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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏のご紹介】 essage body アルマ・アタ宣言 40周年記念イベント in SAKU

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【色平哲郎氏のご紹介】
essage body
アルマ・アタ宣言 40周年記念イベント in SAKU

よろしければ、以下ご高覧くださいますよう

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佐久総合病院 地域医療部 医師
http://irohira.web.fc2.com/01IroCover.htm
色平哲郎 いろひらてつろう
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アルマ・アタ宣言 40周年記念イベント in SAKU

2018年11月3日(土・祝) 1300から1800、開場1200
JA長野厚生連佐久総合病院(本院)農村保健教育ホール 佐久市臼田197
事前参加登録不要 定員400名 参加費1000円 高校生以下無料

第1部 講演 中村安秀 日本WHO協会理事長
       武見敬三 参議院議員
       戸田隆夫 JICA上級審議役
       本田徹  SHARE代表理事
       長純一  石巻市立病院開成仮診療所所長

第2部 パネルディスカション 1600から
テーマ 「佐久総合病院のPHCの過去、現在、未来」

司会    スマナ・バルア 前WHO医務官
      伊澤敏     佐久総合病院統括院長

パネリスト 菊地智子    元保健師 
      旧八千穂村衛生指導員
      佐久地域保健福祉大学同窓会
      佐久総合病院乳がん患者会「わたげ会」
      由井和也    佐久総合病院劇団部
      蓮見純平    第68・69回佐久総合病院病院祭実行委員長
指定発言  町田宗仁    元佐久保健福祉事務所所長

懇親会 1800から2000 定員120名 参加自由 会費制 2000円
懇親会参加希望のの方は、当日、受付時にお申し出ください

お問い合わせ 佐久総合病院本院秘書課 電話 0267 82 3131
       <globalhealth@saku.or.jp>

主催 JA長野厚生連佐久総合病院国際保健委員会・JA長野厚生連佐久総合病院
共催 JA長野厚生連佐久総合病院健康管理部
後援 日本国際保健医療学会 日本WHO協会 日本プライマリ・ケア連合学会

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148 住民とのコミュニケーションに欠かせないもの
付 ◎アルマ・アタ宣言 40周年記念イベント in SAKU

日経メディカル 2018年9月28日 色平哲郎

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/irohira/201809/557936.html

前回の当コラムで、公衆衛生を主体的に担おうとしている若い世代の医療者が「プライ
マリヘルスケア」(PHC)を歴史的に学ぼうとする姿勢について触れた。背景には高度
に細分化された医療技術だけでは人びとの健康を保ち得ない現実があり、経済力や周囲
の仲間とのつながり、生活習慣といった健康の社会的決定要因(SDH)の大切さを見直
そうとする機運が高まっていることに言及した。

ここでもう一歩、PHCの実践活動に踏み込んでみたい。1978年の国際会議で採択された
アルマアタ宣言では、PHCについて「すべての人にとって健康を、基本的人権として認
め、その達成の過程において、住民の主体的な参加や自己決定権を保証する理念であり
、方法・アプローチでもある」と定義づけている。

キーワードは「住民の主体的な参加や自己決定権」である。ふだん大病院にいて、目の
前の患者さんを次から次へと診察しなくてはならない勤務医にはピンとこないかもしれ
ないが、住民参加こそPHCの核心といえるだろう。

そもそも病院や診療所が存在している限り、立地している地域とかけ離れた医療は成り
立たないはずであり、わざわざ「地域医療」と呼ぶのは変な話なのだ。

逆にいえば、地域医療と呼ばなければならないほど、日本医療は長く地域を等閑視して
きた。PHCへの関心の高まりは、そうした状況からの揺り戻しの動きといえそうだ。


「農民とともに」の真意

地域に根づいた医療を展開するには、そこで暮らす住民のニーズを掘り起こし、対応し
なくてはならない。そのためには医療情報の少ない住民と医療者とが平らな関係でコミ
ュニケーションを図り、言語化されにくいニーズをつかむ必要がある。ここに住民参加
の意義がある。

佐久総合病院の名誉総長、故若月俊一医師は、PHCの概念確立のはるか前から、「農民
とともに」のスローガンを掲げて医療を実践していたが、その真意を次のように述べて
いる。


 「私たち技術者と農民とは、まったく対等でなければ駄目ですね。私たちは、かつて
は『フォア・ファーマーズ』(for farmers/農民のために)というスローガンでやって
きました。昭和20年代前半です。しかし、昭和20年代後半になって、それではまずいと
いうことに気がついて、『トゥゲザー・ウィズ・ファーマーズ』(together with farm
ers/農民とともに)というスローガンに変えたんです。『フォア』といえば、『上から
与えてやる』姿勢があるじゃないかという自己批判からです。つまり、問題は、私たち
技術者が農民よりも一段高いところにいて、『遅れた』農民の啓蒙指導をしてやろうと
いう気持ちですね。それは医学技術だけについては、そう言えるかもしれません。でも
、人間全体としては、農民のほうが、いろいろな社会的苦労をしている。医者が思い上
がって、農民を『指導』してやろうという気持ちが強かったら、ほんとうの農村医療の
『運動』はできないと思うんです」
(若月俊一『若月俊一著作集第7巻』42ページ、労働旬報社)

言葉は平易だが、今風にいえば「上から目線を捨てろ」と言い切っている。医師の覚悟
の問題だ。そして、若月先生は、農民との対話には、理屈だけではなく、「センチメン
タル・ヒューマニズム」が大切だと説く。例えば、環境学者・宇井純氏らとの共著で、
農薬の害についてこう語っている。


 「農家の父ちゃんや母ちゃんにも、農薬の害について『われわれ医者は、あんたたち
の体に悪いものは悪いってことをやっぱり言わないわけにはいかないんだ。これは別に
、イデオロギーとか思想なんかではないんだ。医学の使命みたいなもんだ。あんたたち
が作ったものが国民の害になるんじゃまずいじゃないか。そりゃあんた方が命懸けでや
っている気持ちはよくわかるけれど、しかし、あんた方が命懸けで農業をやること自身
だって問題がありゃしないか』。この辺の説明はどうしてもセンチメンタルにならざる
をえない」
(『続・現代科学と公害』115ページ、勁草書房)

若月先生は、太平洋戦争に敗れた日本が廃墟から立ち上がる過程で、「農民とともに」
と掲げ、地域に根づいた医療を築き上げた。時代は変わっても、ロゴス(理性)とセン
チメンタル・ヒューマニズム、この両者が住民との対話に不可欠であろうことはいうま
でもなさそうだ。


〜著者からのお知らせ〜
 「アルマアタ宣言」から40年を迎えたことを記念し、佐久総合病院で下記のイベント
を開催します。皆さまのご参加をお待ちしております。

◎アルマ・アタ宣言 40周年記念イベント in SAKU
【内容】
第1部 講演 
中村安秀(日本WHO協会理事長)
武見敬三(参議院議員)
戸田隆夫 (JICA上級審議役)
本田徹(SHARE代表理事)
長純一(石巻市立病院開成仮診療所所長)

第2部 パネルディスカション
「佐久総合病院のPHCの過去、現在、未来」

【日時】2018年11月3日(土・祝) 
 13:00〜18:00(事前参加登録は不要)
【場所】JA長野厚生連佐久総合病院(医療センターではなく、本院) 
 長野県佐久市臼田197
【参加費】参加費1000円(高校生以下無料)
 懇親会2000円(18:00〜、当日申込)
【問い合わせ】佐久総合病院本院秘書課 電話0267-82-3131

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