関、彼らの地域において圧力を行使しるのにより積極的である。アジアにおいては中国は自己の勢力圏とみなし、近
隣国を主権国とみなすが、差別的に扱う。米国政策当事者はこれを同盟及び利益に反するものとみなす。

 米中間緊張の高まりはアジア、およびそれを超えての紛争を意味する。中国は北朝鮮へのより強固な制裁に参加しないであろう。アフガンでも同様だ。

・直接的紛争の可能性は薄い。しかし南シナ海は発火点だ。

・米中は貿易で何らかの合意に達するかもしれない。しかしいかなる休止も一時的だ。双方の指導者達は地政学的、経済的衝突は破断点(point of
rupture)に来ているとみなしている。

コメント(2)

中国は、73年前に日本が戦争をしてアメリカに破れ、また30年前、冷戦だが、ソ連が崩壊した歴史を
よく研究している。
その轍を踏まない、世界制覇、世界覇権を狙っているのだろう。
アメリカは、独裁体制、人権無視、国家資本主義などと、非難を強めるが、世界の資本主義は、ユダヤ資本の手にあるから、中国経済は簡単にはつぶれない、いや、むしろ、米ロ対立、あたらしい冷戦を狙っているかもしれない。
>>[1]

見事な分析に全面的に共感をもちました。

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