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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの孫崎亨2018-05-26ボルトン先ず発言し、トランプこれを否定。だが、ペンス副大統領が「もし金正恩ディールしないならリビアの様に終わる」とトランプ発言を否定

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【孫崎享のつぶやき】
2018-05-26
《トランプの米朝首脳会談中止に、強い右派圧力。米国がリビア方式を採用への言及は対話しないとほぼ同意義。ボルトン先ず発言し、トランプこれを否定。だが、ペンス副大統領が「もし金正恩ディールしないならリビアの様に終わる」とトランプ発言を否定》


 
 現在、トランプは、あたかもすべてを決定できるように振舞っている。しかし、北朝鮮問題では、トランプの意向と違う力が働いている。先ず、首脳会談の前に基本方針が設定された。
 ・完全、不可逆、査察可能の非核化
 ・長期交渉はしない

 そしてリビア方式で揺さぶった。
 リビア方式は一般的には「リビアが核兵器開発しないという合意をした。その数年後攻撃され、カダフィは殺されたというもので、核兵器保有をしないと米国が何をするか判らない」という形で使われる。その「リビア方式」が米側の基本姿勢であるというのは、交渉しないというに等しい。
 先ずボルトン安全保障補佐官が言った。
 しかし、トランプはすぐこれを否定した。
 しかし、ペンス副大統領が再度リビア方式に言及し、北朝鮮は、もし金正恩がディールしないなら、リビアの様に終わるだろう(Pence: North Korea will end like Libya only if 'Kim Jong Un doesn't make a deal')CNN5月22日と述べた。
 北朝鮮との和解を望まない勢力がトランプ大統領を抑え込んだとみていい。


1:ボルトンのリビア方式主張
(1)ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は4月29日、FOXニュースなどの報道番組に出演し、トランプ政権が目指す北朝鮮の核放棄の具体的方策について、リビアのカダフィ政権(当時)が核開発計画を放棄する際に実施した「リビア方式」を「念頭に置いている」と述べた。
 「リビア方式」とは、2003年にカダフィ政権が非核化を宣言したのを受け、同国内の査察と核関連設備の全面接収で核計画の完全放棄が確認された後に制裁解除と経済支援を行った一連のプロセス。
 ボルトン氏は、北朝鮮が核放棄のための具体的行動をとるまでは圧力を緩めないとした上で、北朝鮮がまず、1992年に発効した「南北非核化共同宣言」で表明した、核兵器の製造や保有、使用の禁止、ウラン濃縮施設などの放棄を「交渉の出発点とすべきだ」と語った。
 また、先の南北首脳による板門店宣言でうたわれた「朝鮮半島の非核化」について、「北朝鮮と韓国の非核化を意味するものだ」と述べ、朝鮮半島での米軍の行動を縛るものではないとの認識を明らかにした。


2:トランプ:北の非核化に「リビア方式」は求めない──ボルトンと矛盾
ニューズウィーク日本版 / 2018年5月18日

ドナルド・トランプ米大統領は5月17日、北朝鮮の核開発問題に関してジョン・ボルトン大統領補佐官が北朝鮮に求めてきた「リビア方式」の非核化を公式に否定した。「リビア方式」とは、核開発に関わるすべてを放棄・廃棄した後に制裁を解除する方式だ。
リビアは2000年代初頭に核兵器の開発を進めていたが、その後2003年に開発計画の完全放棄に合意した。4月に大統領補佐官に就任したボルトンは、外交タカ派として知られ、最近のテレビ番組のインタビューで「リビア方式」が北朝鮮を非核化する上でも有効だと語っていた。
しかしこのボルトンの発言が、6月にシンガポールで開催予定の米朝首脳会談でトランプと非核化の具体的な方法について話し合うはずだった金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を動揺させたようだ。

「金正恩体制は安泰」

リビアの核開発を放棄した当時の最高指導者ムアマル・カダフィ大佐は、約8年後に親米の武装勢力によって拘束、殺害された。
カダフィの二の舞を恐れる金正恩は態度を硬化させ、トランプとの会談中止もほのめかした。中国の王毅(ワン・イ―)外相はトランプに対して自重を促し、米朝首脳会談の実現に向けて努力するよう求めた。

17日の発言を見るとトランプは、歴史的な米朝首脳会談に向けて、金正恩体制は安泰、と北朝鮮を安心させた方が良い、というアドバイスを受け入れたようだ。
「北朝鮮に『リビア方式』を適用することは全く考えていない。リビアでは国家が破壊された。カダフィ大佐の権力を維持するという保証もなかった。『リビア方式』は(北朝鮮とは)全く異なった取引だ。北朝鮮の場合は、体制は変わらないし、北朝鮮はとても豊かになるだろう」と、トランプは語った。
リビアの場合、アメリカはカダフィ大佐に対して体制保証や軍事的、経済的支援を約束していないことから、米朝関係と米リビア関係は違うと、トランプは主張した。
この発言は、明らかにアメリカが、北朝鮮の非核化と引き換えに経済支援を約束する意思があることを示唆している。トランプはまた、北朝鮮が韓国と同様の経済発展の道を歩むことができるだろうとも述べた。

一方でトランプは、米朝間で非核化の合意に至らなければリビアと同様、北朝鮮も破壊できると警告した。これもボルトンが「リビア方式」を唱える中で言及していることで、トランプはボルトン発言の別の側面を強調したことになる。
さらにトランプはこう言った。「しかし(米朝が)合意すれば、金正恩は、とてもとても幸せになるだろう」


3:「ペンス副大統領:21日北朝鮮に非核化の意思ないと判断した場合、トランプ政権は6月12日に開催予定の米朝首脳会談を取りやめると明言。

ペンス副大統領「ペンス:北朝鮮は、もし金正恩がディールしないなら、リビアの様に終わるだろう(Pence: North Korea will end like Libya only if 'Kim Jong Un doesn't make a deal')CNN 5月22日
「 米国副大統領ペンスは北朝鮮は、もし金正恩がディールしないなら、リビアの様に終わるだろうと警告した。」
マイク・ペンス米副大統領は21日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に対し、ドナルド・トランプ米大統領を「手玉に取る」のはやめておくべきだと警告した。金委員長とトランプ大統領は来月12日にシンガポールで首脳会談を開く予定となっている。
ペンス副大統領は21日に放送された米フォックス・ニュースとのインタビューで、トランプ大統領を手玉に取るような行動は、「大きな過ち」になると語り、トランプ氏が会談の席を途中で立つ可能性は「間違いなく」あると述べた。(BBC)


4:トランプ氏、米朝会談中止を通告=挑発行為には警告−北朝鮮は対話継続求める
トランプ米大統領は24日、シンガポールで6月12日に予定していた米朝首脳会談の中止を北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に公開書簡で一方的に通告した。

コメント(1)

アメリカ内部の、軍産との関係で、ややこしいですが、ともかく、シンガポールサミットはやるでしょう。

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