ジャマル・カショギ氏は三大紙でリベラル的傾向を持つAl Watan,の元編集長。保守派の反対をうけ、2017年秋サウジを脱出。以降、米国ワシントン・ポストにコラム記事を寄稿。サウジ体制、特にサウジ皇太子サルマンを批判。 WPは米国情報筋は、別件であるが「サウジ皇太子サルマンがカショギ氏をサウジにおびき寄せ拘束命令を入手と報道(Saudi crown prince ordered operation to lure, detain Post contributor)
更にWPは「トルコは米国側にテープ、ビデオがカショギ氏殺害を証明すると伝達(Turks tell U.S. officials that audio and video prove Khashoggi was killed)」と報道。 この中で、関係者は、録音で、カショギ氏が訊問され、拷問され、殺されたことを示している、ただしサウジ領事館を盗聴していたことになるので、トルコ側は盗聴の公表に慎重であると述べている。
サウジ皇太子は改革者とみなされ、トランプ大統領の娘婿クシュナーのパートナーである。 ここで言われる改革派とは米国価値観の遂行を意味し、サルマンはイエーメン軍事作戦主導。対イラン強硬。国内政敵追放、 WPはトランプ大統領はジャーナリストの行方不明によって、サウジへの武器輸出を削減は受け入れられない(Trump says curbing arms sales to Saudi Arabia in response to missing journalist is ‘not acceptable’)と報道。 トランプは最初の海外旅行でサウジを訪問し1100億ドル($110 billion)の対サウジ武器輸出を発表した。ただしこの数字の実現性には疑問の声。